13日(水)まで世田谷のシアタートラムで上演中の
カンパニーデラシネラの『異邦人』を観た。
実は初めて。
「水と油」の小野寺修二が主宰するカンパニー。
芝居とダンスの間を漂うような動きが素晴らしく
面白かった。
特に紐を編み上げて行くような流れるような動きのフォーメーションは
観ているだけでもするすると快感を覚える。
カミュの異邦人の話は、大昔に読んだはずだが、さっぱり話を覚えておらず、まったく教えてもらうような気持ちで観ていた。
ムルソー役のダンサー森川弘和の動きは出色で、バネ、柔らかさ、抜群のバランス感覚。彼の周りの空気だけ半固体なのではないかと思う程、素晴らしい。そして役に合っている。
皆よく動く。欧風な雰囲気(音楽、物語、美術)洗練された動き。なのにどこか小劇場感が漂うのは、彼ら(もしくは我々に)染み付いた演劇気質なのだろうか。
それはともかく、まだ観ていない方は、ぜひご覧になってみて欲しい。
シアタートラムhttp://setagaya-pt.jp/theater_info/2010/10/post_199.html
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