2011年7月22日金曜日

7/21付 朝日新聞に「フクシマを奏でる」が掲載されました

昨日、7/21(木)付の朝日新聞 朝刊武蔵野版に
ライブ「フクシマを奏でる」の記事が掲載されました。
いつも思うのですが、新聞記者はやはりすごいですねぇ〜。
短い文章の中にちゃ〜〜んと紹介したい要素が盛り込まれてる!
そして、新聞見たよという方からのお電話やメールが朝から
早速かかってきました!

本番の構成をつめているところですが
今回朗読しようと思っている和合亮一さんの『詩の邂逅』は本当にいい本です。
ドキュメンタリー的なところがすごく面白い。
いやいや、なんだかとても楽しみです。
面白くなると思います。

若干残席あります。ご予約はお早めにどうぞ。

あぁ!明日は早起きで出発なのだ〜寝なくては〜〜。





2011年7月21日木曜日

「ミツバチの羽音と地球の回転」は素晴らしい

7/1に吉祥寺、武蔵野公会堂で上映された「ミツバチの羽音と地球の回転」という鎌仲ひとみ監督のドキュメンタリーは本当に素晴らしい映画だった。
山口県上関原発建設に反対し続けている祝島の住民達。
高齢者ばかりになってしまった島だけれど
原発に反対するエネルギーはすごい。漁業、農業のおじいちゃんおばあちゃん達がしっかり勉強して堂々と建設推進派と渡り合っている。生きるための生活そのものの問題だから。
毎週月曜の朝にやっている反原発のデモがもう1100回を超えたという。

埋め立て用の浮標を阻止する漁師達に向かって、中電がメガホンでいった言葉が忘れられない、「海を絶対に絶対に汚しません。自然を破壊しません!」

嘘っぱちだ。

何という虚しい言葉。

二度と戻せないくらい福島の海を汚してるじゃないか。

また、こうも言った。「あなたたちは年寄りばかりになっていいのですか?第一次産業で食べていけると思っているのですか?」

それに対して漁師のおじいさん達が言った言葉が見事。
「年寄りの何が悪いんだ?余計なお世話だ。」「俺たちゃあ、農業と行行で食ってってるんだ、失礼なことを言うな!」
「もっともっと、ふか〜〜〜〜く勉強してきて俺たちを納得させてみろ!」
勇気と元気をもらいました。
みんな、祝島の後に続け!

よっし。いらないよ。もう原発は。

各地で自主上映されています。ぜひお近くでやっていたら見て下さい。

なんてことのない日常の生活を壊すようなことがあってはならないと
痛切に感じます。

三春町 法蔵寺 蓮まつり


6月に福島ゴーイングホームツアー2でお邪魔した、三春町の法蔵寺さんの境内には100種の蓮の花があり、毎年この時期には見事な花を咲かせるそうです。今週末の24日には「蓮まつり 観蓮会」が午前6時から催されます。法蔵寺HPには昨年の様子も出ています。……と思ってブログを拝見していたら、私達のコンサートの様子がアップされてました。(今頃見つけてごめんなさい〜〜)。ああ、もうひと月経ったのですねえ、、、昨日のことのように思い出します。とても素敵な時間でした。ぜひご覧下さい。三春町の皆様ありがとうございました!!今度のツアーで蓮まつりに立ち寄れるといいのですが〜〜。

法蔵寺ブログ
http://houzouji.com/blog/index.php?e=277

2011年7月18日月曜日

和合亮一『詩の邂逅』を朗読します。

昨日、吉祥寺で和合さんご本人の朗読会があり、聴きに行きました。作家ご本人の朗読は、静かな衝動に満ちていて非常に迫力を感じましたね。

先々週、座・高円寺でのアフタートークがとても面白くて、和合さんとじっくりお話をしたいと思っていたのですが、幸い昨夜は地元でもあり、念願かなってみんなで旨い店にお連れしていろいろな話ができてとても充実した時間でした。二次会ではこれからのこと、詩の礫を書いたときのこと、生きること、沢山話しました。また、吉祥寺に来て下さいね、和合さん。

そんななかで「詩の邂逅」がとても面白いと思い、来週のライブで何を読もうかと思って考えあぐねていたけれど、これ、読んでみようと思いました。

ぜひ皆さん聞きにいらして下さい。

2011年7月14日木曜日

ライブまであと二週間!

うちのスピーカーがちゃちいせいもあると思いますが
やっぱり音楽はライブで聴くとサイコー!です。
空気で体で音を感じるんですよね。


会場の光専寺は350年の歴史あるお寺です。一歩足を踏み入れると都会とは思えない静けさに包まれます。そして、音の響きがすごくいいんですよ。本堂に座るだけで心が落ち着いて癒されるような感じがします。足が痛くないように、ちゃんと椅子席です。(座布団もあります。)熱中症にならないよう適宜冷房ありです。安心してお越し下さい。


この2人、カート&ブルースはすっばらしいです!!!2006年に結成以来、福島、岩手を中心にライブ活動を続け、地元の方々に長い間支えられてきたカート&ブルース。本格的な邦楽の古典からジャズ、ポップスまでカート&ブルースの音楽は自由自在で心地よく、2人が福島でインスピレーションを受けて作ったオリジナル曲は、まさに目の前に美しい福島の森や山や川が浮かんできます。演奏の合間のウィットに富んだトークも楽しいハートフル!震災後、2人は恩返しの気持ちを込めて福島各地でボランティアコンサートを行っています。私、金子あいも6月と7月には歌で参加して来ました。そのご報告も。今回もお客様参加のトークで、それぞれのフクシマへの思いを語ります。 


あまり尺八も箏も仕事以外でじっくり聴く機会がなかったんですが、この2人ほんとにアメリカ人かなあと思うこともしばしば。人種、国籍を超えて、2人は日本文化の本質を体得しているんだと思います。


お二人はそれぞれ精力的に演奏活動をされていますが、是非、吉祥寺にお越しの皆様にもご紹介したい、というわけで今回のゲストに決定〜!
ぜひぜひ楽しみにしていて下さい。


3人で回った福島ツアーもあったかくて楽しかったなあ。


皮肉にも震災がなければ、こうして一緒に演奏していなかったかもしれません。
ざらざらした中に一粒の光る石を見つけたような、そんな気持ちです。
私も心を込めて歌います。


毎日、Twitterやらネットやらと首っ引きで、心の落ち着く日がくるのだろうか、、、この国が嘘ばっかりついてごまかすものだから、もう、何もだれも信用できないじゃん!といささか疲弊ぎみ、ああ、でもこれが敵の思うつぼかも、疲れて思考停止、ぼーっとしているところで意のままに、、、というあなた。
だからこそ、音楽を聴いてほんのひとときでも心を休めていただけたら何よりの喜びです。


どうぞ、皆様お誘い合わせの上お気軽にお越し下さいませ。
心よりお待ちしております。




★2011.7.26(火)19:00〜
福島と共に生きるライブイベント
「フクシマを思う2〜フクシマを奏でる〜」
会場:吉祥寺光専寺本堂
料金:2000円(全席自由)
出演:カート&ブルース(箏・尺八)
金子あい(歌・トーク)

お問合せ:090-2474-7911(鎌内)
ご予約:liveticket@parkcity.ne.jp
Fax.0422-55-7351




















2011年7月7日木曜日

福島ツアー〜近況報告

今日は少しましですが
暑い日々が続いていますね。みなさまいかがおすごしですか?

我が家は私がクーラー嫌いなのでもう数年来、夏に冷房を使っていません。
熱帯夜の数日のみ1時間ほどつかっていた、そんな感じでした。
ちょい自慢ですが、みんなからは変態だと思われていたと思います(笑)。
だから、東電さんに言いますが、これ以上の削減は無理っす。

いままではうきうきと趣味で節電していたのですが
今年はなんだかなあ〜、どんどんやる気がさがるんですけど〜〜〜
だって、事故起こして、節電迫って、計画停電して、ふたを開けたら、電気足りてるのに足りないキャンペーンだとかなんだとか、15%削減しなかった企業はその都度罰金なんでしょ?節電したら一般消費者には家電製品のプレゼント。。。。なんだかなあ〜〜〜な〜んか変だよ。

と、そんな話はおいといて。
先月、私はカート&ブルース福島ゴーイングホームツアー2で福島に行ってまいりました。
避難所にお邪魔し、お寺やホールでもコンサートし、肌で福島を感じてきました。
早々にご報告を、と思ったのですが、、、。
どうしても書けない。なんて書いていいのか分からない。。。
でも、よく考えたらそうですよね。だってたった四日間だもの。四日間見て聞いただけでは分かったようなことは書けない、そう気づきました。

しかし、実際に福島各地に足を運んで東京にいるだけでは分からないことを沢山感じました。

正直、放射能の高いところはとても怖かったです。だって見えないし匂わない。だけど体に悪影響を及ぼす。一度汚染されたら長い年月取り返しが付かない。なんてとんでもないことをやらかしたんだ!という思いをものすごく強く感じました。
東京は遠く、何をやっているか分からない、遅々として先へ進まない。福島の人達はボディーブローのように体力を奪われているのではないか、、と居ても立ってもいられない歯がゆさ、いらだちを感じました。福島の避難所で国会をやったらいい。東電の経営幹部、高給役員は福島第一原発の敷地内に本社を移転したらいいのではないかと思います。きっと感じてない。このひどさを。
現場の方々は命がけで収束に向けて作業しておられると思います。その方々への感謝と敬意を込めたうえで。原発をやりたくてやりたくてたまらない推進派の方々は第一原発へ移住したら如何でしょう?

行った先々で、現地の方々とお話しました。
印象に残っている言葉は
「政府の発表も東電の発表も一切信用していない。」
「事故直後に事実を知らされなかった我々福島県民は3月の爆発の時に一度殺されているのだ。そのことを前提に話をしなきゃならない」
「こうして福島を見たら、東京の人にかならず伝えてほしい。福島は今までも、そしてこれからもひどい目に遭っていると」

最終日は浜通りと飯舘村を見てきました。

なんにもないんです。別の惑星みたい。なんにも。

がれきはかなり撤去されていました。
ここからどうするのか見当も付かないくらい全部なんにもないんです。

飯舘村の自然は美しかった。
しかし高濃度放射能に汚染されているんです。
異常だ。
こんなことしてはいけない。
他のどの地域もこんな恐ろしいことが起きてはならない。
だから、すべての原発を止めなければならないのです。

今月また行ってきます。

7/26の吉祥寺でのライブイベントではもっと詳しいお話をしようと思っています。
是非おいで下さい。