2011年10月31日月曜日

お百度参り??

こんばんは。今日は10月最終日。
なんだか、めまぐるしくいろいろなことが起きたような…起きてないような…そんなひと月でした。
なんだその曖昧さは?!と思われることでしょう。

なんといいますか、物事の感じ方がミクロとマクロを行ったり来たりして、これまでこだわってたこととか、考えとか、状況とかが地球の営みからすれば、なんかこう、どうってことないよなあ。みたいな。煩悩と悟りの間を行ったり来たりお百度参りしている感じです。一つ歳をとって、衰えていく我が身を見て、ちょっとの間も本当はぼやぼやしていてはいかんのだ。と思いつつうっかり怠惰に身を任せてしまう。狂気に身をゆだねられたら〜という願望が時々むくむくとわき起こるけれど、きわめてノーマルだったりする。

明日から心機一転。大海原へ漕ぎ出すような、そんな気持ちで行ってこ〜!

2011年10月24日月曜日

ワタクシ、週間「碁」に載りました!


先日開催されたJISAコンベンションで
日本棋院棋士会長 小川誠子六段の講演で聞き手をつとめさせて頂きました。
その時の記事が、なんと、週刊「碁」に掲載されました!なんだか嬉し恥ずかしデス。
こんなことでもなければワタクシぜ〜ったいこの新聞に載ることなんかありませんもの。嬉しいですね!で、拝読。あ〜〜〜〜「囲碁はじめます宣言」がこんな所にも!(><)

小川先生に「あの〜〜〜、囲碁ってどうやるんですか??」と率直な質問を(勇気を出して)してみたら、会場の囲碁経験者からは「ぶっ!」と吹き出すような失笑が〜〜〜。
すみません〜、でも、小川先生だから聞けたのですぅ〜、小川先生はそんな質問もおもしろがって丁寧に答えて下さいましたよ。

そのあと楽屋で王銘琬先生が「いや〜面白かったですよ!私たちは小さい頃から囲碁をやっているので、出来ない人のことが分からないのです。だから今日はぜんぶ勉強になりました!(笑)」

囲碁界の方は皆さんなんて優しいんでしょう!
でも、小川先生とのお話はいつまでもしていたかったくらい、本当に楽しかったです。


2011年10月17日月曜日

髪を切ってさっぱり!

新内・能・囲碁・能と怒濤の3種目連続日替わり本番 (←なんだかわからないですねこれじゃ。笑。)が終わって一週間。能楽師の先生方といろいろお話しさせて頂き、お酒もダイブいただいて、連休の最終日はクレヨンハウスの朝の学校に(若干二日酔いで)参加。フォトジャーナリスト樋口健二さんの原発被爆労働者のお話を聞き、私の脳みそは完全にぐるぐるミックス。さすがにキャパオーバーで知恵熱ダウン。そして震災前から伸ばしっぱなしでもう長くなりすぎた髪が急に我慢できなくなって、思いっきりばっさり切りました。くるくるパーマもかけて、平家物語のイメージとは全然違う別人になりました〜。そうですね、一言で例えるなら、寝癖のイタリア人か、もしくは、風にあおられたフランス人みたいな感じです。

イマイチ元気が戻らないので、なかなか、よいしょと取りかかれないのですが、そろそろ、平家の写真をアップします。そして、フクシマシリーズのチラシをデザインしなきゃ〜。
でも、今日は寝ます。。。。お休みなさい。

2011年10月6日木曜日

小川誠子先生と王銘琬先生に挟まれて

目が回りそう

吉祥寺の平家公演が終わってほっとする間は全くなく、今週は連日のように講演の聞き手、解説のお仕事がはいっています。先週はまさに自分が主役で気合の火の玉を送りだすような感じでしたが、今週はワキ。合いの手でいかに面白くなるか、使う神経が180度異なります。

しかし、来週はおそろしく暇なのに、どうして忙しい時は重なるのでしょうかねぇ。(笑)。仕事っておかしなものです。でも、お声を掛けていただけるのが何より幸せ。たくさんの新しい出会いがあり、ありがたいなあとつくづく思っています。

●日曜日、新内の富士松小照師匠の「観月の宴」がありました。美味しい料理を楽しみながらお座敷で新内を聴く、ちょっとぜいたくで素晴らしい催しです。小照師匠はお綺麗でさっぱりしたとっても素敵な方で、うっとり聞きほれてしまいます。いいですねいいですね。静かな空間。お庭。ホールとは違うこういう楽しみ方をもっと多くの方に味わっていただきたいと仰っていました。お客様は長年新内を聞いていらっしゃる方が多く、若輩の私が解説をするのはやはり緊張します。演目は季節の「十三夜」と「尾上伊太八」。いろいろと調べるうちに十
三夜は面白いエピソードがたくさん出てきました。原作も読み返し、あらためてすごくいいなと。来年の十三夜には語ってみたいなととても思いました。お話面白かったといってくださる方がいたので、やはりネタ探しは重要!

●月曜日、私の能の師、粟谷明生先生が主催する初めての能楽鑑賞講座の聞き手を務めました。お客様は能を習っている方もいれば初心者の方もいらっしゃり、分かりやすさのレベルをどこに定めるかはテーマに合わせて毎回考えなければならないなと思いました。私自身も長年習っているので、知らないということがよく分からなくなってしまうんですね。
「天鼓」と「井筒」という二つの能についての大変面白い演者のこだわり話やトリビア的な話、その上に装束付けの実演もあり、てんこ盛りでした。今度は小分けにしましょう、先生。もったいない。でも、とても面白かったし、お能を見たことない人もある人も絶対楽しめますね。今度は皆さんぜひいらしてください。

●水曜日、(社)情報サービス産業協会が主催するコンベンションで、囲碁棋士・日本棋院棋士会長小川誠子先生の講演があり、聞き手を務めさせていただきました。囲碁は全くのど素人!にわか勉強はしましたがもちろん打てるはずもなく、これはもう、全国のど素人を代表してお話を伺うより他はありません!
しかし、小川先生はそんなことちっとも気になさらず、かえって新鮮だわと楽しんでくださいました。美しく柔らかな雰囲気がとても素敵で、お話を伺うほどに、厳しい修行と人生経験の中で培われたお人柄が素晴らしく大ファンになってしまいました。あまりに囲碁が面白そうなので、とうとう大勢のお客様の前で囲碁始めますと言ってしまった〜〜〜!

私の公演を見に来てくださる方々をはじめ、こうした素晴らしい方々とご縁があり、お話を伺えることは何よりの喜びです。特に震災以降、そう感じるようになりました。


皆さんありがとうございました。