今年は、W・B・イェイツの生誕150年です。
アイルランドの詩人であり劇作家でもあるイェイツは、ダブリン郊外サンディマウントの出身。ロマン主義、神秘主義、モダニズムを吸収した幅広い作風でアイルランドの文芸復興を促し、1923年にアイルランドで初めてノーベル文学賞を受賞しました。日本の能にも影響を受け、詩劇「鷹の泉」を書いています。
彼は23歳の頃に出会った、アイルランドのジャンヌ・ダルクといわれた女性モード・ゴンに一目惚れします。以来、生涯にわたって何度も求婚し、その度に断られ続けました。彼女への実らぬ恋が優れた愛の詩を産み、彼女を主人公にした戯曲が生まれました。
わたくし、その、彼にとっての永遠の美の女神であるモード・ゴンを演じます!
来週末です。ただいま絶賛稽古ちうです。
ぜひ観にいらして下さい〜〜!
神々の種族のように美しい女性(by イェイツ)だそうです。
ハードル高っ!!
イェイツとゴンの関係は濃密で不可思議です。だからこそ台本から読み解いていくのが面白いのですが、生涯にわたる愛の迷宮とも言える、2人の複雑な関係。。アイルランド独立闘争も絡めて、もう濃ゆいのなんの!なんかもう、イェイツの苦悩とゴンの熱くて強い性格とつれなさがハンパ無いのですが、すごく面白い関係で、そして、ゴンに…大きな声では言えませんが…近いかもしれません…わたくし…(笑)。
イェイツ役の宇佐美さんは「これが終わったら魂が果てそう」な熱演で(笑)
それを見てるのも面白かったりして(by ゴン)。
思い起こせば…精霊、アテナ女神、リンカン夫人、ハートの女王、モード・ゴン
濃ゆいです…こんな役ばかりやってるわたくしですが、久々に男と女の芝居。禁欲的で官能的。稽古場面白くなっています!見て欲しいです〜〜。
チラシに<現代能>って書いてありますが、普通の芝居です。ドレス着てます(笑)。
とてもミニマムな要素で2人の生涯を描きますので、そういう意味では「能」的なそぎ落とし方の舞台とも言えます。そして音楽との絡みがまた幻想的な世界を描き出して面白いのです。
「平家物語」の本番を終え、リハーサルに向かうなんて日もあり、脳内世界旅行の日々です(笑)。メールを頂けましたら、チケットご用意いたします。お待ちしております!
現代能「イェイツと不死の泉—運命の女 モード・ゴン」
【日時】2015年10月16日(金)19時/17日(土)14時
【会場】シアターχ(カイ)【入場料】1,000円
【主催】シアターχ 【後援】アイルランド大使館
【出演】イェイツ:宇佐美雅司、モード・ゴン:金子あい、声の出演:観世銕之丞
【演奏】橘 政愛、設楽瞬山
【お申込み・お問合せ】
シアターχ TEL:03-5624-1181 info@theaterx.jp
シアターχ TEL:03-5624-1181 info@theaterx.jp
金子あい(アートユニットアイプラス) auaplus@gmail.com
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