2010年2月19日金曜日

鉄ビンボー

ここ数年、
健康診断で貧血と言われ続けていたワタシ。
さして気にも留めず
放ったらかしにしていたが
この間近所の主治医に
酸素が足りなくて疲れやすいでしょう
心臓に負担がかかりますよ
と言われてはたと思い当たった

最近
遅刻しそう→ホームからダッシュ→なんとかセーフ

遅刻しそう→ホームからダッシュ→チョーギリギリ→半日瀕死

なのだ

心の蔵が痛い

そういえば、
いつも疲れた〜とつぶやいてるかも
こりゃいかんということで
鉄分摂取に務めるとともに
鉄剤をしばらく飲むことにした

なんでも鉄が少なくて
赤血球の大きさが通常の6割とか〜
そんなものが目減りするとは!
かわいそうな私の赤血球〜

聞けば聞くほど疲労度アップ

どれくらいの期間飲めばいいのでしょうか?

うーん、そうですね、
貯蓄鉄というのも低いですからね
お財布に例えると、お財布が空っぽになって
貯金をどんどん下ろして貯金も空っぽになって
お財布も空っぽの状態ですからね〜

せ、先生、
ビンボー役者にその例えはやめて下さい〜
心の臓に負担がかかります!

まあ、二ヶ月くらいはまず飲んでみて
根気良く貯金を増やして
そうしたらお財布も増えますから

だからその例えは〜

ということで
毎朝鉄剤を見る度に
なんだか胸苦しくなる私でした

ついでに
貯金が増えるクスリもください〜

2010年2月13日土曜日

監視カメラが忘れたアリア そして 火事場の野次馬



座・高円寺に鴻上尚史の虚構の劇団の公演を見に行った。
「監視カメラが忘れたアリア」
鴻上さんの脚本が面白かった。
ロジックが明晰で、言葉一つ一つがしっかり伝わってくる。
伝える演劇、、って言うと変なのかな
懐かしいくらい熱い伝わりかただった。
題材とその熱さは、
今の一般草食系若人たちにどう捉えられるのか
聞いてみたい気もした。

芝居の後はやっぱりちょっと飲み食いしながら
芝居談義でしょ
ということで、高円寺の商店街の古い沖縄料理店を目指した。

すると、けたたましい消防車のサイレンが!
駅前の広場に何代もの消防車。
行こうとする道の先に向かってホースが伸び
かすかに焦げ臭い匂い
狭い商店街は大騒ぎ
「商店街の奥…延焼!…続いてます…天井…」
無線の声で仕切りと通行人に注意を呼びかけている
ホースがのびた狭い通りに人がどんどん吸い込まれて行く
目指す店は更にその奥。

すると火事場が見えてきた
野次馬がたくさん一歩でも側で現場を見ようと
群がっている
規制線をくぐり抜けて自転車で通ろうとする人に
警官が本当に困った声で
止めてくれと言っていた。
確かに自転車は通る隙間がなかった。

どさくさ紛れに規制線をくぐり抜け
沖縄料理屋にたどり着きましたが
数件隣で火事があったとは思えぬ程
店内はにぎやかで朗らか

自分たちを含め、ちょっとシュールな光景でした

2010年2月9日火曜日

今日はあったかいですねぇ!

東京は四月の陽気だとかで
もわっとあったかいです
ただいま電車で移動中
車中が暑い!
と思いつつ乗り替えた電車は冷房が!
窓開ければいいのに…
いつからかみんな電車の窓を開けなくなりました
開ければいいのに…
それはさておき
これから三月の芝居の稽古が始まります
何がはじまるのか
どんな新しい出会いがあるのか
初日はいつだってどきどきします
では
行ってきます

2010年2月7日日曜日

げんなり…

寒いけどいいお天気の日曜日でしたね

久々にPCから書類を送ろうと思ったら
PCのメールのアカウントから送信できない!!!
なぜだ〜
この前までできていたではないか〜
しばらくいじらない間に
何か状況が変わったのだろうけど〜
なんだろう〜
アー誰に問い合わせればいいんだっけ〜
何を見ればいいんだっけ〜


げんなり
している

私です。

2010年2月4日木曜日

聞き間違い、あるいは空耳アワー

私はかなりのソラミミストです

かなりの単語が違って聞こえてしまうときがあります
聴力は悪くありません
よく聞こえているようです
原因は不明です

かなり深夜の電車の中
私の隣にほろ酔い加減の
いや、ほろ酔い以上へべれけ未満の
会社員2人

ナント1人はカネコサンとな!

しばらくビールとウイスキーの話をしていた様子だったが
カネコサンではない方が

「カネコサン、酔うと帰りはげんしりょくですか?」

…原子力ってナニ??

「いやたまにはタカシだよ」

…タカシって誰??

最高に滑舌をベロベロにしてみてください

彼らの話がわかるかも

まど・みちお

まどさんは今年確か100歳
いまなお意欲的に作品を作っていらっしゃる

この年末だったか年始だったか
NHKでまど・みちおさんのドキュメンタリーをやっていた
たまたま見て釘付けになってしまった

まどさんはいまケア施設で生活されていて
(ご家族は頻繁にたずねている様子)
散歩は車いすを使ったりするけれども
生きていく中のささやかなことがらやものを
発見して不思議を楽しんでいるのはいまなお変わらず
全くビックリして
感動してしまった

詩集を読んだら
本当に素直で凄い人だと思った

絵も描いている

すーっと自分の心が開いていくような心持ちがして
生きる力がもらえるような
勇気がもらえるような

そんな風に感じた

2010年2月1日月曜日

清澄白河の商店街で

レベッカ・ホルン展

清澄白河の駅を降りて
東京都現代美術館にレベッカ・ホルン展を観に行った。

グランドピアノから鍵盤が吐き出すようにはみ出して
天井からぶら下がっている写真を
新聞などでご覧になったかもしれない
その展覧会である。
美術学生だった時はそれなりに展覧会など観に行ったものだ。
バブル真っ只中…特に恩恵は受けなかった。

インスタレーション的なものが好きで面白くていろいろ観た。
最近はサッパリ行かなくなったけれども、
このところどうも展覧会の案内に目が行く。
何かココロとカラダが欲しているのでしょうね
よっこらせと出掛けてみた。

映像の出品が多く、空間の展示量が
予想より少なかったのが少し物足りなかったが、面白かった。
大真面目にバカバカしい仕掛けのオブジェを作っていて、
それがシンプルで美しいカタチだから
みんな神妙な顔つきで眺めたくなってしまうけど
やっぱりちょっと笑っちゃう

機械じかけで、忘れた頃に動く扇状の鳥の羽根や
ピーコックと名付けられた
色鉛筆が(もちろんピーコック的な色が何本も使われている)
忘れた頃にモーターでぐい〜んと開いて
開き切ったところで
もう一押しオスを誇示するようにグイと前に出るのなんか
針金と色鉛筆だけなのに、意思を持った生き物
(しかも対象をちょっと勘違いしてる)
のようで、よく観ているなあと笑ってしまった。

他に
何本もの包丁がカニの足のように動いたり
セクシャルなモチーフを連想させるものもいくつもあった

孔雀と言えば子供の頃
近くの農家で三羽ほど飼っていて
畑の中の道を通ると鬱蒼とした敷地の茂みの中の
薄暗い小屋の中で時折
尾羽を開いていたような気がする
余りに鬱蒼と薄暗いので
はじめは孔雀に気がつかなかった位だ。
その時の開く様子が
なんだかそんな感じだったような気がする。

たまには美術館もいい
でも掛け持ちはオススメしない
その日ふたつ掛け持ちしたら
しまいには頭痛がして来た
展覧会も
集中力と体力を消耗するのだと実感した一日だった。