2011年5月28日土曜日

ブルース&カート

さて、先週の日曜日は、麻布のさぬき会館に尺八のブルースさんとお琴のカートさんの二人のライブに行ってきました。この二人のアメリカ人の演奏は本当にすばらしい。西洋音楽で育った二人がそれぞれ、25年、30年と日本の楽器で伝統音楽をやっている。何よりすごいのは二人の古典の演奏に何も「疑問」を感じないことです。それはつまり彼らの演奏が本物だということ。当たり前に聞こえてくる。いえ、それ以上に魅力的に聞こえてくる。これは本当にすごいことです。日本人だってそうそうできない。

二人とも福島で沢山の曲を作曲しています。オリジナルの楽曲を聴いていると福島の美しい風景が見えてきました。そして、ブルースさんの計らいで、私も一曲だけ「花」を一緒に歌わせて頂きました。私も伝統芸能をやっているせいか、不思議にマッチしてなんとも言えないハーモニーでした。とても楽しかったです。お二人は今は福島にボランティアで演奏にいっています。

明日は波紋音の永田砂知子さんの演奏会に行ってきます。横浜の三渓園にある古いお堂での演奏。年に1回好きなようにやる演奏会、客に一切サービスしません、神に祈るような気持ちでひたすら演奏します、という永田さん。楽しみです。



1 件のコメント:

木内 さんのコメント...

 波紋音、非常に興味がありますね。
 魂を揺さぶる音。

 京都・妙心寺の水琴窟、今でもあの音は
忘れません。
             松本・K