2012年11月19日月曜日

音楽と朗読とともに…楽しみながら胸に残るひと時を

こんにちは。
今日はどんよりとした空で寒い一日でしたね。どうも、まだ寒くなったということに体が馴染んでいないような気がします。風邪も流行っているようですので、皆様どうぞお気をつけ下さい。

さて、いよいよ今度の木曜日に迫りました「フクシマを思うシリーズ第7回」です。

チャリティ"ライブ"と銘打っているように、このイベントでは、毎回、一流のプロのミュージシャンの素晴らしい演奏を楽しんで頂いています。

今回の出演は、アメリカ人の箏&尺八デュオ「カート&ブルース」です。



彼らはそれぞれ来日25年以上。日本の伝統楽器の音色に惚れ込み、その良さを伝えようと様々に活動していらっしゃいます。

このイベントの第1回目に、尺八のブルースさんにご出演頂いたのがきっかけでした。ブルースさんは以前、6年間ほど福島の大学で教えていらしたことがあり、福島の美しい風土、素朴で優しい人柄、美味しい食べ物をこよなく愛しています。カート&ブルースのユニットとしてもしばしば福島に滞在し創作活動をしてきました。彼らの幾つもの楽曲が福島の美しい自然を題材に作られています。
震災と原発事故の後、彼らの音楽を育んでくれた福島、そして東北の被害に胸を痛め、「恩返しツアー」として震災後から各地の避難所や仮設住宅に通い続けています。ブルースさんはソロや別のユニットでも通っていますので、もう80箇所に及ぶそうです。
私も昨年の6、7月には彼らの恩返しツアーに参加いたしました。
彼らの見てきた福島の様子もお話し頂けると思います。
あたたかな人柄と、和と洋が溶けあったオシャレでどこか懐かしくて心地よいカート&ブルースの音楽をぜひ楽しんで下さい。

そして、毎回大きな反響を頂いている詩の朗読。


福島やチェルノブイリなど、今伝えたい詩を私、金子あいが選んで、皆さんにお聴きいただいていますが、読むたびに「言葉の力」を感じずにはいられません。情報は記憶に残るだけですが、詩は聴く者を動かし心に残り続けます。

今回は、アーサーさんの著書から『ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸』を朗読します。日本絵本賞を受賞したこの絵本は大変素晴らしい絵本です。
この絵本が美しい絵本でありながらいかにリアルかを実感しています。そして、ヒロシマ、ナガサキ、ビキニ、フクシマ、と核開発の歴史と被害は繋がっていることが改めてよく分かります。ぜひ読んでいただきたい本です
どうぞじっくりとお聴き下さい。


ご予約はこちら↓
【電 話】090-2474-7911(鎌内)
【メール】fkomou@gmail.com(フクシマを思う実行委員会)

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吉祥寺チャリティライブイベント
フクシマを思うシリーズ7
「東京の秋と核の冬─原子炉の国から来た詩人が、ニッポンの出口戦略を語る」
11月22日(木) 18:30開演/18:00開場 (終了予定21:00)
お話:アーサー・ビナード(詩人)
音楽:カート&ブルース(箏&尺八)
朗読:金子あい
料金:2000円全席自由(収入の一部は未来の福島こども基金へ寄付いたします)
主催:フクシマを思う実行委員会












2012年11月15日木曜日

東京が変わる未曾有のチャンス到来!

「本当の第3極は、みんな潰されて、選択肢で残っている政党はみな根っこは同じ。このひと月はしっかり見極めていかなければならない」と衆院解散のニュースをうけて、アーサー・ビナードさんは今朝のラジオでそう言っていました。

復興や原発事故処理を投げ出して、そして今後のエネルギー問題に関してもまともな議論がなされないまま、いったい何をやっているのか。復興予算も横流しして。怒りを通り越して、呆れかえって言葉が出ません。

ウソとごまかしのお粗末で、すかすかの政治。これが、自分も含め市民が積極的に政治に関心を持たなかった結果だと思うと、ほんとうに悔やまれます。

昨日、11月14日に行われた都知事候補の宇都宮けんじさんのキックオフ集会の模様をUstreamで見ていて、(http://www.ustream.tv/user/utsunomiya_kenjiTV)私はこれはチャンス到来だなとだんだんわくわくしてきました。突然の都知事辞任、突然の衆院解散。そして同日選挙。誰かが何かを誘導しようとしているにおいがプンプンしてきますが、そんなものには騙されないぞ。と。来月16日に都知事選と(違憲状態のままの)衆院選が行われる。ひと月、しっかり見極めて選ぼうと思います。

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さて!
いよいよ来週22(木)に迫ってきました
吉祥寺チャリティライブイベント「フクシマを思うシリーズ第7回」。

このイベントは、「福島に思いを寄せ、震災・原発事故を風化させない」をテーマに、吉祥寺でアーティストによる演奏と詩の朗読と、毎回様々な講師のお話をじっくり聴いていただくものです。震災後の5.16に第1回目を開催して以来、もう7回目になります。
一流のミュージシャンの素晴らしい演奏と心に響く詩の朗読を楽しんで頂きながら、一人一人が考えるきっかけにしていただければ、嬉しいです。

このブログの右下に過去のチラシの画像を載せていますが、もっと学びたいとの思いから3回目からはトークゲストをお招きしています。

<これまでのトークゲスト>
第3回目 中手聖一さん(子供たちを放射能から守る福島ネットワーク代表)
第4回目 河田昌東さん(NPO法人 チェルノブイリ救援・中部 理事)
第5回目 日隅一雄さん(弁護士)
第6回目 肥田舜太郎さん(医師)

いずれも素晴らしいお話でした。中でも日隅さんは、亡くなる2日前にこの会でお話して下さったのが、忘れることが出来きません。


そして、第7回目のトークゲストは、詩人のアーサー・ビナードさん。毎週木曜日、朝6時からの文化放送「吉田照美のソコダイジナトコ」のコメンテーターとしてもおなじみですので、ご存じの方も多いと思います。


米国ミシガン州生まれのアーサーさん。ニューヨーク州コルゲート大学英米文学部を卒業。卒業論文を書く際に漢字・日本語に興味を持ち、1990年6月に単身来日されました。日本語での詩作、翻訳、エッセイ、絵本、ラジオパーソナリティ、講演など幅広くご活躍です。2001年、詩集『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞受賞。2005年、エッセイ『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞受賞。2007年、絵本『ここが家だ ベンシャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞受賞。2008年、詩集『左右の安全』(集英社)で山本健吉文学賞(詩部門)受賞。

アーサーさんは文学のみならず日本文化、政治、原爆、原発に関しても本当に詳しくて、目の覚めるように明解で鋭く、そしてユーモアたっぷり。当日もなるほど納得の話が聞けることと思います。迷路に迷い込んでしまった私たちは、何を基準に考えればいいのか…ぜひぜひ、お一人でも多くのかたに聴いていただきたいです!

ご予約はこちら↓
【電 話】090-2474-7911(鎌内)
【メール】fkomou@gmail.com(フクシマを思う実行委員会)

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吉祥寺チャリティライブイベント
フクシマを思うシリーズ7
「東京の秋と核の冬─原子炉の国から来た詩人が、ニッポンの出口戦略を語る」
11月22日(木) 18:30開演/18:00開場 (終了予定21:00)
お話:アーサー・ビナード(詩人)
音楽:カート&ブルース(箏&尺八)
朗読:金子あい
料金:2000円全席自由(収入の一部は未来の福島こども基金へ寄付いたします)
主催:フクシマを思う実行委員会












2012年10月25日木曜日

フクシマを思う7「東京の秋と核の冬ー原子炉の国から来た詩人が、ニッポンの出口戦略を語る」



毎朝6時からの文化放送「吉田照美のソコダイジナトコ」、木曜日のコメンテーターとしておなじみの詩人のアーサー・ビナードさん。鋭く、袋小路ニッポンの現状を読み解きます。そして、このフクシマを思うシリーズではファンの多い、カート&ブルースが久々の登場です。福島を愛し福島の美しい情景を紡ぎ出す彼らの音楽は心に染みいります。金子あいがアーサーさんの詩を朗読。そして、最後は4人の鼎談。何が飛び出すかお楽しみに!ぜひ、皆様お誘い合わせの上お越しください!

吉祥寺チャリティライブイベント
フクシマを思うシリーズ7
「東京の秋と核の冬─原子炉の国から来た詩人が、ニッポンの出口戦略を語る」

11月22日(木) 18:30開演/18:00開場 (終了予定21:00)

お話:アーサー・ビナード(詩人)
音楽:カート&ブルース(箏&尺八)
朗読:金子あい
料金:2000円全席自由(収入の一部は未来の福島こども基金へ寄付いたします)

お問合せ:090-2474-7911(鎌内)
ご予約は、お名前、ご予約人数、ご連絡先を明記の上メールにてお申し込み下さい
fkomou@gmail.com
(フクシマを思う実行委員会)


多古町 日本寺 平家物語公演レポート

先週末の忘れ得ぬ日本寺での公演のレポート
平家物語ブログをご覧下さい!→http://heikemono.blogspot.jp/

2012年10月16日火曜日

ご来場ありがとうございました。ーフクシマを思う6 肥田舜太郎講演会

秋晴れの水曜日の午後、吉祥寺光専寺本堂は満員のお客様で溢れかえっていました。173名というフクシマを思うシリーズの中でも最多の来場者でした。それ以外にも多くの方からお問い合わせを頂きましたが、皆様にお入り頂くことが出来ずに本当に申し訳ございませんでした。こころよりお詫び申し上げます。

内部被曝に関する皆さんの関心の高さと肥田先生のお話をぜひとも生で聞きたいという方の多さに驚くと共に、やはりという思いもしました。

7月に体調を崩された肥田先生でしたが、すっかりお元気になられ、今はまた精力的に全国各地を飛び回って講演をなさっていらっしゃいるそうです。当日も1時間半立ったまま、しっかりとした張りのある声でお話されていました。

「もう皆さんは福島第一原発の事故によって被曝しています。自分だけしていないなんて人はいないんです」と仰る肥田先生。「日本は広島に全く学ばなかった」「世界中のどんな放射線の権威も、放射線が人体に与える影響は全く解明されていない。治すことも出来ない」「自分自身を大切にして、人が昔からやっていた生活習慣、食べ物を見直し、体にいいことをして、放射線に負けないで長生きしましょう」

肥田舜太郎先生のひと言ひと言が心に響きました。

いつかまたいらしていただきたいです。
先生、ますますご健康で長生きして下さいね。

それから、今回はたくさんのボランティアの方々が準備や後片付けをお手伝いをして下さって、本当にありがとうございました。すこしずつ輪が広がっていることを感じました。

これからもぜひ一緒によろしくお願いします!

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次回は

11月22日(木) 18:30開演
武蔵野公会堂
フクシマを思うシリーズ7
「東京の秋と核の冬─原子炉の国からやってきた詩人が、ニッポンの出口戦略を語る」
ゲスト:アーサー・ビナード(詩人)
音 楽:カート&ブルース(箏&尺八)
朗 読:金子あい
料 金:2000円

ご予約・お問合せは→ fkomou@gmail.com

文化放送「吉田照美のソコダイジナトコ」木曜コメンテーターとしてもおなじみの詩人のアーサー・ビナードさんが鋭く、袋小路ニッポンの現状を読み解きます。そして、このフクシマを思うシリーズではファンの多い、カート&ブルースが久々の登場です。福島を愛し、福島の美しい情景を紡ぎ出す彼らの音楽をお聞き下さい。そして、金子あいがアーサーさんの詩を朗読します。




2012年10月10日水曜日

肥田舜太郎講演会、インターネット中継があります

本日10/10水 13:30〜フクシマを思う6 肥田舜太郎講演会
「内部被曝を生き抜く─広島から福島へ−」は
定員に達したため受付を既に締め切りました。出来る限り多くの方にお聴き頂きたいと思いつつやむなくお断り申し上げた方もたくさんいらっしゃいました。本当に申し訳ございませんでした。


なお、当日は13:30よりIWJによるインターネット中継があります。お越しいただけなかった皆様もご都合がつきましたらぜひご覧下さい。
下記よりアクセスできます。
http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo1

IWJのHP
http://iwj.co.jp/

※インディペンデント・ウェブ・ジャーナル(略称:IWJ)は、ジャーナリスト岩上安身が2010年12月に設立した、インターネットを活用し、市民に根ざした新しいジャーナリズムのありかたを具現化するインターネット報道メディアです。

2012年10月8日月曜日

【緊急お知らせ】 10/10の受付は締め切りました!!

いよいよあさってとなりました10/10肥田舜太郎講演会。
大変な反響で、皆さんの「内部被曝」に対する関心の高さを切実に感じるとともに、肥田先生のお話をぜひとも聞きたいという方の多さに改めて驚いています。出来る限り多くの方に、、と頑張ってご予約をお受けしてきましたが、いよいよこれ以上は無理という、めいっぱいいっぱいに達しましたので、予約受付は締め切らせて頂きました。

このままの状況ですと、当日、直接お越しいただいてもお入り頂くことが出来ないと予想されます。ふらりと立ち寄ってみようかなと思っていた皆様まことに申し訳ありませんがご了承くださいませ。
取り急ぎ。

●当日のお問合せ先 090-2474-7911

2012年9月27日木曜日

日本を取り戻す…って誰から?


急に秋めいてきたので、思い切って
ベランダのネットに縦横に茎を這わせ半分枯れかかっているゴーヤーを処分した。
ゴーヤーには申し訳ないのだが、時折水やりを忘れたせいか
夏の早い時期に細かい虫?がつき、黒っちゃけてしまっていた。
それでも夏の間はどんどん大きくなり日陰を作り、
ミニチュアのような実をいくつか付け食卓を彩ってくれた。
しかし、今朝、まじまじと眺めたらかなりうどんこ病が発症していた。

そんなわけで、これでもかと絡みついた茎や蔓を丁寧にチョキチョキして
処分してしまった次第。ごめんね、ありがとう。
我が家のベランダは見通しが明るくなった。

両党の代表戦をみると見通しは明るいとは言えず本当に嫌になる。
まるで、虫もつき病気にもなり枯れかかってネットに絡みついているような連中ばかりだ。
そんな政治家ははっきり言って、いらない。
しかも、原発ゼロの国民意見も、オスプレイの危険性を問う声も露骨に無視して、
はじめから決めていた通りにやっている。
民意というものを完全に無視して、誰の言うことを聞いているのか?誰のための政治なのか。

野田首相が「考え」を述べるなどというと、おかしくて笑ってしまう。
安倍晋三が「日本を取り戻し」などというと、おかしくて笑ってしまう。

むしろ永田町と霞ヶ関から、私たちは「日本を取り戻し」たいです。

底の見え透いた下手な茶番劇をいつまでやるつもりなのか。
考えナシの傀儡政治家だけではない、
大がかりな茶番劇を仕組む霞ヶ関もいい加減にしてほしい。

興行主はいったい誰なんでしょうね。


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フクシマを思うシリーズ第6回
「内部被曝を生き抜く─広島から福島へ」
講師:肥田舜太郎

10月10日(水) 13:30開始/13:00開場
吉祥寺光専寺本堂
(武蔵野市吉祥寺本町1-10-21 JR吉祥寺駅徒歩5分)
料金:1000円(今回は講演のみのため)

ご予約・お問合せは→ fkomou@gmail.com

ご自身も軍医として広島で被曝し、以後60年にわたり6000人以上の被爆者の診察を続け、被曝の実相を語り続けてきた肥田先生。その経験を踏まえ「低線量放射線による内部被曝の脅威」についてお話頂きます。

2012年9月9日日曜日

フクシマを思う6「肥田舜太郎 講演会」をやります!

お知らせです。
7/4に体調不良のため中止となりました肥田舜太郎先生の講演会を改めて開催することとなりました。すっかりお元気になられ講演活動を再開された肥田先生。今回は先生の体調を考慮し昼間の時間帯とさせていただきました。また、朗読と音楽はなく講演のみですが、その分、じっくりと先生のお話を聞いていただければと思っております。朗読と音楽を楽しみにして下さる皆様、いつもありがとうございます、次回を楽しみにお待ち下さい。

肥田先生のお話を聞きたいという方がとても多く、すでにぞくぞくとご予約やお問い合わせを頂いております。ご予定がおきまりの方はお早めにご予約下さい♪


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※↓定員に達しましたので受付は締め切りました。ありがとうございました。
フクシマを思うシリーズ第6回
「内部被曝を生き抜く─広島から福島へ」
講師:肥田舜太郎

10月10日(水) 13:30開始/13:00開場
吉祥寺光専寺本堂
(武蔵野市吉祥寺本町1-10-21 JR吉祥寺駅徒歩5分)
料金:1000円(講演のみのため)

ご予約・お問合せは→ fkomou@gmail.com

ご自身も軍医として広島で被曝し、以後60年にわたり6000人以上の被爆者の診察を続け、被曝の実相を語り続けてきた肥田先生。その経験を踏まえ「低線量放射線による内部被曝の脅威」についてお話頂きます。




2012年8月8日水曜日

気に入らないね。

右からアリス:鵜木絵里、指揮者チェシャネコ:松沼俊彦、ハートの女王:金子あい、
帽子屋:斉藤悠、ウサギ:小関明久、カンパネラ:鷲野礼奈
アリスのクラシックコンサート「響きの国のアリス」が大盛況のうちに幕を下ろしました。日生劇場と兵庫県立芸術文化センターに来て下さったちびっ子達、ご家族の皆さん、大人の皆さん、本当にありがとうございました。皆さんの元気な笑い声や歌声がどんなに素晴らしかったか!本当に楽しい舞台でした。そして、この舞台を支えて下さったすべての方々に心より感謝申し上げます。素敵な出会いを頂けて本当に嬉しいです。

まずは響きの国のアリス(フォトアルバム)をご覧下さい!舞台の感じが伝わってきます♪



「気に入らないね。」

私の演じた響きの国のハートの女王様の口癖です。

ともかく何でも気に入らない。
二言目には「気に入らないね」。いやむしろ、一言目は必ず「気に入らないね」。

一年にたった一日だけ咲く気むずかしい花「カンパネラ」を毎年枯らしてしまうハートの女王様。カンパネラを元気にする曲を作れと言われているウサギは相棒の帽子屋とケンカ中。響きの国に迷い込んだアリスを巻き込んで、帽子屋と共にメロディー・ハーモニー・リズムを合わせて作曲します。するとカンパネラが美しく咲き始め……そして、友達と心を合わせて「アー」するとハーモニーが生まれると言うことをアリスは学ぶのです。最後は女王も一緒に「アー」と歌います。一人一人の良さを生かしてハーモニーを作る。じんとくるお話でした。しかし、子ども向けの分かりやすいだけの作品かというと、ちっともそんなことないのです。マーラーの交響曲第5番を使ったり、子どもにとっては難しい曲や哲学的なものも含まれていて大人も楽しめる作品なのです。しかもギャグ満載(笑)。だからこそ、子供たちの心に深く刻み込まれるのではないでしょうか。このシリーズが毎年大人気なのがよく分かりました。

鵜木絵里さんのアリスはもう本当にチャーミングでした!!!めちゃめちゃ素晴らしいソプラノの歌と俊敏な動き。まさにコメディエンヌです。子供たちがアリスの大ファンになるのがよく分かります。私も大ファンになりました!来年も絶対に観て下さい!

ウサギの小関明久さんはミュージカルなどに出ている俳優さん。なんでもこなして頼もしくて上手い面白い!アリスとのコンビは最高です!そしておじさん(あ、失礼)なのに少年のよう、いやウサギのよう、最後にはどうしてもウサギにしか思えませんでした(笑)。

帽子屋の斉藤悠くんは、2008年の「ウル・ファウスト」以来の久しぶりの共演。ジョニー・デップかダルビッシュか?という二枚目なのに、決まり切らない三枚目な悠くん(笑)。なぜ?でもこの役にぴったり!歌に4羽の白鳥の踊りにもう大活躍でした。

チェシャネコの松沼さんは、あの方は普通の指揮もなさるんですか??とお客さんから聞かれるくらいこのシリーズでは良い味のお芝居をされています(笑)。変なかっこうしてても作品の中ではちゃ〜んと20曲以上も指揮してます。すばらし〜〜い!

カンパネラの鷲野玲奈ちゃんは、NY在住のダンサー。初々しくてカンパネラにぴったり。
前半では私と鷲野さんは同じ衣装で双子のように踊ります。

私はどうだったか?…共演者に聞いておけば良かったですね。。。では観に来て下さったお客様の感想をいくつか「あいちゃんのキャラ全開〜〜〜爆笑!」(←同級生)「家でも怒ったらあんなに怖いんですか〜〜??」(←小6)「気に入らないねが気に入りました〜」(←小5他多数)「はーとの女王様カワイイ!わたしも将来女王様になりたいです」(←やめときなさい)演出助手は「その年で結構似合うね、そのパンツ」(←誰が履かせたんだ−)

あ、そうそう幼稚園以来に履いたものとは…


 じゃ〜〜ん!カボチャパンツでした〜〜。

はい?

志茂田景樹と美輪明宏ではありませんよ。

響きの国の木の精であり、女王とお花でもある不思議な存在の二人です。




稽古場で自分の出ていないシーンを見るのが楽しみなんてそんなにないのですが、今回は本当に面白かったなあ。



兵庫公演が終わって、衣装もカツラも脱ぎたくなかったです(笑)。
カツラやさんはかぶって帰ってもいい(あとで返しに来てね)と言ってくれましたが…しかし、さすがに新幹線に乗りにくいのでやめました。

今度はウサギと帽子屋に馬車を用意させることにしよう♪





ああ、響きの国が終わってしまったよ。
気に入らないね!




2012年7月30日月曜日

日生劇場「響きの国のアリス」東京公演無事終了!次は兵庫!


おととい、きのうと4回のアリスのクラシックコンサート「響きの国のアリス」の公演が無事終了しました。大変に暑い中おいで下さった皆さん、本当にありがとうございました。楽しんでいただけましたでしょうか?

今週末に兵庫で一公演ありますので、舞台の内容はまだリポートできませんが、今日はこの2日間の感想を〜〜。

広い日生劇場に子供たちの声が響き渡り、お父さんお母さんも一緒に笑って歌って下さるひとときはとてもとても楽しくて幸せでした。子どもだけでなく大人も楽しめたと言う感想をたくさん頂き一同嬉しく思っています。神奈川フィルの素晴らしい生演奏に乗って登場するのは「か・い・か・ん」です!私の台詞が子供たちにも気に入ってもらえたようでむふふ、嬉しいです。そして女王様のドレスが体にぴったりフィットしてきて、ずっと昔から着ているような気分。脱ぎたくないです。このまま家に帰ってもOKです(笑)。平家物語の私しかご存じない方はこのドレス姿が思いの外似合うので驚いてましたね。

もうずいぶん長く演劇の仕事をしていますが、今回もスタッフの皆さんの素晴らしい仕事ぶりに見ほれてしまいました。

舞台袖でいろいろとスタンバイする作業を見ている内に、ああ、舞台を作る仕事って本当に創意工夫とチームワークなんだなあと改めて思います。

ここ数年新社会人の方々と接する機会が増え、いろいろな話を聞きますが、こういう仕事も一度、体験してみたらいいのにと思います。舞台を作る仕事にはすべての要素が含まれています。プランを形にするための技術とアイデア、不都合が生じたらすぐに改善し対応する、危険やトラブルを防ぐために様々な可能性を想定し対処する、出演者・スタッフと呼吸を合わせ、本番を回していく。。。その中には役者も含まれています。みんな職人なのです。そして、それはお客様のためのホスピタリティ。誰かに喜んでもらえるって本当に幸せな事です。舞台袖で、子供たちの喜ぶ声を聞いているとこの仕事をやっていて良かったとつくづく思いました。

日生劇場では毎年素敵なファミリーフェスティヴァルをやっています。
来年もぜひご家族揃って遊びにいらして下さい!私もまた皆さんとお目にかかれることを祈っています。(来年もハートの女王様に会いたいってアンケートにみんな書いてくれたかな…)

さあ、明日は8/4兵庫公演に向けての稽古。

兵庫の皆さん!楽しみに待っててくださいね!


2012年7月27日金曜日

アリス本番まであと一日!

今朝は、駅前の自転車置き場が早々にどこも満車になり駐められず参ってしまいました。こんなことなら女王様、馬車で通勤すれば良かった。。。

駅ナカのいつものお気に入りのお弁当が、今日は全品「うなぎのひつまぶし」にとって変わられ、無い!
うーむ。土用丑の日だからって、そういうことするから鰻が足りなくなるんじゃないの?とブツブツいいながらあまり気乗りのしないサンドイッチを購入。予定より遅くなってしまいましたが女王様、劇場に到着。
と思ったら、時間を間違えていて、予定より早く着いてしまいました。良かった。ゆっくりウオーミングアップができます。

昨日はメイク・カツラ付きの通し稽古でした。衣装もそうですが、メイクとカツラもやはり自分に馴染むまで、多少時間がかかります。今日はまさに本番通りのゲネプロです。

ちょっと話はずれますが、
舞台のスタッフさんたちのお仕事振りには、これから社会へ出る若い人たちが学ぶべきことが沢山つまっているのではないかと、つくづく思います。

作品を形にするための発想や課題をクリアするための具体的な作業もさることながら、ミスや危険を回避するための徹底した予測と心配り。多くのひとと力を合わせ、これを毎回短期間で仕上げて行くのです。

ここ数年、一般の、親子ほど年の離れた新社会人に接することが増えて、いろいろな話を聞くにつれ、すべてのひとに演劇をやれとはいいませんが、何かこう学ぶことができるんじゃないかなと思えてなりません。



2012年7月25日水曜日

歯を食いしばりながらも…??日生劇場「響きの国のアリス」いよいよ今週末本番!

日々のニュースを見ていると、本当に腹立たしいことばかりで、先日、余りに強く歯を食いしばって寝ていたらしく、起きたら口がまったく開かない顎関節症になってしまいました。。。いやあ、痛かった。幸い消炎鎮痛剤と歯科治療ですぐに回復しましたが、生まれて初めてです。なにかストレスありましたか?と歯医者さんに聞かれ思わず「この国の政治」と答えそうになりました。

みなさん、腹立たしくても歯を食いしばって寝るのだけはやめましょう。

さて、7/5から始まった日生劇場の「響きの国のアリス」の稽古も、いよいよ昨日から舞台稽古に入りました!なかなかブログを更新しなかったら、こっちのお芝居のお仕事は秘密ですか?と聞かれてしまいました(笑)。いえいえ、秘密ではないです。むしろ、久しぶりの楽しいファンタジーの舞台!声を大にして皆さんにお話したいくらいです。

しかし、舞台の稽古が始まるとどうも稽古場の様子をどのようにお伝えしていいのか、分からなくて、、、なんだかネタバレになったらつまらないし、こんなこと一生懸命練習してます、、、というのも当たり前っちゃあたりまえだし、しかも稽古場は地下2階で圏外。ドコモは入るけどソフトバンクは入らないし〜〜、そんなわけで稽古が終わって地上に出てくるときはもうがっつり疲れ切っていて私自身が圏外状態でした。

なぜそんなに疲れるかって?それは、あなた、私が「森の妖精」としても踊っているからです。おほほ。しかも、この年になってアレを履くとは思いませんでした(^^;)。幼稚園以来かもしれません。意外にいけてると楽屋では評判ですが〜〜〜〜〜

アレ、、、は本番のお楽しみ(笑)。


昨日はオケ合わせと呼ばれる音楽的な絡みをオーケストラと一緒に合わせる稽古でした。今日は本番の衣装を着けての舞台稽古です。明日はメイクつき〜〜♪

はい、ハートの女王様役ですから、衣装はものすごくかさばってます。エリザベス並みです。いえ、かさばり度合いからいったらマツコ並みかもしれません。これほどのドレスは普段絶対着ることがないので、やっぱり楽しいですね(笑)。女王様のキャラはオケの皆さんにも気に入ってもらえるといいなあと思っています。

そうそう、今回の日生劇場アリスのクラシックコンサートはコンサートと言うくらいですから、それはもう、大迫力のオーケストラの生演奏が堪能できます!そしてアリスのキャラクター達が音楽を楽しく物語で解説しながら進行していきますので、お芝居と音楽の両方楽しめる作品です。

しかも、オケの皆さんにも普段の演奏会ではしないようなことをずいぶん協力していただいています。これも見どころです!

日々、未来を描けない政治を憂い、福島を思い、原発廃炉を願い、こんな国と汚れた大地にしてしまった大人の一人として、子供たちに申し訳ない思いでいっぱいなのですが、こんなふうにこども達がきらきらと夢と希望を感じられる舞台に出られることを、つくづくありがたく思います。

私たち大人は、子供たちの未来と夢と希望の礎にならなければならない。
それが大人の役割です。

残席はあと残り僅か。
今週末のご予定がまだ決まっていなかったら、ぜひ、日生劇場へ遊びに来て下さい!
アリスとウサギと帽子屋とチェシャネコとカンパネラとハートの女王が待ってます!

日生劇場「アリスのクラシックコンサート」HP
http://www.nissaytheatre.or.jp/program/2012/01/program-384.html


【日時】
7月28日(土) 11:00/15:00 日生劇場
7月29日(日) 11:00/15:00 日生劇場
8月4日(土) 14:00 兵庫県立芸術文化センター
【料金】
S席 大人4000円/こども2000円
A席 大人3000円/こども1500円

上演時間2時間 子供料金は中学生以下
推奨年齢:4才〜小・中学生
【出演】
指揮:松沼俊彦(チェシャネコ)
アリス:鵜木絵里(ソプラノ)
ウサギ:小関明久
帽子屋:斉藤 悠
カンパネラ:鷲野礼奈
ハーとの女王:金子あい

演奏:神奈川フィルハーモニー管弦楽団


2012年7月8日日曜日

フクシマを思う6「番外編 金子あい朗読会」報告

先日の7/4のご報告。

メインゲストの肥田舜太郎先生が体調不良のため、やむなく講演中止となった「フクシマを思う6」でしたが、代わりに開催した「番外編 金子あい朗読会」には70名近い方がご参加下さり、久々にじっくりと「詩」を味わっていただきました。開演時間が近づくにつれて続々と皆さんがおいでになり、並べていた椅子では足りなくなるほどでした。皆さんのあたたかいお気持ちと現状への危機感が感じられ、うれしさと共に強い思いを感じました。ご参加下さいました皆様、本当にありがとうございました。

「フクシマを風化させない、自分のこととして寄り添い続ける」──それをテーマに開催しているこの会ですが、最近の政府と電力会社の動きを見ていると、「フクシマをなかったことにはさせない、自分のこととして行動を起こす」と言い換えた方がいいのではないかと思っています。それほど危機的な状況になっていると思います。

会の当日お配りするパンフレットには、毎回、福島の被災した方に書き下ろしていただいた近況報告を載せているのですが、その言葉はいつもすごく胸に刺さります。私はぜひともそれを皆さんに読んでほしいと思ってかなり力を入れて作っています。今回も会を中止にすることで、彼らの声を埋もれさせたくなかったというのが正直な気持ちです。そして、選んだ詩も「今」伝えたかった。70名ものお客様が来て下さったことは本当に嬉しかったです。

今回朗読した「詩」は以下の4篇です。

和合亮一さん「詩の礫 2012.6.17」
野田首相の再稼働会見を受けてツイッターでかかれた作品です。一部抜粋します。

・・・「福島に 震災に 何の出口も 見えていないのに 再稼働か タクシーは宇宙の底を たったいま 滑っている 「どうなっちまうんでしょうねえ この国は」果たして 国の問題なのか 日本の問題なのか 国と日本が 二つに分かれていくような気がして 車は 三叉路を曲がる 子猫を見つける」

「事故の検証は 雲の検証は 水の検証は死んでしまった牛や犬の検証は 光の検証は せせらぎの検証は 愛情の検証は 自死の検証は かぶと虫の検証は 雨の検証は 帆掛け船の検証は ランドセルの検証は 風の検証は 原子力の検証は うなぎの検証は 請戸浜の検証は 検証の検証は どうしたのか」

「いいのか なかったことにされちまうぞ 「もう されてちまってるぞ」「「なにを根拠にしてそう思う?」」「「「だって、もう動きだすんだぜ」」」「「「「もう?」」」」「「「「「もうだ」」」」」「「「「「「!」」」」」」」

「誰もがこれで良いのかと思っている良いはずがないと思っている確かにやみくもに反対することはいろいろなことを考慮して現実的ではない面もあるのかもしれないがそれでもこれで良いのかと思っていることはまちがいなく誰しも心にあるのだそれなのにこれで良いのか誰もがこれで良いのかと思っている」

「こうえんであそんでいたらすりむいたのでないていたらしらないおとなのひとがぼくのきずにやさしいかおでしおをぬっていったからおおきなこえでわんわんないていたらまたべつのおとなのひとがみずできずをあらいながしてくれてそしてやさしいかおでおおつぶのしおをぬっていったさいかどう」・・・@wago2828

本当にその通りです。福島は何も収束していないのに、なんの検証もされていないのに、これでいいはずがないのに、国民の7割が反対しているのに、誰のための再稼働なのか?


2つ目に読んだのは、若松丈太郎さんの「神隠しされた街」(1994)。

1994年に旧プリピャチ市を訪れた若松さんは、チェルノブイリ原発事故発生40時間後にプリピャチと近隣市民49000人が,2時間で1100台のバスに乗って街から消えた、さらに11日目には原子力発電所中心半径30kmゾーンは危険地帯とされ92000人がちりぢりに各地へ避難した。合わせて15万人であると書き、それを福島第一原発に当てはめて「私たちの消えるべき先はどこか。私たちの神隠しは今日かもしれない。」と書いています。1994年にです。

若松さんが警鐘を鳴らし続けていた事故は2011年3月11日現実のものとなり、今、15万人の浜通の人々がちりぢりに避難しています。


3つ目の作品は、「みえない雲」よりチェルノブイリ事故一ヶ月後に書かれたドイツの詩です。これは、前回の6/10にも朗読したのですが、この詩は衝撃的です。

26年前のドイツのこの詩は、市民は食品の放射能におびえ、国は原子力は安全だといい、政治家は無能であることが証明された、今、私たちが行動を起こさなかったら、何も言わなかったら、「彼ら」は私たちの沈黙と思慮深さに感謝するだろう、今こそ行動しなければならない、と書いています。

国が違っても26年経っても何も変わらないことに心底恐ろしさを感じます。

しかし、ドイツは今、原発をやめることを決定しました。その後、原子力について国民が学び議論する土壌が出来たからです。では日本も原発をやめるのに26年必要なのでしょうか?冗談じゃない!
この詩は毎回でも読むべきではないかと思っています。


最後は広島の原爆の詩、栗原貞子の「生ましめん哉」です。
大変有名な詩ですからお読みになった方も多いと思います。

原爆投下後のビルの地下、瀕死の人々のなかで若い女が産気づくと、いままで呻いていた産婆が「私が生ませましょう」と名乗り出ます。かくて赤ん坊は生まれ、産婆は息絶えます。

短い詩ですが、心打たれました。

どんなに悲惨な状況でも赤ん坊は生まれてくる。。。
原発事故を起こしたこんな無責任なひどい国でも赤ん坊は生まれてくる
私たち大人は、男も女も、子供たちのために「産婆」にならなければならない。
未来の世代のために命がけにならなきゃいけないのです。



参加された70名の方々は、ものすごい集中力で、「詩」の言葉に耳を傾けていました。
私の声が吸い込まれていくのが感じられました。


いま、伝えたいことがあります。

ぜひ、どうぞ皆さん、また詩を聴きにいらして下さい。


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次回、フクシマを思うシリーズ第7回
2012年11月22日(木) 19:00〜 武蔵野公会堂

ゲスト:アーサー・ビナード(詩人・翻訳家)
    カート&ブルース(箏&尺八デュオ)
出 演:金子あい(朗読)









2012年7月1日日曜日

【お知らせとお詫び】7/4 急遽中止いたします


7/4水に開催予定の「フクシマを思う6」につきましては、講演予定の肥田舜太郎先生の体調不良により急遽中止とさせていただきます。ご参加予定の皆様には大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます。

私どもも肥田先生のお話を楽しみにしておりましたが、全国を飛び回り多忙を極めていらした肥田先生、体調が回復するまでしばらく講演をセーブしたいというご連絡を頂き、誠に残念ではございますが、先生の健康を第一に考え、「フクシマを思う6」を中止することを決定いたしました。どうぞご理解下さいますようお願い申し上げます。お元気になられたらぜひおいで頂きお話をお伺いできればと思っております。

また、ミュージシャンの演奏を楽しみにして下さったかたも多いと思います。本当にごめんなさい。アンディさん、クリスさん、フレッドさんには次回以降改めて出演していただく機会を作りたいとたいと思っております。

なお当日おいでになった方のために、18時半から「金子あい朗読会」のみ無料で開催いたします。最新の「福島からのたより」などの情報をご紹介しながら、久しぶりに皆さんとゆっくりお話ししたり、和合亮一さんの最新の詩などを何編か朗読したいと思っております。お時間ありましたらぜひおいで下さい。

取り急ぎお知らせいたします。

金子あい

2012年6月26日火曜日

今でなければいつ言うの?!



金曜日、久しぶりに会った方に言われた。

「なんだか、ラジオとか出て脱原発をぎゃんぎゃん言ってるんだって?」

……わりとざっくばらんな話し方をする方だが、相手の心ははかりかねた。
「はあ〜〜まあ」と言ってその場を離れた。


首相官邸前の抗議行動へ向かう道すがら
「いやいや、ぎゃんぎゃん言うっしょ?!−っていうか今言わなくていつ言うのよ?!」
と独り言つ。


チャリティライブイベントのチラシを配ると、とても好意的なご婦人が
「今回は行けないんですけれど、また、このような政治活動をなさる時は教えてね」

「いやいや、政治活動でもなんでもない、一市民の思いなんですけど〜〜〜」
と笑顔の裏で独り言つ。


3.11後のこの一年で、つくづく分かったことは、人任せにして、市民が政治に参加してこなかったツケが、これほどの取り返しのつかない事故を起こし、アマちゃんな政治家をはびこらせ、国民の意思を無視した政治ごっこをさせているということだ。腹が立つのを通り越し、呆れ、ほとほとこの国も自分もいやになる。政治活動をしない市民はこれからはだめだ。(ね、橋下さん。)

そんな事を思い巡らしながら、国会議事堂駅の3ばん出口を出ると、ものすごい数のごくごく普通の市民達が手に思い思いのメッセージを掲げながら歩道に溢れかえっていた。
ミニスカのお姉ちゃん、若手サラリーマン、上品な老夫婦、子ども連れ、アート系…ともかくなんの組織でもない人たちが集まっていることに感動を覚えた。4万5000人の群衆が一体となって「再稼働、撤回」を叫びながら、おおきな時代のうねりを感じずにはいられなかった。

正直、わくわくしてきた。

ぜひ、金曜日には首相官邸前に行ってみてほしい。

すごく楽しいし、あなた自身が時代のうねりを起こす大きな力になっていることが実感できると思う。

ぜひ、わくわくしてほしい。




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フクシマを思う6「内部被曝を生き抜くー広島から福島へ」
2012年7月4日(水)18:30〜20:45(18:00開場)
場所:吉祥寺光専寺本堂
武蔵野市吉祥寺本町1-10-21 
(JR吉祥寺駅中央口下車徒歩8分 五日市街道沿い)
入場料:2000円 全席自由
※収入の一部を未来の福島こども基金へ寄付いたします。

【第1部】講演 肥田舜太郎(医師)
【第2部】朗読&ライブ
朗読:金子あい
演奏:アンディ・ベヴァン(サックス,ディジュリドゥ他)
クリストファー・ハーディ(パーカッション)
フレッド・ヴィエノ(ピアノ、キーボード)

お問合せ:090-2474-7911(鎌内)
ご予約はメールもしくはFAXで↓
E-mail:fkomou@gmail.com
Fax:0422-55-7351


2012年6月17日日曜日

フクシマを思うシリーズ6「内部被曝を生き抜く─広島から福島へ」


フクシマを思う第5回目でお話しして下さった弁護士の日隅一雄さんが亡くなられてまだ数日。悲しい残念な気持ちから中々立ち直れないのですが、ぼんやりしているわけにはいきません。

今月来月と立て続けの開催となりますが、ぜひぜひぜひご参加下さい!

このチャリティイベントは、第一部では今聴きたい講師の先生をお招きしてお話ししていただき、第二部では震災と原発事故に関するさまざまな詩を朗読し、素晴らしいミュージシャンの方々の心のこもった本格的な演奏を通して原発事故に苦しむ被災地「福島」を忘れずに思いを寄せようという企画です。

回を重ねるごとにリピーターも多く、私たちも、また参加者の方々も一歩ずつ歩みを進めているように感じます。継続することは本当に大事だと実感しています。学びたい方も楽しみたい方もぜひお気軽に足をお運び下さい。お待ちしております。

さて、今回の肥田舜太郎さんのお話も聞き逃せません。

現在95歳の肥田先生は1945年8月6日広島で被爆し、その後64年にわたり6000人以上の内部被曝患者を診察してきました。ご自身が体験した原爆のすさまじさ、戦後、低線量被爆がなにかも分からずに手探りで研究・診察が進められてきた経緯をふまえ、福島のこれから、内部被曝とはどういうことなのか、そして私たちがこれからどう生きて行けばいいのか、その指針となるお話をして下さいます。ぜひとも、肥田さんの生の声をお聴き下さい。

そして、第2部はライブハウスさながらの音楽を楽しんでいただく大好評の朗読&ライブです。今回は「東京グルーブアライアンス」から3人のメンバーが来てくれます。夏の一夜、学んで感じて、最高に素敵な演奏をお楽しみ下さい。


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2012年7月4日(水)18:30〜20:45(18:00開場)
場所:吉祥寺光専寺本堂
武蔵野市吉祥寺本町1-10-21 
(JR吉祥寺駅中央口下車徒歩8分 五日市街道沿い)
入場料:2000円 全席自由
※収入の一部を未来の福島こども基金へ寄付いたします。

【第1部】講演 肥田舜太郎(医師)
【第2部】朗読&ライブ
朗読:金子あい
演奏:アンディ・ベヴァン(サックス,ディジュリドゥ他)
クリストファー・ハーディ(パーカッション)
フレッド・ヴィエノ(ピアノ、キーボード)

お問合せ:090-2474-7911(鎌内)
ご予約はメールもしくはFAXで↓
E-mail:fkomou@gmail.com
Fax:0422-55-7351



2012年6月13日水曜日

日隅一雄さん、最後の講演


























6月12日20時28分、弁護士でジャーナリストの日隅一雄さんが亡くなられました。

本当に本当に残念でなりません。

日隅さんは、亡くなる2日前に私たちのチャリティライブイベント「フクシマを思う5」で「どうしたら原発事故のような人災を防ぐことができるのか」というテーマで110名の参加者を前に講演して下さいました。

開演間際に穏やかな顔で現れた日隅さんは2ヶ月前にお目にかかったよりも、やはり病状が進行しているように見えました。「体調はどうですか?」と伺ったら、「昨日は痛くて病院に行ったりしてちょっとひどかった、昨日だったら講演はむりだったかな、きょうは何とか大丈夫です。」と優しく微笑みました。

講演が始まると「こうしてお話ししている最中は皆さんに元気を頂いてます」としっかりした口調で話を始められました。時々、間を取って、言葉を探しながらかすかに顔をしかめることはありながらも、よどみなくひと言ひと言力強く話し続けていました。今回の事故を振り返りながら、情報の公開がいかに重要か、そのために具体的にどうすればよいか…「われわれは明らかに政策決定に関与できていない」。今の政治制度への深い怒りと、主権を市民に取り戻し政治に市民の「意志」が反映されなければならないと、最後は振り絞るように話す姿は鬼気迫るものがあり圧倒されました。気づけば1時間近く、さぞかしお疲れになったでしょうに、そんなそぶりも見せず、熱心な質問にも丁寧に答えられ、私たちにとって本当に大切なお話をして下さいました。

この講演の模様は今週いっぱい、IWJのアーカイブで無料ご覧になることができます。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/19316
(※現在は会員用有料アーカイブとなっています。単発での視聴も可能です。)
皆さん、日隅さんの最後のメッセージをどうか聴いて下さい。


日隅さんが参加者の皆さんに一緒に考えてほしいとわざわざ言っていたのが印象的でした。いまこそ私たちに一人一人に本当に考えてこの国を変えてほしいと強く願っていたのだと思います。


最後の講演になってしまったことが本当にショックです。


日隅さんご自身が一番無念だろうと思います。


でも、日隅さんの「意志」はものすごく伝わりました。
最後のメッセージをしっかり受け止め
一人一人が日隅さんの意志を継いで行きたいと思います。

日隅さん、ありがとうございました。

ご冥福を心よりお祈りいたします。



※6月17日(日)深夜 TBS「報道の魂」で日隅さんのドキュメンタリーが放送されます。
「バッヂとペンと〜日隅一雄の闘い〜」http://www.tbs.co.jp/houtama/



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次回のお知らせ

吉祥寺チャリティライブ
フクシマを思うシリーズ 第6回
「内部被曝を生き抜く〜広島から福島〜」

7月4日(水) 吉祥寺光専寺本堂 18:30開演/18:00開場
【第1部】講演:肥田舜太郎さん(医師)

【第2部】朗読&ライブ<フクシマを思う>
演奏:アンディ・ベヴァン(Sax, Didjeridoo)
クリストファー・ハーディ(Percussion)
フレッド・ヴィエノ(Piano, Keyboards)
朗読:金子あい

●入場料:2,000円(全席自由) 

●お問合せ:090-2474-7911(フクシマを思う実行委員会 鎌内) 
●ご予約:メールliveticket@parkcity.ne.jp または Fax.0422-55-7351

2012年6月11日月曜日

フクシマを思う5(録画)をご覧になれます。

昨日は大勢の方々が、吉祥寺チャリティライブイベント「フクシマを思う5」にご参加下さいました.本当にありがとうございます。

昨日、Ustreamライブ配信されたアーカイブ(録画)は、今日から一週間ほど、下記のIWJのサイトで視聴出来ますので、ぜひご覧になって下さい。

本当に嬉しい大盛況でしたが、途中、用意した無償配布のブックレットの数が足りなくなるというハプニングも…。 ご説明不足でお客様にはご迷惑をおかけしましたが、既にお持ちの方やご夫婦でお見えの方が提供して下さいまして大変助かりました。お心遣いに心より感謝申し上げます。

2012年6月9日土曜日

この国はバカじゃなかろか!

野田首相が「私の意見を述べる」といって
大飯原発の再稼働を決断した。

この愚行を私は許さない。

「原発を動かさないとこの国は立ちゆかない」と発言したが

「原発を動かさないと電力会社の経営が立ちゆかない」ので再稼働します、とハッキリ言うべきだ。

「次の世代のために、このような事故を起こさないようにする」と発言したが

「次の世代のために、一度事故が起こってしまったら止めることも出来ず世界中に放射能をばらまき、被曝させ、土と川と海を汚染し、半径30kmの何十万人、何百万人の人々を自分たちの家に住めないようにし職業と土地と生き甲斐と健康を奪い、事故収束のための作業員を猛烈に被曝させ、ろくに補償はせず、しかしながら電気料金を値上げして利益を得るのは電力会社の当然の権利だという事故をあちこちで何度も起こさないようにする」と、もう少し詳しく言うべきだ。

「責任をとる」?「責任を持つ」?

福島第一原発の事故を起こした東京電力も政府も官僚も、誰一人いまだに責任を取っていないのに、次からは責任を取るってこと?

いやいや、こんな事故だれも責任なんか取れるわけがない。
辞任したって放射能汚染はなくならない。

「責任とる」なんて言葉は安全の担保にもなりゃしない。

国がすべきことは、首相がすべきことは、
この国が原発に頼らないようにするということを決断し、新しいエネルギーのビジョンをハッキリと打ち出し、最初はちょっと苦しいかもしれないけど、そこに向かってみんなで知恵を出し、工夫して実現しようと、強いリーダーシップを発揮することだ。雇用を心配する原発地元には新しい雇用にシフトし、安心して脱原発出来るようにすることだ。

これまでを引きずっていては新しいことは出来ない。
やると決めなければ新しいことは出来ない。
国民は新しいことをやろうといっているのだ。

首相のリーダシップとは、原発経済中毒の連中のいいなりになって民意も考えずに突然迷惑な決断をすることではない。

原発が事故を起こしたら、狭い日本中が全部汚染に曝されるのだから、勝手な政治判断で決めないでほしい。大切な子供たちの命を彼らに預けるのはまっぴらごめんだ。

もうそろそろ、私たち国民もこうした愚かな政治家や官僚を育ててしまった責任を取らなければならない。

明日、日隅さんの話を聞き、私たちが今からやるべきことをしっかりと考えたい。


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↓あと少し残席あります!


吉祥寺チャリティライブ フクシマを思うシリーズ5
「どうしたら原発事故のような人災を防ぐことができるのか」

6月10日(日)14時開演/13時30分開場
武蔵野商工会議所4階 市民会議室(ゼロワンホール)

【第1部】講演 ●日隅一雄(弁護士)http://yamebun.weblogs.jp/my-blog/
【第2部】ライブ「フクシマを思う」
朗読:金子あい(若松丈太郎「ひとのあかし」より、インゲ・ショル「チェルノブイリの詩」) 演奏:バンドネオン●大久保かおりhttp://www.kaoneon.com/ ベース●カイドーユタカhttp://www.geocities.jp/pktakkn/index.html

●入場料:2,000円(全席自由) 
●お問合せ:090-2474-7911(フクシマを思う実行委員会 鎌内) 
●ご予約:メールliveticket@parkcity.ne.jp または Fax.0422-55-7351









2012年6月4日月曜日

ラジオに出演します


ふたつとも生放送です。良かったらぜひお聴き下さい!

●6月6日(水) 6:25〜6:33 文化放送「吉田照美のソコダイジナトコ」通勤NOWコーナー
パーソナリティ:吉田照美、唐橋ユミ
http://www.joqr.co.jp/soko/

●6月6日(水) 14:30〜14:55 世田谷FM「アフタヌーンパラダイス」
パーソナリティ:小室等&白神直子
http://www.fmsetagaya.co.jp/index.html


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吉祥寺チャリティライブ フクシマを思うシリーズ5
「どうしたら原発事故のような人災を防ぐことができるのか」

6月10日(日)14時開演/13時30分開場
武蔵野商工会議所4階 市民会議室(ゼロワンホール)

【第1部】講演 ●日隅一雄(弁護士)http://yamebun.weblogs.jp/my-blog/
【第2部】ライブ「フクシマを思う」
朗読:金子あい(若松丈太郎「ひとのあかし」より、インゲ・ショル「チェルノブイリの詩」) 演奏:バンドネオン●大久保かおりhttp://www.kaoneon.com/ ベース●カイドーユタカhttp://www.geocities.jp/pktakkn/index.html

●入場料:2,000円(全席自由) 
●お問合せ:090-2474-7911(フクシマを思う実行委員会 鎌内) 
●ご予約:メールliveticket@parkcity.ne.jp または Fax.0422-55-7351















2012年5月25日金曜日

日隅一雄さんの本



4月に日隅さんのクレヨンハウスでの講演に行った。その前に週刊金曜日の記事などを読んでいたので、元産経新聞の記者で、東電・政府の会見で鋭く追求し続ける弁護士の日隅さんのお話にはとても興味があった。

実は日隅さんは昨年の5月に体調を崩し検査したところ、胆のう癌であることが発覚、ステージ4で医者から「余命半年、抗がん剤が効けば1年」と宣告された。そのような状況でも会見には出席し続けた。闘病の記録や日隅さんの仕事に関しては日隅さんのブログhttp://yamebun.weblogs.jp/my-blog/をぜひご覧下さい。

日隅さんの話を聞いて私は唸ってしまった。この原発事故はなんて根深いのか…。私たち国民がいかにないがしろにされているか…東電と保安院をはじめとする国の役所がどれ事故と我々をなめきっているか…マスコミがいかになにも機能していないかが、嫌ってほどよく分かって、唸ってしまったのである。

早速に日隅さんの本を買って帰った。この本は木野さんとの共著で、今年1月に出版され、2ヶ月で6刷されている。大手書店の震災・原発関連コーナーには必ずと言っていいほど置いてある。膨大な取材メモを元に検証しているこの本は、ものすごく面白い。いや、現在進行形の史上最悪の原発事故を面白いと言うのははばかられるが、ここに出てくる会見のおおよそを私たちはテレビや新聞で見てきており、それがいかに事実を隠蔽していたか、腹立たしいけど面白いほど分かるのである。そのデタラメとお粗末振りは本当にひどい。そしてそれをおかしいと追求しない大手メディアもまた腐りきっていることがよく分かる。読み進めているうちに、どんどん腹が立ってくる。私たちはこの原発事故の当事者である。我々の健康が脅かされ命がかかっているにもかかわらず、東電や政府(官僚)は平気でウソをつく。隠す。そして、一般的なテレビや新聞の報道こそが私たちに成り代わってつねに、監視していなければならないのに、重要な情報を隠したまま、なんの検証もせず大本営発表を続けている。これは、もう、私たちは黙って鵜呑みにしていてはいけません。皆さんもぜひこの本を読んでみてください。8ヶ月に及ぶ会見を、メルトダウン、SPEEDI、作業員の被曝、フリージャーナリスト排除、何を守ろうとしたのか…などのテーマで検証しています。またトピックスも興味深い。汚染水が海へ漏れた時など、汚染水のルートを確認するために本来なら専用のトレーサーがあるのにも関わらず、市販の入浴剤が使われたのだという。そんなこと知ってました?止水のためにおがくずを投入したことなどを海外のマスメディアは批判的に報道したが、日本のマスコミはそのようなこともなかった…私たちは、情報を得ることが出来ない…鎖国よりひどい状況にあるのかもしれません。


日隅さんの病気がこれ以上進行しないことを切望します。もっと活動を続けてほしい。続けるべき人だと思います。

インターネットでも日隅さんのブログを読むことが出来ますが、生の声ほどひとにつたわるものはありません。
ぜひ、みなさん直接日隅さんの話を聞きにいらして下さい。
心よりお待ちしております。

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●ゲストミュージシャンは
バンドネオンの大久保かおりさんと、急遽、参加して下さることになったベースのカイドーユタカさんのお二人です。バンドネオンはタンゴで使われている楽器。哀切漂う音色も大久保さんの手にかかると不思議な世界に!(これも追ってブログでご紹介していきますね)

日曜日の午後、ご家族やお友だちを誘って吉祥寺散歩の途中にお立ち寄り下さい。
心よりお待ちしております。

※ 今回特別に、入場料には日隅さんの著書「『主権者』は誰か─原発事故から考える」(岩波ブックレット525円)が含まれます。また、収入の一部は「未来の福島こども基金」へ寄付いたします。
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吉祥寺チャリティライブ
フクシマを思うシリーズ5
「どうしたら原発事故のような人災を防ぐことができるのか」

6月10日(日)14時開演/13時30分開場
武蔵野商工会議所4階 市民会議室(ゼロワンホール)

●入場料:2,000円(全席自由) 
●お問合せ:090-2474-7911(フクシマを思う実行委員会 鎌内) 
●ご予約:メールliveticket@parkcity.ne.jp または Fax.0422-55-7351

お話●日隅一雄(弁護士)http://yamebun.weblogs.jp/my-blog/
バンドネオン●大久保かおりhttp://www.kaoneon.com/
ベース●カイドーユタカhttp://www.geocities.jp/pktakkn/index.html
朗読●金子あい









2012年5月20日日曜日

東京新聞に取材して頂きました






































5月の連休の合間、常ならぬ人出でごった返している吉祥寺駅近くで、東京新聞の記者とカメラマンと待ち合わせました。駅方向の人混みの中に私の姿を探しているお二人の前に自転車(別名:流星号。サドルをカラスに食べられた、いい加減オシャレなのに変えたいけど頑丈すぎて壊れない年季物のママチャリ)で到着。自転車は意外だったらしくお二人にものすごくうけてました。

撮影場所を求めて井の頭公園に。幸い雨はあがり新緑が水気を含んで一層輝いている中でパシャリと撮って頂き、その後場所を移動して、取材して頂きました。

いつものことですが、話し始めたら止まらなくなって、熱い思いの石炭エンジン全開!また、本当によく聞いてくださるので、うっかりすっかりこの10万倍は喋ってしまって、あとから記者の方を困らせたのではないかと心配しました。でも、この記事を読んで、私の言いたかったことはこういうことだったのかと改めてよく分かり、伝えたかったことが全部詰まっていたのでとても嬉しく思いました。

ん…?

つまり私はいつも何時間も喋らなくても、

これで十分なのか…?


でも、でも、
やっぱり体中に詰まっている思いの蒸気の圧力は、話し始めたら止まらないのですぅ〜〜〜。

フクシマを思うシリーズ5にぜひおいで下さい!


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吉祥寺チャリティライブ
フクシマを思うシリーズ5
「どうしたら原発事故のような人災を防ぐことができるのか」

6月10日(日)14時開演/13時30分開場
武蔵野商工会議所4階 市民会議室(ゼロワンホール)

●入場料:2,000円(全席自由) 
●お問合せ:090-2474-7911(フクシマを思う実行委員会 鎌内) 
●ご予約:メールliveticket@parkcity.ne.jp または Fax.0422-55-7351

お話●日隅一雄(弁護士)http://yamebun.weblogs.jp/my-blog/
バンドネオン●大久保かおりhttp://www.kaoneon.com/
ベース●カイドーユタカhttp://www.geocities.jp/pktakkn/index.html
朗読●金子あい

2012年5月16日水曜日

フクシマを思うシリーズ5「どうしたら原発事故のような人災を防ぐことができるのか」


このシリーズも今回で5回目です。

毎回ご参加下さる皆様、本当にありがとうございます。

被災地のこと、原発事故のことが日に日に薄れゆく中で、私たち一人一人が忘れずに、考え、行動を起こしていくことがますます大切だと感じています。

●感じて学ぶ
思いをおなじくするアーティストによる聞き応えのある演奏と朗読を味わっていただきながら、様々な分野のゲストのお話をじっくりお聞きいただくこの企画では、素晴らしいミュージシャン達による本格的なライブが大好評です。そして毎回「福島」や「原発」をテーマに和合亮一さんをはじめとする詩を選び、私が朗読します。

●トークゲストは日隅一雄さん
今回のトークゲストの日隅一雄さんは、震災直後の3/16から東電・政府の記者会見に出席し続け、いかに政府や東電が情報を隠蔽し、誤った情報を流し続けてきたかを鋭く追求し続けています。
詳しくは、日隅一雄・木野龍逸/共著の『検証 福島原発事故記者会見─東電・政府は何を隠したのか』をぜひお読み下さい。(この本については改めて書きますが、本当に政府と東電のデタラメさが詳細に検証されていて、もう〜〜本当に背筋が寒くなります!)

さて、日隅さんは会見に出席している只中の、昨年5月に癌であることが発覚、現在、治療を続けながら「忘れないだけではだめだ、2度と繰り返さないためにどうすればよいか」精力的に「伝える」活動を続けています。ぜひ吉祥寺でもお話いただきたいとお忙しい中お願いしました。深く納得できる本当に大切なお話です。是非ぜひ一人でも多くの方にお聞き頂きたいと思っています。

●ゲストミュージシャンは
バンドネオンの大久保かおりさんと、急遽、参加して下さることになったベースのカイドーユタカさんのお二人です。バンドネオンはタンゴで使われている楽器。哀切漂う音色も大久保さんの手にかかると不思議な世界に!(これも追ってブログでご紹介していきますね)

日曜日の午後、ご家族やお友だちを誘って吉祥寺散歩の途中にお立ち寄り下さい。
心よりお待ちしております。

※ 今回特別に、入場料には日隅さんの著書「『主権者』は誰か─原発事故から考える」(岩波ブックレット525円)が含まれます。また、収入の一部は「未来の福島こども基金」へ寄付いたします。

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吉祥寺チャリティライブ
フクシマを思うシリーズ5
「どうしたら原発事故のような人災を防ぐことができるのか」

6月10日(日)14時開演/13時30分開場
武蔵野商工会議所4階 市民会議室(ゼロワンホール)

●入場料:2,000円(全席自由) 
●お問合せ:090-2474-7911(フクシマを思う実行委員会 鎌内) 
●ご予約:メールliveticket@parkcity.ne.jp または Fax.0422-55-7351

お話●日隅一雄(弁護士)http://yamebun.weblogs.jp/my-blog/
バンドネオン●大久保かおりhttp://www.kaoneon.com/
ベース●カイドーユタカhttp://www.geocities.jp/pktakkn/index.html
朗読●金子あい



2012年4月20日金曜日

しばらく平家について書いています

平家物語公演についていろいろなおもしろエピソードを書いています。ぜひお読み下さい。
→右のチラシをクリックしてね。

2012年4月8日日曜日

「花見」の意味

ピンぼけすみません。ここはしばしば花見渋滞。でも自転車はすいすい〜。


玄関でると…!
ブログ書いている場合ではないのですが、今朝、発見したことを手短に書きます。

FBをはじめネット上では各地の桜の写真が乱れ飛んでおります。
私まで写真を載せてサーバーを無駄遣いしなくてもいいかな、と思いつつ
我が家の目の前は桜並木。
もう、本当に目の覚めるような美しさです。
特に朝がすばらしいんです!
ああ、言葉でも写真でも伝えきれないもどかしさ。
一年に一度だけここぞとばかりに咲きほこるソメイヨシノをこれほどまでに魅力的に思うようになったのは、ここへ越してきてからです。

うちでは、花見に行く必要がありません。えへん。
カーテンを開ければ桜、玄関を出れば桜です。

初日を明日に控え、何となく神経質になっていた私。
用事があって昼頃、吉祥寺まで自転車で行きました。

この時期の楽しみは自転車で桜並木の下を爽快に走ること。
最高です。最高です。

で、走っておりましたら、頭上の桜の花々からぱあ〜〜〜〜っと
なんといいますか、満ちあふれるエネルギーというか、力というか、気というかが
降り注いでくるようで、たちまちに体に元気がみなぎってきたのです。

あああああ、なるほど。なるほど。

花見というのは、本来、一年に一度の花の力をお裾分けしてもらう…

そういうことなんだな、と。

身を委ねるべし。

そんな風に言われているような気がしました。

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平家物語の見どころと解説も是非お読み下さい!http://heikemono.blogspot.jp/

2012年4月5日木曜日

ただいま平家物語公演ブログ絶讃(←自己申告)更新中。

公演まであと僅か。
各方面から叱咤激励のお言葉頂いております。
ちょっと幽体離脱しそうな心持ちです。
毎日寝ている時以外は声を出し続けているので
そろそろ油が必要になってきました。

しばらくは、平家物語公演ブログの方で、あらすじや見どころや雑感など
書いておりますので、そちらを覗いてみてください〜!
右のチラシの画像をクリックしてくださいね!→

2012年4月2日月曜日

とことん

iPhoneの復元で昨日は結構時間をとられてしまいました。
なんだかな〜。もう。

最近、演出と美術のあることについて、なかなか意見がまとまらない事がありました。

まとまらないというのはちがうな。
これだというものがなかなか見えないというかんじでしょうか。

何か気になるというのをとことん話し合って、ちょっともう出ないかもと思いながらもしつこく悩み続けると、出るんですね。これだ、と思うアイデアが。
なにやら便秘の話みたいですが、うんうん唸って出てくると、便秘した甲斐が、いやいや、悩んだ甲斐があったなあと思います。
お客様にとっては、え?これのこと?ともうかもしれないけど、そんなディテールにこだわっちゃってる私たちです。

昨日から平家物語の各演目について書いています。平家物語公演ブログもぜひお読みください。(右のチラシの画像をクリックしてね)

2012年4月1日日曜日

iPhoneが壊れて

実は昨日iPhoneが突然うんともすんとも言わなくなり
壊れました。

朗読会をビデオに撮ろうと鞄から取り出したら
あら?あらら?
電源も入らない液晶もつかない
充電してみてもだめ。

東京に帰り着き閉店直後のアップルストアに駆け込み
(吉祥寺店の対応はすばらしかった〜〜)
翌日(つまり今日)交換修理することになったのですが
直前まで普通に動いていたので本当に信じられない。

ああ、メールも電話もつながらないわぁと
ちょっとおろおろしてしまったのですが
あきらめて一晩なしでいたら
ちょっとほっとしている自分がいました。
静か静か。
ほんとうに普段携帯に追われるように生活しているんだなあと実感。
すこし考え直そう。

静かな静かな日曜の朝を迎え。
さてこれから交換修理に行ってきます。

2012年3月31日土曜日

福島市飯野町 境野邸で朗読会

昨日のあたたかさが嘘のように、昼前には土砂降りの雨の中、私と飛び入り参加の永田砂知子さんは車で福島市飯野町の境野邸に向かいました。

かやぶき屋根の素敵な古民家。
スローライフな生活と食事を実践してきた境野米子さんご一家。
しかし、茅は汚染が高く空間線量も高いそうです。
庭の畑もすべて諦めたとおっしゃってました。

飯舘村の方のお話を聞いた後に、私の朗読会「フクシマを思う」が始まりました。
今回は和合亮一さんの最新刊「ふたたびの春に」からと、長田弘さんの「詩の樹の下で」から読みました。ブルース・ヒューバナーさんの尺八で「鶴」を聴いた後に、永田さんの波紋音とともに語りました。お客様はいつの間にやら次から次といらして、わざわざ駆けつけて下さった方々もいらっしゃり満員で座敷からあふれるほどでした。本当にびっくりしました。
優しい空間に包まれて、一年経って読んだ詩を皆さんどのように感じられたでしょうか。

永田さんの波紋音ワークショップもあり、永田さんとブルースさんとの即興演奏もあり、秋田の音楽家あるまんどさんの飛び入り演奏もあり、多くの懐かしい方々に会えて濃い素敵なひとときでした。
川内村での魅力的な宴を思い切り、私と永田さんは平家の稽古のために新幹線に飛び乗り一路東京へ〜〜〜。

2012年3月28日水曜日

ささやかな

進級の時期を迎え
こどもたちは仲良しだったお友だちに
ありがとうの手紙を渡したりしているようです。

ある日ポストを覗くと
かわいらしい絵柄の封筒が届いていました。

お手紙の返事のようです。

封を開くと便せんと一緒に
小さな紙切れが。

手紙の中身はひみつ
大人が勝手に見てはいけません。

机に落ちたその紙切れは
カラフルな小さなシールでした。

お礼の気持ちを込めたささやかなおくりもの。

かわいらしさに思わずほほえみながら
こどもたちのうつくしさに胸がいっぱいになりました。

2012年3月19日月曜日

ベランダすっきり

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平家や芝居に関しては「平家物語」公演ブログhttp://heikemono.blogspot.jp/をご覧下さい!
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雑感。
正月の模様替えで不要になった、手作りのワイン木箱の棚(っていってもつなげただけですが)を処分するのに伴い、ベランダに敷いていたぼろぼろになったちゃちなウッドタイルも処分することにしました。どけたら一年分のゴミや落ち葉が下に堆積!!!

よく考えたら、、、3.11以降掃除していなかった。。。。。
ということは汚染物質もたっぷり含まれているわけで。

人間隠れてる事には気づかないのだ、ということに今更ながら気づかされました。
今朝やっと掃除してベランダがすっきり。
花粉飛びまくりで気が進まないけど
久々に大量に洗濯物を干しました。

と、そんなこんなで雑事に追われてちっとも仕事がはかどらない。
さて、コーヒー飲んで一踏ん張りしませう。

2012年3月15日木曜日

3/16金 エフエム世田谷に出演します。

ラジオ出演のお知らせです。
今週の金曜日、3月16日に私、金子あいと永田砂知子が、エフエム世田谷「悠ゆう素的」に出演します。 この番組は「和」の面白さや素敵を紹介する番組で、奈良のFMとも提携しているとか。なかなか特徴のある番組で面白そう!今から出演するのを楽しみにしています。
放送時間は午前11:30〜12:00の間。
エフエム世田谷83・4MHz
電波が飛ぶ地域は、世田谷のほかに、杉並、中野、渋谷、目黒、狛江方面。
パソコン、スマートフォン、iphoneなどでも聞くことができるようです。
詳しくはエフエム世田谷HPご覧ください。
http://www.fmsetagaya.co.jp/ 

平家物語の見どころや、どうやって二人で音と言葉を組み立てていくのかなどお話しできればいいなあと思っています。波紋音の演奏と語りのさわりの部分もやる予定です。波紋音の音をまだ聞いたことがない方ぜひお聴き下さい!
*予告 来月4月4日 文化放送「くにまるジャパン」に金子&永田が出演の予定。お楽しみに。

2012年3月12日月曜日

震災は続いている

テレビやラジオがこぞって、あの日何が起きたかということを振り返った今日。2:46には、私も犠牲となった方々に黙祷を捧げ献杯した。そして、被災地の新しい未来を心より祈った。
明日から各局がどういう姿勢で報道を続けるのか、よく見てみようと思う。

当時の映像には釘付けになった。忘れる事などできない出来事だ。じっと見ているうちに、当時、原発事故を前に絶望的な気持ちになったことが思い出された。

そして、復興はどう進んでいるのか?全く進んでいないのか?被災された方々はどういう日常を送っているのか?仮設住宅はどうなっているのか?仕事は?補償はもらえているのか?子供たちの被曝はどうなっているのか?原発では誰が作業をしていて、その人達の被曝健康管理は大丈夫なのか?予算がないから東京電力はやるべき作業を棚上げしているのは本当なのか?知りたい、知らなければならないと思った。

うっかりすると震災が終わったとおもわされそうだ。
何も終わってはいない
そのことをメディアはもっと必死に伝えるべきだ
政府の広報や電力会社のいいなりになることをやめて、あらゆる事に疑問を持つべきだ。

ところで今日は、番組内の当時の映像よりも、番組の合間に流れた「AC」のCMにストレスを感じた。あのとき強制的につながろう助け合おうと「作られた」映像を見せつけられた記憶が蘇る。つながろう助け合おう−が嫌なのではない。そのCMの裏に、命に関わる重大な情報を隠蔽していた政府と電力会社と、それにつながっている広告代理店が垣間見えるからである。

震災と東京電力の原発事故は、これまで私たちの社会が内包していた問題を一挙に吹き出させることとなった。
一年前とこの国も電力会社もメディアも何も変わっていない。情けなくて憂鬱になる。

この一年私は何ができたのだろうか?己の非力が悔しい。

しかし、小さな力が大きな流れを作ると信じて明日からの一年もできることをやっていこうと思う。

2012年3月11日日曜日

うん十年ぶりの剣道部同窓会

中学卒業以来、ウン十年。
はじめて剣道部の同窓会に参加しました。

そうです。
わたくし、剣道部だったのです。
小学三年生から(親に強制されて)地元剣友会に通い、
中学時代は吹奏楽部がなかったので剣道部に入りました。
都大会ベスト8になったこともありました(すっかり忘れてましたが)
運動音痴の私の唯一の輝かしい成績です。
ちなみに何を間違ったか、大学時代も剣道部でした。吹奏楽部がなかったので。

剣道の稽古はとても厳しかったので、好きじゃなかったのですが、
こうしてみると、意外に長くやってたんですね。どうしてだろう??
何か引きつけるものがあったのでしょうね。

さて、店に入ってすぐは、ぱっと見て分からなかった同級生や下級生の顔も
しばらく話していると、話し方や笑顔など、昔のままでちっとも変わらない!
どんどん懐かしい記憶が蘇ってきます。
しかも、当時中学生だった自分たちにはものすごく年上に見えた顧問の先生が
実は十歳しか年が離れていないと知ってびっくり!
あのときは子供と大人だったのに、今やどちらも立派な中年(笑)。

そして、当時の私を知っている人たちが私の顔をまじまじと見ながら
口をそろえていったのが
「そんなに色白かったっけ?」
「そう、日に当たらなくなって白くなったけど、昔はあれくらい色が黒かったのよね」
と焦げ茶色の床板を指さすと、さすが当時を知る同窓生達!大きくうなずき
「うん、これくらい黒かった!」

当時、同級生のUさんがとても強くて、勝った覚えがなかったので、
自分は弱いと思っていたのですが、
先生から「強かったよ、しなやかな剣道だった」と言われてちょっと嬉しかったデス。

とても嬉しく楽しいひとときでした。皆さんありがとう。

剣道部の皆さん
4月の平家物語を是非観にいらしてください。
袴姿で戦う私を見たらきっと当時を思い出しますよ〜。
(あ、そういうところには剣道の経験が役立っているかも)
ただし、客席で大きな声で「かわらねえなあ〜」と言わないように(笑)。

また、会えるのを楽しみにしています。

2012年3月7日水曜日

第91回粟谷能の会

「景清」粟谷明生(撮影:BOZZO)

「砧」粟谷能夫(撮影:BOZZO)
始まる前に解説をする私(撮影:BOZZO)
3/4に開催された粟谷能の会。
満場のお客様で活気にあふれた客席を見て、とても心強く思いました。

私が演能前に解説をするのは今回が2回目。能の研究者ではなく、かといって長くお稽古しているのでまんざら能を知らないわけでもない。だれ?という感じはぬぐえないだろうなと思いつつ門下生と名乗っているわけですが、どういう立場で何を話すべきか、毎回大変に悩みます。今回はメモを元にある程度その場でしゃべってみました。しかし痛恨の敬語の凡ミスが一カ所。あ〜〜脳の回転に口の動きがついて行かなかった!悔やまれます。ご容赦を。

読むと聞くでは違うので、始まる前にあらすじをお話しし、いくつかの見どころをさりげなく皆さんに意識していただき、さあ、どうぞこちらの世界へ。と誘う。それが私の役目かなと思います。
まだまだ、工夫しながら、客席の皆様と一緒にわくわくうっとりする能の世界へ私も身を委ねようと思います。

能楽師の揺るぎない技と表現は本当に美しいです。
ぜひ皆さんも能楽堂に足をお運び下さい。



2012年3月6日火曜日

ついにデロンギが〜〜〜

〜〜〜連日のほぼ徹夜続きとこの寒さで24時間フル稼働の我が家のデロンギオイルヒーターちゃん。先週の土曜日の未明に、じじじじっと言ってるなあ、と疑問に思いつつもしばらく放っておいたら、なにやら焦げ臭くなってきて、慌てて消しました。
翌日、おそるおそるスイッチを入れてみると、隙間から見えるスイッチ裏の配線の部分の一部がフィラメントのように赤く発熱しているではありませんか!ほんのり焦げ臭さも。。。。
これ、さすがにまずいのでは??今までなかったことと思います。
で、いつ買ったのかなあと調べてみたら、9年前。

え”〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ?!

もう9年????

そんなに年を経ていたなんて知らなかった。
光陰矢のごとし。高速を通り越して光速な感じ。間もなく音速かも。

サービスセンターに電話したら
製造が終わってしまったので部品ないかも、なくても修理できるかも、とりあえず送って診断してみますか?と聞かれ、できれば直して使うべきだと思ったけど、価格.comで見ると安いのは修理代の倍くらい。コンセントなんかも改良されていて、悩んでしまう。
一番悩むのは送ってみて修理できないとなったときに、診断費が余分にかかってしまうこと。う〜〜〜〜ん。どうしよう。

そんなわけで、決めかねて
とりあえず久々にエアコン使ってますが、
尋常でなく乾燥しますねえ!
まいったまいった。

3/4多摩地域のタウン紙asacocoに取材していただきました

前身のアサヒタウンズから根強い読者のいる多摩地域のタウン紙「asacoco」。先日の3/4日曜日の朝日新聞に折り込まれています。見落とした方古新聞置き場へレッツゴー!
今回の平家物語公演についてじっくり取材して書いて下さいました。とてもいい記事なのでご紹介します。
(といいつつ、この大きさで読めるのかしら?ちょっと載せてみます)

2012年2月26日日曜日

簡単手作りコスメ

保湿化粧水と美容液。冷凍保管すると長持ちします。
映画やテレビでご活躍のヘアメイクアーティスト中村洋子さんの手作りコスメ教室に参加しました。「拍子抜けするほど簡単なのよ〜」といわれたとおり、無添加の化粧水や美容液があっという間にできあがり、拍子抜け(笑)。大枚はたいて百貨店で買う化粧品はいったい何なんだ????と思わずにはいられません。「色気のないボトルでごめんなさいね〜」とおっしゃる中村さんはおっとりほんわか癒し系。いろいろなお話をしてとても楽しいひとときでした。早速さっぱりしっとりの化粧水を使うのが楽しみです。この教室はこれから毎月1回行われ、ファンデーションや日焼け止めも作れるそうです。興味のある方は是非。

会場である六本木のレンタルドレスショップ「マイ・ナイト・アウト」はパリやミラノから直輸入の素敵なドレスがいっぱい!私もずいぶん舞台でドレスを着るときにお世話になりました。オーナーの阿部さんもとっても素敵な方ですよ!ドレスを着る時には是非気軽に相談してみて下さい。手作りコスメ教室の申込みもできます。
http://mno.vary.jp/index.html
写真?あらやだ〜とにこにこ笑顔の中村さん。かわいい方でした。
中村さんは私の写真を撮ってブログに載せるといってました(笑)。

2012年2月18日土曜日

平家物語公演ブログ 始めました。

平家物語の公演関連の情報はこちらにアップしていきますので是非ご覧下さい。

平家物語 語りと波紋音 公演ブログ
http://heikemono.blogspot.com/

2012年2月11日土曜日

今知りたい放射能汚染の状況と内部被曝 ラジオで放送されます。

「フクシマを思うシリーズ4 放射能汚染から農業は取り戻せるのか?〜チェルノブイリと福島〜」が、むさしのFMで22月12日(日) 20:00〜21:30に録音放送されます。
インターネットで全国どこからでも聴くことができますので、
ぜひ皆様お聴きになってください。

むさしのFM http://www.musashino-fm.co.jp/

*むさしのFMのHPから、サイマルラジオのHPに飛びますので、そこでむさしのFMを選んでクリックして下さい。パソコンでラジオが聴けます。

前半は、河田昌東先生の23年に及ぶチェルノブイリ支援で得た徹底的に積み重ねたデータとウクライナで26年にわたって起きている事実、そして福島の現状についてのお話です。私達は何を選び、どれくらいの放射性物質を体内に摂取しても大丈夫なのか?不安を煽る情報が多い中で、心配すべき事と心配しなくてもいいことがとてもよく分かる内容でした。何より、こうしたお話を聞くことによって、私達が自力で考えられるようになることが大切です。
また、汚染地域(それは福島に限らず関東圏の多くの地域が多かれ少なかれ汚染されています)でこれからも農業を続けていくことは可能なのか?つくる農家と食べる私達とともに乗り越えていけるのか?そうして点についても、これからの可能性をお話下さいました。

今回はアンケートの数もとても多かったです。知りたかった事が分かったという意見が多く、先生の著書も完売したくらいです。

ラジオで改めて聴くとじっくりと言葉が耳に入ってきますのでオススメです。


 事故発生直後から福島県内を回り調査を続けている。「チェルノブイリで私達が学んだことをぜひ福島でお役に立てたい」

福島県内やウクライナなど各地を飛び回る河田先生。ガイガーカウンターを手に放射線の単位を分かりやすく解説。


会場ではメモを取りながら真剣に聴いていました。


 後半は金子あいによる3つの朗読と橘政愛さんの打楽器をお聴き下さい。


斎藤紘二さん「石棺」
辺見庸さん「海を泳ぐ蒼い牛」
和合亮一さん「詩の礫 3/19」

打楽器の様々な音色が詩の言葉の世界を広げる面白さや
和合さんの言葉には一年経ってなお何も変わらないことに愕然とします



会場では、吉祥寺サンロード商店街にある東北物産館と二本松農園が野菜や物産を販売しました。

二本松農園の齋藤社長が今の福島の状況をお話下さいました。「実際、福島は河田先生のおっしゃるとおりです。そして福島の苦悩は日に日に深くなっています。普通の生活をするという人間が生きるということを奪われてしまっているのです。心の風景が変わってしまいました。その言葉は私達の胸に突き刺さりました。
二本松農園ではすべての品物を放射能測定し、数値を表示して販売しているので安心して買うことができます。ほとんどが0ベクレル。ごく一部10ベクレルなど。どちらのお店もほぼ完売するほど人気でした。


「こんなに東京で福島のことを皆さんが思ってくれて本当にうれしい、、」とおっしゃって下さった齋藤さん。微力ながらお役に立てればと思いました。

翌日は国会の事故調査委員会に呼ばれているので東京に泊まりという河田先生を囲んで、食事をしながらスタッフも含め、いろいろとお話をしました。こういう会は準備と片付けが大変なんですよね、、、といいながら片付けを手伝って下さった河田先生。優しい柔らかな物腰の中に、揺るぎない信念を感じました。地道にチェルノブイリの支援に取り組んでいらしたことは大変なことだったと思います。
こうした地道な活動しかできなくて歯がゆいです、といった私に、河田先生は「いいんです。思いついたことは何でもやればいいんです。」そうしてみんながそれぞれ思いついたことをやってどんどん大きな力になれば、きっと世の中は変わります、と。河田先生から安心と勇気を頂いた一日でした。

ラジオ是非聴いて下さい!

次回は7月を予定しています。
是非お出かけ下さい。









2012年2月5日日曜日

「フクシマを思う4」にご参加下さった皆様ありがとうございました!!

河田昌東先生のお話に参加した皆さん大きくうなずいていらっしゃいました。
朗読と音楽もじっくり聞き入って下さって、最期には二本松農園の方のお話はまさにフクシマの状況を語って下さり、充実した2時間でした。詳しいご報告は近日アップします。
また新しい出会いがたくさんありました!ありがとうございました。

2012年2月4日土曜日

メディアで紹介されました。

●朝日新聞 2月2日(木) 朝刊むさしの版「被爆対策考える武蔵野で講演会」
●東京新聞 1月30日(月) 夕刊 黒板
●リビングむさしの 2月4日 1775号 3P「今週のトピックス」
●吉祥寺経済新聞 http://kichijoji.keizai.biz/headline/1333/

●文化放送『吉田照美ソコダイジナトコ』2月3日(金) 通勤NOW

毎朝聴いてる大好きな番組です。横並び報道に嫌気がさした方には是非!
照美さんユミさんがとても丁寧にお話聞いて下さって感激しました!
ありがとうございました。ソコトコリスナーの皆様もお待ちしております!


2012年2月2日木曜日

内部被曝について考えよう〜フクシマを思う4「放射能汚染から農業は取り戻せるのか?〜チェルノブイリと福島〜」

アーティストが主催するのに、むずかしいタイトルだなぁと思われた方もいるかもしれません。

東京電力福島第一原発の事故以来、放射能汚染により福島の方々は健康で平和に暮らせる故郷の土地も家も職も奪われ、多かれ少なかれ日本中の土地と海に放射性物質が降り注ぎました。過去形ではありません。いまだ毎時7万2千ベクレルの放射性セシウムが大気中に放出されています。私達は放射能とともに生きて行く覚悟をしなければなりません。

ひとりひとり、どう受け止め、考えればいいのか。人任せにせず、自分に引き寄せて考えるためにも、やはり少しずつでも学ぶことはとても役に立つと思います。そのためにこの会でも今年は、朗読や音楽に加え、いろいろな方にお話をしていただき、皆さんと一緒に感じて考えて行ければと思っています。皆様のご参加をお待ちしております。

22年間チェルノブイリ救援中部とともに支援活動をされてきた河田先生。
内部被曝の被害で健康被害を生じた人の半数は、初期に放射性物質を含んだ空気を吸い込んだことが原因。残りは汚染された食べ物を数年間にわたり食べ続けたものだとおっしゃっています。

内部被曝とはいったいどういうことなのでしょう?何を食べればいいのでしょう?安全な農地を確保することは可能なのでしょうか?福島の農地はどうなっているのでしょうか?私達は福島の農家をどう支えていくことができるのでしょうか?

チェルノブイリでのデータや、研究で分かってきたことを福島と比較しながら河田先生は大変わかりやすく話されます。チェルノブイリでの経験を元に、汚染除去や暮らしの中の被爆対策を提言して頂きます。

そして、間もなく震災から一年ということで、辺見庸さんの詩集『眼の海』から一編。仙台の詩人斎藤紘二さんの「石棺」。そして、もう一度原点に立ち返り、心に刻む為にも、吉祥寺ではまだ読んでいない和合亮一さんの「詩の礫05」を橘政愛さんの打楽器とともに朗読します。

会場では、東北物産館と二本松農園の放射能測定をした農産物の販売も行います。

週末は少し寒さが和らぎそうです。
ぜひぜひ、皆様お誘い合わせの上お越しください。お待ちしております。



●フクシマを思うシリーズ4
「放射能汚染から農業は取り戻せるのか?〜チェルノブイリと福島〜」
2012年2月5日(日)14:00開演/13:30開場


 ゲスト:河田昌東(NPO法人チェルノブイリ救援・中部理事)朗読:金子あい/打楽器:橘 政愛
会場:吉祥寺南町コミュニティセンター ホール
武蔵野市吉祥寺南町3-13-1(0422-43-6372)
吉祥寺駅公園口下車井の頭通りを西荻窪方面に徒歩約12分、前進座隣り
料金:2000円




お問合せ・ご予約  090ー2474ー7911(鎌内) fukushima.omou@gmail.com