2010年12月16日木曜日

カプチーノでゆとり世代を考えた

今日のボガのラテアート、
ちょうどひと月前はクマのようなネズミのようなのだったけど
今日はウサギでした。

カプチーノを飲みながら
今年から社会に出たゆとり世代のことが話題になった。

昔と何が圧倒的に違うのか。
とても腑に落ちる言葉に出会った。
内田樹氏が著書『下流志向』の中で
彼らは生まれながらに「消費者」であり
子どもの頃に家事手伝いなどの労働経験を持たずに成人し
社会に出て来たと分析している。
だから、彼らの言動は「消費者マインド」を
前提に考えると理解しやすくなるということだろう。

以前、中々社会に出て仕事をすることが出来ない若者達の
就労支援の活動をテレビで見た。
ボランティアが丁寧に優しく仕事ができるように
支えていくのだが、素晴らしい活動だと思った反面、
この雰囲気、どこかで見たことがある…と思った。
そう、まるで保育士さんみたいなのだ。

そして彼らが少しずつ仕事に慣れて、
人と接することに慣れていく過程を見ながら
私は、もしかして彼らは
小さい頃からお手伝いをしてこなかったんじゃないかなと
思ったのである。
人は練習しなければ、物事を身につけることが出来ない。
おつかいや町内会に回覧を回したり
顔見知りの大人にあいさつをしたり
お皿を割ったり、汚したりして叱られればやり方を考える
たくさん手伝って、上手くいけば、褒められる。

そういうことが、やっぱり大切なんだろうな。

なんて話をしていたら
いつのまにか
カプチーノのウサギちゃんは耳だけになっておりました。






2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

昔はみんな新人たちは新人類(ニュータイプ)とよばれてやっかみがられましたが
そうよばれていた私たちが今やオールドタイプ・・・時代って・・・

あい さんのコメント...

いつまでも若いもんぶってたら、ふと後ろを見ると、もっと若いもんがごっちゃり並んでて、最後尾辺りはもう、何言ってるんだか、さっぱり分からないって言う感じです。