2012年6月26日火曜日

今でなければいつ言うの?!



金曜日、久しぶりに会った方に言われた。

「なんだか、ラジオとか出て脱原発をぎゃんぎゃん言ってるんだって?」

……わりとざっくばらんな話し方をする方だが、相手の心ははかりかねた。
「はあ〜〜まあ」と言ってその場を離れた。


首相官邸前の抗議行動へ向かう道すがら
「いやいや、ぎゃんぎゃん言うっしょ?!−っていうか今言わなくていつ言うのよ?!」
と独り言つ。


チャリティライブイベントのチラシを配ると、とても好意的なご婦人が
「今回は行けないんですけれど、また、このような政治活動をなさる時は教えてね」

「いやいや、政治活動でもなんでもない、一市民の思いなんですけど〜〜〜」
と笑顔の裏で独り言つ。


3.11後のこの一年で、つくづく分かったことは、人任せにして、市民が政治に参加してこなかったツケが、これほどの取り返しのつかない事故を起こし、アマちゃんな政治家をはびこらせ、国民の意思を無視した政治ごっこをさせているということだ。腹が立つのを通り越し、呆れ、ほとほとこの国も自分もいやになる。政治活動をしない市民はこれからはだめだ。(ね、橋下さん。)

そんな事を思い巡らしながら、国会議事堂駅の3ばん出口を出ると、ものすごい数のごくごく普通の市民達が手に思い思いのメッセージを掲げながら歩道に溢れかえっていた。
ミニスカのお姉ちゃん、若手サラリーマン、上品な老夫婦、子ども連れ、アート系…ともかくなんの組織でもない人たちが集まっていることに感動を覚えた。4万5000人の群衆が一体となって「再稼働、撤回」を叫びながら、おおきな時代のうねりを感じずにはいられなかった。

正直、わくわくしてきた。

ぜひ、金曜日には首相官邸前に行ってみてほしい。

すごく楽しいし、あなた自身が時代のうねりを起こす大きな力になっていることが実感できると思う。

ぜひ、わくわくしてほしい。




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フクシマを思う6「内部被曝を生き抜くー広島から福島へ」
2012年7月4日(水)18:30〜20:45(18:00開場)
場所:吉祥寺光専寺本堂
武蔵野市吉祥寺本町1-10-21 
(JR吉祥寺駅中央口下車徒歩8分 五日市街道沿い)
入場料:2000円 全席自由
※収入の一部を未来の福島こども基金へ寄付いたします。

【第1部】講演 肥田舜太郎(医師)
【第2部】朗読&ライブ
朗読:金子あい
演奏:アンディ・ベヴァン(サックス,ディジュリドゥ他)
クリストファー・ハーディ(パーカッション)
フレッド・ヴィエノ(ピアノ、キーボード)

お問合せ:090-2474-7911(鎌内)
ご予約はメールもしくはFAXで↓
E-mail:fkomou@gmail.com
Fax:0422-55-7351


2012年6月17日日曜日

フクシマを思うシリーズ6「内部被曝を生き抜く─広島から福島へ」


フクシマを思う第5回目でお話しして下さった弁護士の日隅一雄さんが亡くなられてまだ数日。悲しい残念な気持ちから中々立ち直れないのですが、ぼんやりしているわけにはいきません。

今月来月と立て続けの開催となりますが、ぜひぜひぜひご参加下さい!

このチャリティイベントは、第一部では今聴きたい講師の先生をお招きしてお話ししていただき、第二部では震災と原発事故に関するさまざまな詩を朗読し、素晴らしいミュージシャンの方々の心のこもった本格的な演奏を通して原発事故に苦しむ被災地「福島」を忘れずに思いを寄せようという企画です。

回を重ねるごとにリピーターも多く、私たちも、また参加者の方々も一歩ずつ歩みを進めているように感じます。継続することは本当に大事だと実感しています。学びたい方も楽しみたい方もぜひお気軽に足をお運び下さい。お待ちしております。

さて、今回の肥田舜太郎さんのお話も聞き逃せません。

現在95歳の肥田先生は1945年8月6日広島で被爆し、その後64年にわたり6000人以上の内部被曝患者を診察してきました。ご自身が体験した原爆のすさまじさ、戦後、低線量被爆がなにかも分からずに手探りで研究・診察が進められてきた経緯をふまえ、福島のこれから、内部被曝とはどういうことなのか、そして私たちがこれからどう生きて行けばいいのか、その指針となるお話をして下さいます。ぜひとも、肥田さんの生の声をお聴き下さい。

そして、第2部はライブハウスさながらの音楽を楽しんでいただく大好評の朗読&ライブです。今回は「東京グルーブアライアンス」から3人のメンバーが来てくれます。夏の一夜、学んで感じて、最高に素敵な演奏をお楽しみ下さい。


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2012年7月4日(水)18:30〜20:45(18:00開場)
場所:吉祥寺光専寺本堂
武蔵野市吉祥寺本町1-10-21 
(JR吉祥寺駅中央口下車徒歩8分 五日市街道沿い)
入場料:2000円 全席自由
※収入の一部を未来の福島こども基金へ寄付いたします。

【第1部】講演 肥田舜太郎(医師)
【第2部】朗読&ライブ
朗読:金子あい
演奏:アンディ・ベヴァン(サックス,ディジュリドゥ他)
クリストファー・ハーディ(パーカッション)
フレッド・ヴィエノ(ピアノ、キーボード)

お問合せ:090-2474-7911(鎌内)
ご予約はメールもしくはFAXで↓
E-mail:fkomou@gmail.com
Fax:0422-55-7351



2012年6月13日水曜日

日隅一雄さん、最後の講演


























6月12日20時28分、弁護士でジャーナリストの日隅一雄さんが亡くなられました。

本当に本当に残念でなりません。

日隅さんは、亡くなる2日前に私たちのチャリティライブイベント「フクシマを思う5」で「どうしたら原発事故のような人災を防ぐことができるのか」というテーマで110名の参加者を前に講演して下さいました。

開演間際に穏やかな顔で現れた日隅さんは2ヶ月前にお目にかかったよりも、やはり病状が進行しているように見えました。「体調はどうですか?」と伺ったら、「昨日は痛くて病院に行ったりしてちょっとひどかった、昨日だったら講演はむりだったかな、きょうは何とか大丈夫です。」と優しく微笑みました。

講演が始まると「こうしてお話ししている最中は皆さんに元気を頂いてます」としっかりした口調で話を始められました。時々、間を取って、言葉を探しながらかすかに顔をしかめることはありながらも、よどみなくひと言ひと言力強く話し続けていました。今回の事故を振り返りながら、情報の公開がいかに重要か、そのために具体的にどうすればよいか…「われわれは明らかに政策決定に関与できていない」。今の政治制度への深い怒りと、主権を市民に取り戻し政治に市民の「意志」が反映されなければならないと、最後は振り絞るように話す姿は鬼気迫るものがあり圧倒されました。気づけば1時間近く、さぞかしお疲れになったでしょうに、そんなそぶりも見せず、熱心な質問にも丁寧に答えられ、私たちにとって本当に大切なお話をして下さいました。

この講演の模様は今週いっぱい、IWJのアーカイブで無料ご覧になることができます。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/19316
(※現在は会員用有料アーカイブとなっています。単発での視聴も可能です。)
皆さん、日隅さんの最後のメッセージをどうか聴いて下さい。


日隅さんが参加者の皆さんに一緒に考えてほしいとわざわざ言っていたのが印象的でした。いまこそ私たちに一人一人に本当に考えてこの国を変えてほしいと強く願っていたのだと思います。


最後の講演になってしまったことが本当にショックです。


日隅さんご自身が一番無念だろうと思います。


でも、日隅さんの「意志」はものすごく伝わりました。
最後のメッセージをしっかり受け止め
一人一人が日隅さんの意志を継いで行きたいと思います。

日隅さん、ありがとうございました。

ご冥福を心よりお祈りいたします。



※6月17日(日)深夜 TBS「報道の魂」で日隅さんのドキュメンタリーが放送されます。
「バッヂとペンと〜日隅一雄の闘い〜」http://www.tbs.co.jp/houtama/



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次回のお知らせ

吉祥寺チャリティライブ
フクシマを思うシリーズ 第6回
「内部被曝を生き抜く〜広島から福島〜」

7月4日(水) 吉祥寺光専寺本堂 18:30開演/18:00開場
【第1部】講演:肥田舜太郎さん(医師)

【第2部】朗読&ライブ<フクシマを思う>
演奏:アンディ・ベヴァン(Sax, Didjeridoo)
クリストファー・ハーディ(Percussion)
フレッド・ヴィエノ(Piano, Keyboards)
朗読:金子あい

●入場料:2,000円(全席自由) 

●お問合せ:090-2474-7911(フクシマを思う実行委員会 鎌内) 
●ご予約:メールliveticket@parkcity.ne.jp または Fax.0422-55-7351

2012年6月11日月曜日

フクシマを思う5(録画)をご覧になれます。

昨日は大勢の方々が、吉祥寺チャリティライブイベント「フクシマを思う5」にご参加下さいました.本当にありがとうございます。

昨日、Ustreamライブ配信されたアーカイブ(録画)は、今日から一週間ほど、下記のIWJのサイトで視聴出来ますので、ぜひご覧になって下さい。

本当に嬉しい大盛況でしたが、途中、用意した無償配布のブックレットの数が足りなくなるというハプニングも…。 ご説明不足でお客様にはご迷惑をおかけしましたが、既にお持ちの方やご夫婦でお見えの方が提供して下さいまして大変助かりました。お心遣いに心より感謝申し上げます。

2012年6月9日土曜日

この国はバカじゃなかろか!

野田首相が「私の意見を述べる」といって
大飯原発の再稼働を決断した。

この愚行を私は許さない。

「原発を動かさないとこの国は立ちゆかない」と発言したが

「原発を動かさないと電力会社の経営が立ちゆかない」ので再稼働します、とハッキリ言うべきだ。

「次の世代のために、このような事故を起こさないようにする」と発言したが

「次の世代のために、一度事故が起こってしまったら止めることも出来ず世界中に放射能をばらまき、被曝させ、土と川と海を汚染し、半径30kmの何十万人、何百万人の人々を自分たちの家に住めないようにし職業と土地と生き甲斐と健康を奪い、事故収束のための作業員を猛烈に被曝させ、ろくに補償はせず、しかしながら電気料金を値上げして利益を得るのは電力会社の当然の権利だという事故をあちこちで何度も起こさないようにする」と、もう少し詳しく言うべきだ。

「責任をとる」?「責任を持つ」?

福島第一原発の事故を起こした東京電力も政府も官僚も、誰一人いまだに責任を取っていないのに、次からは責任を取るってこと?

いやいや、こんな事故だれも責任なんか取れるわけがない。
辞任したって放射能汚染はなくならない。

「責任とる」なんて言葉は安全の担保にもなりゃしない。

国がすべきことは、首相がすべきことは、
この国が原発に頼らないようにするということを決断し、新しいエネルギーのビジョンをハッキリと打ち出し、最初はちょっと苦しいかもしれないけど、そこに向かってみんなで知恵を出し、工夫して実現しようと、強いリーダーシップを発揮することだ。雇用を心配する原発地元には新しい雇用にシフトし、安心して脱原発出来るようにすることだ。

これまでを引きずっていては新しいことは出来ない。
やると決めなければ新しいことは出来ない。
国民は新しいことをやろうといっているのだ。

首相のリーダシップとは、原発経済中毒の連中のいいなりになって民意も考えずに突然迷惑な決断をすることではない。

原発が事故を起こしたら、狭い日本中が全部汚染に曝されるのだから、勝手な政治判断で決めないでほしい。大切な子供たちの命を彼らに預けるのはまっぴらごめんだ。

もうそろそろ、私たち国民もこうした愚かな政治家や官僚を育ててしまった責任を取らなければならない。

明日、日隅さんの話を聞き、私たちが今からやるべきことをしっかりと考えたい。


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↓あと少し残席あります!


吉祥寺チャリティライブ フクシマを思うシリーズ5
「どうしたら原発事故のような人災を防ぐことができるのか」

6月10日(日)14時開演/13時30分開場
武蔵野商工会議所4階 市民会議室(ゼロワンホール)

【第1部】講演 ●日隅一雄(弁護士)http://yamebun.weblogs.jp/my-blog/
【第2部】ライブ「フクシマを思う」
朗読:金子あい(若松丈太郎「ひとのあかし」より、インゲ・ショル「チェルノブイリの詩」) 演奏:バンドネオン●大久保かおりhttp://www.kaoneon.com/ ベース●カイドーユタカhttp://www.geocities.jp/pktakkn/index.html

●入場料:2,000円(全席自由) 
●お問合せ:090-2474-7911(フクシマを思う実行委員会 鎌内) 
●ご予約:メールliveticket@parkcity.ne.jp または Fax.0422-55-7351









2012年6月4日月曜日

ラジオに出演します


ふたつとも生放送です。良かったらぜひお聴き下さい!

●6月6日(水) 6:25〜6:33 文化放送「吉田照美のソコダイジナトコ」通勤NOWコーナー
パーソナリティ:吉田照美、唐橋ユミ
http://www.joqr.co.jp/soko/

●6月6日(水) 14:30〜14:55 世田谷FM「アフタヌーンパラダイス」
パーソナリティ:小室等&白神直子
http://www.fmsetagaya.co.jp/index.html


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吉祥寺チャリティライブ フクシマを思うシリーズ5
「どうしたら原発事故のような人災を防ぐことができるのか」

6月10日(日)14時開演/13時30分開場
武蔵野商工会議所4階 市民会議室(ゼロワンホール)

【第1部】講演 ●日隅一雄(弁護士)http://yamebun.weblogs.jp/my-blog/
【第2部】ライブ「フクシマを思う」
朗読:金子あい(若松丈太郎「ひとのあかし」より、インゲ・ショル「チェルノブイリの詩」) 演奏:バンドネオン●大久保かおりhttp://www.kaoneon.com/ ベース●カイドーユタカhttp://www.geocities.jp/pktakkn/index.html

●入場料:2,000円(全席自由) 
●お問合せ:090-2474-7911(フクシマを思う実行委員会 鎌内) 
●ご予約:メールliveticket@parkcity.ne.jp または Fax.0422-55-7351