2011年5月30日月曜日

なんだかなあ

昨日、台風の中、横浜の三渓園の中にある旧燈明寺本堂で行われた、
荒川尚也さんのガラス展と永田砂知子さんの演奏「祈りの音」を聴きに行きました。

緑薫るせっかくの三渓園を早めに行って散策する予定が〜

……

途中で思わぬ時間のロス

確かに早めに出なかった私も良くないのだが〜

新宿駅で乗り換えて
予定の湘南新宿ラインに乗り遅れまいと
(本当はちょっとお手洗いに行きたかったのだが、ぐっと我慢して)
急いでホームへ駆け上がった。
よしよしばっちり。
しかし、待てど暮らせど来ない。
アナウンスもなく〜
掲示板は相変わらず表示されているのに〜
次の埼京線が入線して来ちゃったりして
15分も経とうとする頃
こりゃおかしいと改札にあがり
J●の駅員にずんずん近づいていってかみつきそうな勢いで聞いた。
「すみません、いっこうに湘南新宿ライナーが来ないんですけど、どういうことですかっ?!」
「…ああ、この電車、ポイント故障で15分遅れてるんですよね〜」
「発車時刻より前からホームで待ってますけど、ひとっつもアナウンスがないのはどういうわけですか?」
「…ああ、すみません〜。お客さんどちら行かれるんですか〜?」
「横浜ですけど」
「…ああ、それでしたら〜今からですと、はい、8番線乗って東京駅まで行っちゃって下さい、それで東海道線。これが一番早いです。」
……なぜだ。。。なぜそんなに嬉しそうに自慢げに乗り換え案内をする…?!
鉄ちゃん…?もしやその自信に満ちたつぶらな瞳は、鉄ちゃん!
そう、この駅員は、駅員である前に「鉄ちゃん」なのだ〜。
アナウンス一つ入れてくれれば、私は20分以上も前に別の電車に乗れた。自力で。
20分もあればお手洗いに行ってもおつりが来る。いや、おつりは出ないが。
ともかく、そこで嬉しそうにするのはぜんぜんっ違うよ君!
「アナウンスぐらいきちんと入れなきゃ、不親切きわまりないでしょ!!!」
分かったんだか分かってないんだか分からない顔をした鉄ちゃん駅員に捨て台詞をたたきつけて
薦められたとおり東京駅経由で横浜方面に向かった。(続く)

2011年5月28日土曜日

ブルース&カート

さて、先週の日曜日は、麻布のさぬき会館に尺八のブルースさんとお琴のカートさんの二人のライブに行ってきました。この二人のアメリカ人の演奏は本当にすばらしい。西洋音楽で育った二人がそれぞれ、25年、30年と日本の楽器で伝統音楽をやっている。何よりすごいのは二人の古典の演奏に何も「疑問」を感じないことです。それはつまり彼らの演奏が本物だということ。当たり前に聞こえてくる。いえ、それ以上に魅力的に聞こえてくる。これは本当にすごいことです。日本人だってそうそうできない。

二人とも福島で沢山の曲を作曲しています。オリジナルの楽曲を聴いていると福島の美しい風景が見えてきました。そして、ブルースさんの計らいで、私も一曲だけ「花」を一緒に歌わせて頂きました。私も伝統芸能をやっているせいか、不思議にマッチしてなんとも言えないハーモニーでした。とても楽しかったです。お二人は今は福島にボランティアで演奏にいっています。

明日は波紋音の永田砂知子さんの演奏会に行ってきます。横浜の三渓園にある古いお堂での演奏。年に1回好きなようにやる演奏会、客に一切サービスしません、神に祈るような気持ちでひたすら演奏します、という永田さん。楽しみです。



そうは問屋が卸さないぞ

こんにちは。というかこんばんは、でした。

東京も梅雨入りしましたね。

雨が降ると放射能はどこに染み渡っていくのだろう…などと心配になり
3.11以降、何かにつけて、私たちはたぶん一生この放射能とつきあっていかなければならないのだと胸に重い石が乗ったような気持ちになります。
東京でさえそうなのですから、
原発に近い地域の方々はどんなお気持ちか…察するに余りあります。

Twitterでの発信は増えましたが
ブログで何を書いていいのかなんだかよく分からなくなりました。
自分のつまらない日常など書いても何の意味もなく
何か意見を書きたくとも浅はかな知識ではどうしようもなく
やるせない気持ちでいっぱい。

Twitterというのはたぶんいろんな意見を見ながら自分の意見を確認し
同じ意見の人から力を得、
世論を形成したいという行動なのかなと思います。

黙っていてはいけない。一人一人が考えて発信していかなければ
この国の電力会社支配も原発政策もなにも変わらない。
つくづくそう感じます。
彼らは原発を全くあきらめていないし、我々市井の人間は騙せると思い込んでいる。
そうは問屋が卸さないぞ、というところを見せなければだめです。

子供達に申し訳がたたないひどいことをしています。
この国の経済と政治の横暴を許してしまったのは
我々以上の世代の大人です。
大人達は反省しましょう。
反省して、原発をすべて止めましょう。行動を起こしましょう。
声に出して分かるようにしないとだめです。

俳優の山本太郎さんがドラマを降ろされて
迷惑がかかるからと事務所を辞めましたね。
頑張れ山本さん、間違ってないよ。
応援するよ。

官僚も政治家も広告代理店も電力会社の言いなりですから。
放射能で国民がじわじわ傷つけられることより
お金を選んでるわけですね。
経済って何なんですかね?
人間の生命を脅かす原発のどこが「安全」なんだか
経済に必要だなんて
全くもって理解に苦しみます。
安全なはずがない。
こんなに高コストで処理方法もなく
危険な廃棄物を出すものにだまされちゃだめですよ。

2011年5月22日日曜日

【ライブ報告】“フクシマ”への深く熱い思いに満ちたライブでした〜和合亮一・詩の礫がくれたもの〜


5/16、無事「フクシマを思う」を開催いたしました。

ご報告が遅くなりました。
お伝えしたいしたいことが沢山あって、何から書けばいいのか分かりませんでした。ほんとうに心がゆさぶられるすばらしいひとときとなりました。お忙しい中、お集まり下さった皆様、支えて下さったボランティアの皆様、会場をお貸し下さった光専寺様、心より感謝申し上げます。


会場のお寺の本堂には、150名近いお客様がお見えになり、襖も取り払いぎっちり満席になりました。


静謐な空気の中、ブルースさんの尺八による、魂を鎮めるという意味を持つ古典曲「真虚霊」が響き、


永田砂知子さんの波紋音(はもん)の大地を鎮め浄化するような不思議な音があたりを包み込みました。


そして、和合さんの詩を私が語り始めると、静寂さはさらに増し、150人がみな息を潜めながら、詩の礫の言葉一つ一つに聞き入っていました。どなたか泣いていたようでした。

和合さんの詩を知らなかった方も沢山いました。教えてくれてありがとうと言われました。帰ってから早速和合さんのTwitterを読み始めた方もいました。

当日は、思潮社さまのご協力により和合亮一さんの特集が組まれている、「現代詩手帖」を特別販売したのですが、沢山の方がお買い求めになったようです。


第3部ではブルースさんが撮影したフクシマ各地の美しい豊かな自然をスライドで見ながら、みな、それぞれにフクシマへの思いを語りました。
とおく福島市からいらして下さった方は福島の厳しい現状をお話し下さり、お仲間から託された言葉を伝えて下さいました。川内村出身の方はブルースさんのスライドを見てここが放射能に汚染されたのかと悔しそうでした。戦時中に疎開していたという方は自分は福島に育てられた、今の福島をおもうと胸が痛いと何度も言葉を詰まらせました。

会場にいらしていた作家の澤地久枝さんは、私たちはこれから「フクシマとともに生きていくのです」「原発はいりません」と発言して下さいました。

そこにいたすべての人が福島を深く思い「フクシマと共に生きる」覚悟を胸に刻みました。


皆様からいただいた入場料は、経費を除き残りすべてを福島県災害対策本部にお贈りしました。また、思潮社さまからも売り上げの一部を義援金としてお預かりしましたので、併せてお贈りしましたのでご報告いたします。



★なお、このライブの模様は、
5/24火曜日20:00〜21:00むさしのFM78.2Mzで特別番組として放送されます。
聴取可能なエリアにお住まいの方は、ぜひ、お聴きになって下さい。
http://www.musashino-fm.co.jp/onair-info/

★また、5月末のNHK21:00〜ニュースウォッチ9でも、和合亮一特集の一環として放送されます。放送日が決まり次第お知らせいたします。



★今週の「週間きちじょうじ」巻頭に掲載されています!
http://www.tokyo-net.ne.jp/kichijoji/weekly/2011/1889/index.html






2011年5月18日水曜日

たくさんの思いが溢れました

一昨日行われたチャリティライブイベント「フクシマを思う」。
本当にたくさんのお客様にお越し頂けて
感謝しております。

ご報告したいことがいっぱいありすぎて
うまく書けません。

少しお時間くださいませ。

2011年5月15日日曜日

反響

いよいよあさってに迫った「フクシマを思う」。
とてもとても沢山のお問合せやご予約を頂いています。
ありがとうございます。

遠く北海道や福島からもおいでになる方、
「詩の礫」を聴きたいという方
被災地にボランティアにいらした方

NHKと武蔵野三鷹ケーブルテレビが取材に来ます。
むさしのFMが収録し翌週オンエアします。

反響の大きさに驚きつつも、
やはり、という思いを強くしました。

みんな胸に様々な思いがある。
フクシマの問題はフクシマだけでなく
日本の問題、世界の問題として問われています。
それはつまり、人ごとではないということ。
フクシマの問題を自分のこととして思い
それぞれの思いを持ち寄るあたたかなひとときになれば
いいなと思っています。

今日リハーサルをしました。
永田さんとブルースさんの音はすばらしい。
和合さんの詩の言葉の力がすごい。

本当に
音の一粒一粒
言葉の一粒一粒に
身をゆだね
味わっていただきたいです。

いらして下さる皆さんにお目にかかるのを
心から楽しみにしています。

2011年5月14日土曜日

5/16 開催の「フクシマを思う」が紹介されました

【新聞】
5/9(月)朝日新聞 夕刊文化欄
5/11(水)東京新聞 朝刊武蔵野版
5/12(木)東京新聞 朝刊23区版


【ラジオ】
5/6(金)14:20〜 むさしのFM 「発信!わがまち武蔵野人」にゲスト出演しました。
ポッドキャストでお聴きいただけます。
http://www.musashino-fm.co.jp/fm_782_podcasting/


5/7(土)14:10〜 多摩東部3局合同情報生番組「E-TAMA」にゲスト出演しました。


5/9(月)12:20頃~30分間(再放送 同日 19:00~30分間)
     FM西東京「○○ランチボックス」の「まちとも」コーナーにゲスト出演しました。同時放送ですがインターネットで全国でお聴きいただけます。
http://842fm.west-tokyo.co.jp/index.html