今日はどんよりとした空で寒い一日でしたね。どうも、まだ寒くなったということに体が馴染んでいないような気がします。風邪も流行っているようですので、皆様どうぞお気をつけ下さい。
さて、いよいよ今度の木曜日に迫りました「フクシマを思うシリーズ第7回」です。
チャリティ"ライブ"と銘打っているように、このイベントでは、毎回、一流のプロのミュージシャンの素晴らしい演奏を楽しんで頂いています。
今回の出演は、アメリカ人の箏&尺八デュオ「カート&ブルース」です。
彼らはそれぞれ来日25年以上。日本の伝統楽器の音色に惚れ込み、その良さを伝えようと様々に活動していらっしゃいます。
このイベントの第1回目に、尺八のブルースさんにご出演頂いたのがきっかけでした。ブルースさんは以前、6年間ほど福島の大学で教えていらしたことがあり、福島の美しい風土、素朴で優しい人柄、美味しい食べ物をこよなく愛しています。カート&ブルースのユニットとしてもしばしば福島に滞在し創作活動をしてきました。彼らの幾つもの楽曲が福島の美しい自然を題材に作られています。
震災と原発事故の後、彼らの音楽を育んでくれた福島、そして東北の被害に胸を痛め、「恩返しツアー」として震災後から各地の避難所や仮設住宅に通い続けています。ブルースさんはソロや別のユニットでも通っていますので、もう80箇所に及ぶそうです。
私も昨年の6、7月には彼らの恩返しツアーに参加いたしました。
彼らの見てきた福島の様子もお話し頂けると思います。
あたたかな人柄と、和と洋が溶けあったオシャレでどこか懐かしくて心地よいカート&ブルースの音楽をぜひ楽しんで下さい。
そして、毎回大きな反響を頂いている詩の朗読。
福島やチェルノブイリなど、今伝えたい詩を私、金子あいが選んで、皆さんにお聴きいただいていますが、読むたびに「言葉の力」を感じずにはいられません。情報は記憶に残るだけですが、詩は聴く者を動かし心に残り続けます。
今回は、アーサーさんの著書から『ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸』を朗読します。日本絵本賞を受賞したこの絵本は大変素晴らしい絵本です。
この絵本が美しい絵本でありながらいかにリアルかを実感しています。そして、ヒロシマ、ナガサキ、ビキニ、フクシマ、と核開発の歴史と被害は繋がっていることが改めてよく分かります。ぜひ読んでいただきたい本です
どうぞじっくりとお聴き下さい。
ご予約はこちら↓
【電 話】090-2474-7911(鎌内)
【メール】fkomou@gmail.com(フクシマを思う実行委員会)
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吉祥寺チャリティライブイベント
フクシマを思うシリーズ7
「東京の秋と核の冬─原子炉の国から来た詩人が、ニッポンの出口戦略を語る」
11月22日(木) 18:30開演/18:00開場 (終了予定21:00)
お話:アーサー・ビナード(詩人)
音楽:カート&ブルース(箏&尺八)
朗読:金子あい
料金:2000円全席自由(収入の一部は未来の福島こども基金へ寄付いたします)
主催:フクシマを思う実行委員会