2014年11月26日水曜日

12/1 フクシマを思う13「三百年の伝統、双葉の銘酒「白富士」復活をかけシアトルへ」


ラジオで時間と場所を言い忘れました〜!!!
コレです↓↓

震災直後のすさまじい被災の様子から、その後立ちはだかる壁、壁、壁、困難な状況でどう伝統を守っていくか、白富士をもう一度造ることができるのか。帰還困難区域で深刻な放射能の被害によって製造も営業も出来なくなってしまったにもかかわらず、“いずれ帰る”事が前提になっているため移転して新たな免許を取ることもできず、八方ふさがりに追い込む法律と復興政策。様々な理不尽なことを乗り越え、自力で再スタートを探るこの3年の物語。復興の現状をぜひ聴きにいらして下さい。





福島県双葉町の冨沢酒造は享保元年から300年以上にわたり、阿武隈山地の伏流水を仕込み水として昔ながらの手法を貫きながら酒を造り続けてきました。しかし福島第一原発事故により、原発からわずか3.5kmにある冨沢酒造も避難を余儀なくされました。もう酒は造れないのか…20代目当主で杜氏の父の失意の姿を見て、長男の守、長女の真理は決死の覚悟で立入禁止区域となった蔵から自家の清酒酵母「白冨士」を救い出しました。事故当時の壮絶な体験と酒蔵復興にかける話をぜひお聞き下さい。そして、心に沁みる朗読と、第25回吉祥寺音楽祭「吉音コンテスト」でグランプリ受賞、nutmegの美しいハーモニーをじっくりとお聴き頂き、福島の今に思いを寄せます。
皆様のお越しをお待ちしております!


吉祥寺チャリティライブ
フクシマを思うシリーズ13
三百年の伝統、双葉の銘酒「白富士」
復活をかけ新天地シアトルへ

【日 時】2014年12月1日(月)19:00開演/18:30開場
【出 演】講演:冨沢真理(冨沢酒造店)
        『白冨士』 公式サイト:http://shirafuji-sake.com/
        Facebook: https://www.facebook.com/hamanoshirafuji
     演奏:nutmeg(ボーカルデュオ)http://ameblo.jp/nutmeg-11/
     朗読:金子あい(俳優)
【場 所】吉祥寺光専寺 本堂
     東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-21
    (JR中央線吉祥寺駅中央口下車 徒歩8分)
【入場料】全席自由 大人2000円/大学生500円/高校生以下無料
     ※要予約(定員140名)
     ※当日券は必ずお問い合わせ下さい。
【主 催】フクシマを思う実行委員会  
【問合せ】090-2474-7911(鎌内)  
【ご予約】メール fkomou@gmail.com/Fax.0422-55-7351
     ※お名前・人数・ご住所・電話番号をお書き添えの上ご予約下さい。


2014年11月19日水曜日

今年最後の「平家物語」トーク&ライブ!in tsukiji 無玄流



築地に新しくできた和のライブレストラン「無玄流」で初ライブです!
日比谷線「東銀座」を降りて歌舞伎座の斜め向かい京橋郵便局の裏手にあるとても綺麗で素敵なライブレストランです。様々な邦楽演奏者や舞踊、落語、書、香道、など毎日ライブが行われています。
そんな素敵なレストランで美味しいお料理とお酒を味わいながら、「平家物語」のトーク&パフォーマンスをお楽しみください♪私の今年最後のライブなのでぜひぜひお見逃しなく!あらすじや見どころを面白く解説するトークありのパフォーマンスなので、原文をご存じなくても気軽に楽しんでいただけます!

今回は平清盛の五男、重衡をめぐる女性2人のお話を取り上げます。
一つは「千手前」、一の谷で生け捕りにされた重衡は鎌倉に下り、頼朝に見参します。そこで丁重にもてなされ、お世話係になったのが、手越の長者の娘「千手」。鄙にはまれな美しく歌や箏にも優れ、控えめながらも重衡を気遣う思いやりのある娘。歌のやりとりを通して重衡と千手が惹かれあっていく様子が描かれてドキドキするお話しです。

もう一つは、「重衡被斬」に出てくる重衡の正妻。処刑のために奈良へ送られる重衡は途中、妻の住む日野の地を通りかかり、急に妻の元を訪ねます。別れを惜しみながらも立派な最期を遂げさせようとする妻ならではの気遣いが描かれて興味深いお話です。文武に優れ優雅な武将であった重衡はこれ以外にも内裏女房と言われる愛人もいたようでモテモテだったですが、単なる色男ではない魅力が描かれていてとても面白いです。今回は二人の立場の違う女性に注目しながらお聴きいただきます。

お越しくださった皆様とお話ししながら晩秋の一夜を過ごすのを楽しみにしております!どうぞお誘い合わせの上お出かけ下さい♪
***********
そして!
回向院「方丈記」で共演した尺八の設楽瞬山さんが友情出演して下さることになりました!私の一人語りの様々な場面を盛り上げて下さる素晴らしい尺八もご堪能ください。

毎日★築地で味わう「平家物語」
~平重衡をめぐる女たち「千手前」「重衡被斬」~
 【日 時】2014年11月30日(日)
      19:00開演/開場18:00(終演21時予定)
 【場 所】和ライブレストラン tsukiji無玄流
 【出 演】金子あい(語り&トーク)+設楽瞬山(尺八)
 【料 金】ミュージックチャージ2,000円
      +席料1,000円+2オーダー+税
 【チケット申込】 tsukiji無玄流
         もしくは金子まで直接ご連絡下さい。
         090-6707-1253 auaplus@gmail.com

2014年11月6日木曜日

行く川の流れは絶えずして〜語りと尺八による『方丈記』と『震災詩』〜


11/8〜24の期間、両国回向院では「東北復“幸”支“縁”」として宮城県気仙沼市地福寺のお地蔵さんの出開帳が行われます。イベントも盛り沢山!法話やコンサートや演劇をはじめ気仙沼物産市も開かれ美味しいものも食べられます!著名な漫画家による仏画展も同時開催、回向院を丸ごと楽しめる企画です!→詳しくはこちら

さて、その中で、11/15(土)14時〜
「行く川の流れは絶えずして〜語りと尺八による『方丈記』と『震災詩』〜」
と題して、尺八の設楽瞬山さんと新作をやります。
「方丈記」に取り組むのは今回初めてです。「方丈記」には自分の半生や日々の暮らし、そして都で起こった様々な災害について書かれていますが、鴨長明さんなんだか自然体ですごく面白いです。
回向院本堂の落ち着いた厳かな空間の中で、方丈記と東北の詩人が800年の時を超えて邂逅します。どんな化学反応が起きるか…これかなり面白い!と胸がばくばくドキドキしています。ぜひぜひ聴きにいらして下さい!!

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1185年8月13日、文治京都地震。マグニチュード7.4。
多数の死者を出し、多くの損害を与えた大地震を鴨長明は『方丈記』に記しています。
2011年3月11日、午後2時46分、東日本大震災。
マグニチュード9.0の大地震は沿岸の街を壊滅させ、多数の死者を出し、原発事故を引き起こし、今なお多くの人々が避難を余儀なくされています。あの日以降、多くの詩人が書き綴ってきた詩の数々。私達は東日本大震災を忘れることなく、どう向き合えばよいのか…時代を超えて胸に迫まる語りと尺八による「方丈記」と「震災詩」のコラージュ。
===


東日本大震災復幸支縁  地福寺出開帳 両国回向院
行く川の流れは絶えずして
〜語りと尺八による『方丈記』と『震災詩』〜

【出 演】語り・金子あい 尺八・設楽瞬山
【日 時】2014年11月15日(土) 14:00開演/13:30開場
【会 場】回向院本堂
     東京都墨田区両国2-8-10 TEL.03-3634-7776
     (JR総武線両国駅西口より徒歩3分)   
【入場料】2,000円(拝観料込) 
【主 催】回向院、地福寺(宮城県気仙沼市)
【共 催】漫画家による仏の世界展実行委員会
【チケット購入・問合せ】JTB国内旅行企画  http://opt.jtb.co.jp/special/ekoin 
 art unit ai+(アートユニットアイプラス) TEL.090-6707-1253(9:00〜21:00)  auaplus@gmail.com  
 もしくは、各出演者にご予約下さい。

※「東日本大震災復幸支縁イベント」の収益は被災地支援に充てられます。
※詳しくはWEBで→ http://ekoin.or.jp/event201411/
 Facebookページ「無縁寺回向院」https://www.facebook.com/degaichou?fref=ts

2014年11月3日月曜日

フクシマを思う13「三百年の伝統、双葉の銘酒「白富士」 復活をかけ新天地シアトルへ」


ラジオで時間と場所を言い忘れました〜!!!
コレです↓↓

震災直後のすさまじい被災の様子から、その後立ちはだかる壁、壁、壁、困難な状況でどう伝統を守っていくか、白富士をもう一度造ることができるのか。帰還困難区域で深刻な放射能の被害によって製造も営業も出来なくなってしまったにもかかわらず、“いずれ帰る”事が前提になっているため移転して新たな免許を取ることもできず、八方ふさがりに追い込む法律と復興政策。様々な理不尽なことを乗り越え、自力で再スタートを探るこの3年の物語。復興の現状をぜひ聴きにいらして下さい。





福島県双葉町の冨沢酒造は享保元年から300年以上にわたり、阿武隈山地の伏流水を仕込み水として昔ながらの手法を貫きながら酒を造り続けてきました。しかし福島第一原発事故により、原発からわずか3.5kmにある冨沢酒造も避難を余儀なくされました。もう酒は造れないのか…20代目当主で杜氏の父の失意の姿を見て、長男の守、長女の真理は決死の覚悟で立入禁止区域となった蔵から自家の清酒酵母「白冨士」を救い出しました。事故当時の壮絶な体験と酒蔵復興にかける話をぜひお聞き下さい。そして、心に沁みる朗読と、第25回吉祥寺音楽祭「吉音コンテスト」でグランプリ受賞、nutmegの美しいハーモニーをじっくりとお聴き頂き、福島の今に思いを寄せます。
皆様のお越しをお待ちしております!


吉祥寺チャリティライブ
フクシマを思うシリーズ13
三百年の伝統、双葉の銘酒「白富士」
復活をかけ新天地シアトルへ

【日 時】2014年12月1日(月)19:00開演/18:30開場
【出 演】講演:冨沢真理(冨沢酒造店)
        『白冨士』 公式サイト:http://shirafuji-sake.com/
        Facebook: https://www.facebook.com/hamanoshirafuji
     演奏:nutmeg(ボーカルデュオ)http://ameblo.jp/nutmeg-11/
     朗読:金子あい(俳優)
【場 所】吉祥寺光専寺 本堂
     東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-21
    (JR中央線吉祥寺駅中央口下車 徒歩8分)
【入場料】全席自由 大人2000円/大学生500円/高校生以下無料
     ※要予約(定員140名)
     ※当日券は必ずお問い合わせ下さい。
【主 催】フクシマを思う実行委員会  
【問合せ】090-2474-7911(鎌内)  
【ご予約】メール fkomou@gmail.com/Fax.0422-55-7351
     ※お名前・人数・ご住所・電話番号をお書き添えの上ご予約下さい。


2014年10月15日水曜日

「鶴賀若狭掾 新内演奏会」いよいよ来週です!


人間国宝で鶴賀流第11代家元 鶴賀若狭掾をはじめとする一門総出演の新内づくしの演奏会です。11名の新名取披露の迫力の寿口上と舞踊や八王子車人形、鳴り物は望月朴清社中が華やかに彩り、見どころいっぱい!そして毎回華を添えて下さる特別ゲスト。今回はあの演歌の小林幸子さんです!…と言っても演歌を歌われるわけではありません。なんと、新内朗読劇に仕立てた泉鏡花の「婦系図(湯島境内)」のお蔦役を語られます。どうぞお楽しみに。ぜひ、遊びにいらして下さい!
私、鶴賀伊勢藍(金子あい)の出番は13時過ぎの「鬼怒川物語—上—」の累(かさね)役です。与右衛門役は伊勢好(松本好永)さん。女優コンビ(笑)が累の身売りの場面を語ります!応援して下さいね!


「鶴賀若狭掾 新内演奏会 新名取披露」
【日時】2014年10月26日(日)
     開演11時半→終演20時(開場は11時)

【場所】国立劇場小劇場
    東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」1番出口徒歩5分
    東京メトロ有楽町線・半蔵門線・南北線
    「永田町駅」2・4番出口徒歩10分
    終演後バスあり(東京駅方面、新宿駅方面)

【入場料】5000円(全席自由)
【チケット取扱】金子あい(鶴賀伊勢藍)までご連絡下さい。→auaplus@gmail.com

【主催】鶴賀若狭掾【共催】新内振興会【後援】新内協会
【協賛】(株)インフォメーション・ディベロプメント(株)藤正管理

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【番 組】(浄=浄瑠璃、三=三味線、上=上調子)

(11時半)
一、ご祝儀 子宝三番叟 踊り:音鼓の会
  浄:鶴賀伊勢吉・鶴賀伊勢子・鶴賀伊勢笑
    鶴賀伊勢藍・鶴賀伊勢美紀・鶴賀伊勢都恵
    鶴賀伊勢佐・中原恭子
  三:鶴賀伊勢一郎・鶴賀伊勢・鶴賀伊勢好
    鶴賀伊勢羽・鶴賀伊勢四郎・新内勝志壽
    新内勝志帆 
  上:鶴賀伊勢幸

一、帰咲名残命毛
  浄:鶴賀伊勢蝶 三:鶴賀伊勢吉 上:鶴賀伊勢幸

一、明烏後正夢 ー上ー
  浄:鶴賀伊勢子 三:鶴賀若狭掾 上:鶴賀伊勢一郎

(1時頃)
一、恋娘昔八丈 ー部屋ー
  浄:鶴賀伊勢孝太夫
  三:鶴賀伊勢吉 上:鶴賀喜代寿郎

一、鬼怒川物語 ー上ー
  浄:鶴賀伊勢藍・鶴賀伊勢好
  三:鶴賀伊勢一郎 上:鶴賀伊勢幸

一、舞踊 狐狸子里ばなし
  立方:近江満莉子・芦川くるみ
  浄:鶴賀若狭掾・鶴賀伊勢
  三:鶴賀伊勢吉 上:新内勝志壽

一、若木仇名草 ー深川竹〜心中場ー
  浄:鶴賀伊勢佐・鶴賀伊勢美紀・碓井美由紀
  三:鶴賀伊勢吉 上:鶴賀喜代寿郎

(2時30分頃)
一、若木仇名草 ーお宮口説ー
  浄:高橋佳吾 ・高橋怜児
  三:鶴賀若狭掾 上:鶴賀伊勢吉

一、鳥辺山心中 ー道行ー
  浄:鶴賀伊勢都恵 三:鶴賀伊勢吉 上:鶴賀伊勢一郎

(3時頃)
一、舞踊 玉菊灯篭
  立方 花柳寿魁香
  浄:鶴賀伊勢吉 三:新内勝一朗 上:新内勝志壽

一、関取千両幟 ー稲川内ー
  浄:鶴賀伊勢吉 三:鶴賀伊勢羽 上:鶴賀伊勢一郎

一、明烏夢泡雪 ー雪責ー
  浄:鶴賀若狭掾 三:鶴賀伊勢四郎 上:鶴賀伊勢吉

一、明烏夢泡雪 ー部屋ー
  浄:鶴賀伊勢吉 三:鶴賀伊勢三郎 上:鶴賀伊勢一郎

一、日高川入相花王 ー飛び込みー
  浄:鶴賀伊勢邦 三:鶴賀若狭掾 上:新内勝一朗

(5時頃)
一、舞踊 唐人お吉
  立方:若柳吉錦乃 
  浄:鶴賀若狭掾・鶴賀伊勢隆太夫
  三:新内仲三郎(人間国宝) 上:鶴賀喜代寿郎

寿口上 新名取披露仕候

一、酔月情話 ー峯吉殺しー
  浄:鶴賀伊勢金太夫 三:鶴賀若狭掾 上:新内勝一朗

一、一本刀土俵入
  浄:鶴賀伊勢隆太夫・鶴賀伊勢哲太夫・
    鶴賀伊勢洋太夫
  三:鶴賀伊勢吉 上:鶴賀伊勢一郎

 改名記念演奏
一、佐倉宗吾郞 ー下ー
  浄:鶴賀伊勢吉
  三:新内仲三郎(人間国宝) 上:鶴賀伊勢一郎

(7時頃)
一、朗読劇「婦系図(湯島境内)」泉鏡花原作
  早瀬主税 鶴賀若狭掾
  お  蔦 小林幸子
  三:鶴賀伊勢吉 上:新内勝志壽

一、八王子車人形「くずのは」
  車人形:西川古柳
  浄:鶴賀伊勢笑
  三:鶴賀喜代寿郎 ・鶴賀喜代三郎 
  上:鶴賀伊勢一郎
                (終演予定午後8時)

鳴り物:望月朴清社中

2014年9月16日火曜日

坂本直充詩集「光り海」+石牟礼道子詩 朗読会 熊本・水俣・東京






「天はあるか 地はあるか」という詩句がある。水俣病資料館館長 坂本直充さんが詩集を出された。詩の中核には水俣病がある。「毒死列島身悶えしつつ野辺の花」という句をお贈りしたい。
─石牟礼道子

「時は来た 水俣という重い空間の中で ことばが存在と等しくなる時まで 私は待ったのだ(詩『満ち潮』より)」そう彼は黙々と「待った」のだ。
…それにしても「ことばが存在と等しくなるという表現は凄い。艱難を全身に背負って生きてきた者が五臓六腑を震わせて絞り出した語句と言おうか。いのちの息づかいを漲らせた言葉の出所が、ここにもある。私はしばしこの詩句を見つめた。
─柳田邦男

ことばがうまれました
しずかになみだがあふれました
はるかな旅でした
ようやく海のひとしずくを手にとることができました
そしてこの詩集をおとどけします
─坂本直充「光り海」あとがきより


伝統芸能と現代演劇をつなげる公演活動を展開するアトリエ花習が主宰する朗読会です。
今年、熊日出版文化賞を受賞した元水俣病資料館館長・坂本直充さんの詩集『光り海』と石牟礼道子さんの詩を声と音楽でおとどけします。

この詩集を読んだ時、深く心が震えました。水俣の50年を思いました。私たちのこれからの50年を思いました。ぜひ、多くの方に聴いていただきたい詩集です。
お待ちしております。


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坂本直充詩集「光り海」+石牟礼道子詩 朗読会 熊本・水俣・東京

【出演】朗読:金子あい、笠井賢一
    音楽:設楽瞬山(尺八・能管・塤 他)

【熊本公演】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〇9月27日(土)17:00開演
〇長崎書店3Fリトルスターホール
(熊本市中央区上通町6ー23)
〇入場料:1500円
〇申込・問合せ:アトリエ花習(TEL090-9676-3798)
長崎書店(TEL096-353-0555、メールnagasaki@arion.ocn.ne.jp、または店頭にて)
http://nagasakishoten.otemo-yan.net/c4027758.html
http://nagasakishoten.otemo-yan.net/e862677.html

【水俣公演】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〇9月28日(日)14:00開演
〇もやいホール(熊本県水俣市牧ノ内3-1)
〇申込・問合せ:アトリエ花習(TEL090-9676-3798)
http://www14.ocn.ne.jp/~moyai-m/moyaikan.html

【東京公演】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〇9月30日(火)19:00開演/18:30開場
内幸町ホール(千代田区内幸町1-5-1)
〇入場料:2500円
〇主催・申込:アトリエ花習(TEL090-9676-3798) 

〇後援:藤原書店 〇協力:長崎書店

2014年9月14日日曜日

鶴見和子山百合忌『遺言 弊れてのち元まる』


ずいぶん日にちが経ってしまいましたが、去る7月31日は、国際的社会学者で思想家の故鶴見和子さんの命日でした。
昨年に引き続き、鶴見和子さんを偲ぶ「山百合忌」で鶴見さんの著書を朗読させて頂きました。今年も鶴見さんの形見の着物を着て大感激です。鮮やかでしっとりとした紺の縮緬地に草花と源氏香が刺繍されている素晴らしい着物と焼銀に古裂を取り合わせた(なんと表現していいのか分からない…)これまた素晴らしい帯でした。本当に袖を通すだけで気持が引き締まります。偶然にも私は鶴見さんと同じサイズで着丈も裄もぴったりでした。

私は残念ながら鶴見さんの生前お目にかかる機会はありませんでした。今更ながら本当に残念です。ご列席の皆さんはみな鶴見さんと親しかった方々ばかり。そんな皆さんの前で鶴見さんの著書を朗読するのはいささかどころかかなり緊張しましたが、大変光栄なことでした。
今回読んだのは、2007年に藤原書店より発行された『遺言 弊れてのち元まる』より最終講演の章です。鶴見さんはそこで、自分がいなくなったときにと、2つの言葉を遺言として残しています。

1つ目は「憲法九条を守って下さい」

大国の戦争に巻き込まれてはならない、そのためにはどうしたらよいのか。九条の祖型は、第一次世界大戦後の1928年に、アメリカの国務長官ケロッグとフランスの外務大臣ブリヤンがパリで戦争放棄の約束をした「パリ不戦条約」(ケロッグ・ブリヤン条約)です。アメリカの押し付けた思想ではない。人類の理想なのです。

2つ目は「曼荼羅の知恵をよく考えて下さい」

南方熊楠、クストーは生物の多様性、文明の多様性がどれほど地球にとって大事なことか説いています。曼荼羅というものはひとつの空間に複数のものが存在するということ。異なるものが異なるままに共に生きる道を探求する。気に入らないから相手を殺す、排除するというものではないのです。

私の朗読の後に、能楽師の野村四郎先生が地唄の佐藤岳晶さん、尺八の設楽瞬山さんの音楽と共に舞を舞われました。その静謐な空気の中での舞の素晴らしかったこと…同じ舞台に居られるだけで胸がいっぱいになりました。

四郎先生は大変ウィットに富んだ素敵な方で、お話がしゃれているだけでなくハッとするような名言が次から次へと飛び出してきます。我々芸の道を志す者にとっては四郎先生とご一緒して打ち上げでお酒を飲めるのはとっても楽しみです。鉛筆舐め舐め心の手帳に必死に書き留めました(笑)。


私はいま、この時に、このような素晴らしい方々とともに、鶴見和子さんの言葉を朗読できることを深く感謝し、そして多くの方々に「遺言」を読んで頂きたいと心から思っています。

2014年8月28日木曜日

江戸情緒溢れる 粋な浄瑠璃「新内節」を聴いてみませんか?


連日悩まされた猛暑はどこへ行ったやら、昨日あたりからカナカナも鳴かないほど急に涼しくなりました。それはそれで寂しいですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?
夏休みもあと4日間ですね。宿題は終わりましたか?(笑)

さて、この9月10月は、わたくし、毎週末のように違う作品の舞台に出演しておおいそがしでございます。名付けて「金子あい★秋の一人文化祭」!!(笑)。ぜひぜひ、いくつか足をお運び頂ければ幸いです。

「秋の芸術祭」第1弾としてご紹介しようと思った9/6(土)神楽坂の和蝋燭屋さんでの平家物語のミニトーク&ライブは早速に満員となりました〜〜申し訳ございません。というわけで、第2弾をご紹介します!


粋で官能的な江戸浄瑠璃「新内節」を聴いてみませんか?
わたくし新内浄瑠璃に出会ったのはかれこれ12,3年ほど前、今の師匠である鶴賀若狭掾と舞台で共演したのが始まりでした。粋で官能的な節回し…その時は自分が習うことになるとは予想だにしませんでしたが、(中略)習い始めて10年くらいになります。数年前に名取になり「鶴賀 伊勢藍」の名前を頂きました。

*初代鶴賀若狭掾を始祖とし1760年頃に生まれた新内節は、官能的、情緒的な語り口で江戸庶民から愛された身近な音楽でした。小説家・劇作家の川口松太郎が新内芸人の男女を描いた名作『鶴八鶴次郎』は1935年(昭和10年)第1回直木賞を受賞しました。映画化もされましたのでご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

そんな江戸情緒溢れる浄瑠璃、新内節の明日を担う若手伝承者の会があります。
不肖わたくしも今回初めて出演させて頂くことになりました。諸先輩方の生き生きした芸とトリをつとめる人間国宝鶴賀若狭掾の艶やかで円熟した芸をたっぷりとお楽しみ下さい。
私にお申し込み下さった方には、「明烏」のあらすじと解説をメールでお送りいたしますので、初心者でも大丈夫です。
心よりお待ちしております。


【演 目】
一、明烏後正夢ー下ー
    浄瑠璃 鶴賀 伊勢藍(金子あい)
    三味線 鶴賀 伊勢一郎
    上調子 鶴賀 伊勢幸

一、日高川入相花王ー飛込みー
    浄瑠璃 鶴賀 伊勢吉
    三味線 新内 勝一朗
    上調子 鶴賀 喜代三郎

一、妹背の門松
    浄瑠璃 岡本 宮之助
    三味線 鶴賀 喜代寿郎
    上調子 岡本 文之助

一、苅萱桑門筑紫𨏍ー高野山の段ー
    浄瑠璃 新内 剛 士
    三味線 新内 勝志壽
    上調子 新内 勝志帆

一、鬼怒川物語ー身売り 下ー
    浄瑠璃 鶴賀 若狭掾
    三味線 新内 仲三郎
    上調子 鶴賀 伊勢一郎

【日 時】2014年9月21日(日)15時開演(14時半開場)
【会 場】紀尾井小ホール
     千代田区紀尾井町6−5
     03-5276-4500
【料 金】全席自由 2000円
【お問合せ】金子あい、auaplus@gmail.com
      各出演者または新内協会(03-3260-1804)

2014年8月15日金曜日

アリスin多賀城、心が繋がる公演でした♪

「 日生劇場 meets 仙台フィル アリスのクラシックコンサート 5つの魔法の声 多賀城公演」8/10、多賀城市民文化センターで大盛況のうちに幕を閉じました!
お越し下さったお客様、素晴らしい演奏をして下さった仙台フィルの皆さん、全てのスタッフの皆さんに心より感謝申し上げます。

今回は寄せられたアンケートの数がすごかったんですよ!日生劇場では合計800枚、多賀城公演ではなんと450枚!キャスト一同すべてのアンケートを読ませて頂きました。登場人物のイラスト入りのもの、可愛い字で裏側にまで感想を書いてくれたもの、大人の方々からのご感想までどれもこれも嬉しい感想がいっぱい。本当にありがとうございました。

それでは多賀城公演のご報告です♪

8/8に仙台入りした我々キャスト一行。はやぶさは速い〜っ!ワクワクする気持ちを抑えきれず、往きの東北新幹線ですでに久々に会ったいとこ同士の夏旅行並みに盛り上がりを見せる女子。
左からワタクシ、演出助手の伊奈山さん、主演の鵜木絵里ちゃん。
1日目はオケ合わせ。ワタクシ、仙台フィルさんとご一緒するのは今回が始めて(そもそもオケとご一緒する仕事は少ないですけどね)。と言っても20数曲あるうちで、ワタクシが歌うのは最後の1曲。しかもソロは2小節のみ(笑)。ほとんどの時間を客席で歌と演奏を聴くという役得。オーケストラが変わると音の響きや細かい表現も変わるんですねぇ。面白い!素敵!やっぱり生音は凄いです。ワタクシの仕事時間は正味3分でした(笑)。
オケ合わせちう
さて、早々とホテルにチェックインした我々一行は仙台の街へ繰り出す前にケーキタイム(明日からは体力勝負だからね、食べとこ、食べとこ)。このお店とても美味しそうなゴージャスなケーキがいっぱい。テノールの高田さんはケーキセットの飲みものを頼む時に「シャンパンありますか?」ときいて若くてきゃわゆい店員にどん引きされてました。さすがだ(笑)。


左から、斉木ゾウ、鵜木アリス、与那城ウサギ、高田ネコ、彌勒トリ、金子ハートの女王。
ケーキを待ってます。


この日は仙台七夕祭りの最終日、七夕飾りを見るのははじめてです。台風の影響で雨脚が強くなった仙台市内ですが、浴衣の人も多くすごい人出!アーケードというアーケードに数えきれないほど下がった飾りと人の波をかき分けかき分け辿り着いた先は「昭和」のかほり漂う横丁(名前は忘れちゃった…)。

ぜんぶでいくつあるんだろう〜と思わずにはいられない大量の飾りは圧巻でした。
映画か舞台のセットかと思うような古いたたずまいのアパート?やお店 がそこかしこにあり、もぉ〜たまりませんっ!!しかも新しいこじゃれたバーやお店もいっぱい。毎日通っても飽きなさそう〜。夕食を食べたお店も美味しくってご機嫌ちゃんでホテルに帰りました。
何とか横丁には映画のセットかと思うような昭和の世界が残っていました〜。
翌8/9、会場である多賀城市民文化センターに到着するとロビーには私たちの等身大のパネルが!テンションマックス、さっそく記念撮影。お客様が喜んでくれるといいなあ。
出演者の身長に合わせて本当に「等身大」のパネル。
ちょっと照れくさいけど、それぞれのキャラクターがばっちり写ってるいい写真です。
来年3月の可児市にも登場しますよ!


場当たりの後、仙台フィルの皆さんと共にゲネプロを行います。日生劇場とは舞台の寸法やバックヤードの動線や楽屋からの距離が異なるので、体に覚えさせます。

今回の舞台美術は「プロジェクションマッピング」という最新技術を使いました。東京駅とかディズニーランドのシンデレラ城などの建物にピッタリ合わせて映像を投影するアレです。白いキノコ型の大道具や吊りものに色とりどりの映像が投影されてそれぞれのシーンを盛り上げました。実は出演者はこのプロジェクションマッピングの映像を舞台上でほとんど見られないので、自分が演じているシーンでどんな映像が映し出されているのかさっぱりわからないまま(それでも十二分に舞台上は面白いです(笑))だったのですが、このゲネプロを撮影して皆でざっと見たらものすごい映像効果でびっくり!またまたテンションマックス!明日の本番が楽しみになりました。

ハートの女王のお城のシーン。
女王の椅子以外は全てプロジェクションマッピングの映像。

翌8/10、近づく台風であいにくの雨となりましたが、会場には続々とお客様がやってきます。今回も「警備隊長」はロビーを巡回警備しました。といっても日生劇場のようにロビーが大きくて複雑ではないので、巡回もあっという間。そこで、パネルを警備することに(笑)。
これで今回の登場人物勢揃いです〜!すこし離れた所に立っていたのですが、開演前にパネルの前で記念撮影する親子連れが何組もいらっしゃいましたので、シャッターを切る瞬間に気付かれないように一歩近づいては一緒に写真に入ってみました。ウッシッシ(笑)。後で写真見てびっくりしたことでしょうね〜〜。

警備隊長とハートの女王が同じ人とはお釈迦様でも気が付くめぇ。
本番は、本当に素敵でした。今回のテーマ「音楽は心を繋ぐ」「離れたら何度でも繋ぎなおせばいい」そのことを舞台に乗っている私たち自身が一番感じたミラクルな時間でした。舞台は幕が上がったら必ず幕が下ります。どんなにそのままでいたいと思ってもそれは叶わない。儚いからからこそ胸を打つのかもしれません。はじめは遠慮がちな多賀城のお客様も最後には大きな声で一緒に歌って下さって、いっぱいの拍手を頂きました。そしてカーテンコールも終わり、出演者が袖に引っ込んだ後、舞台に残った仙台フィルさんとお客様の間で歓声が上がりました。震災後、被災地での演奏に力を入れて来た仙台フィルさんの想いが私たちにも伝わってきてうるうるしてしまいました。

最後に記念撮影、パシャリ!また来年3月に可児市公演で会いましょうね。
そして、来年7月の日生劇場アリスのクラシックコンサートにもぜひまた足をお運び下さい♪

またね♪

2014年8月6日水曜日

アリスのクラシックコンサート楽しかったぁ~!

左からネコ役のテノール高田正人さん、ワタシ、トリ役のカウンターテナー彌勒忠史さん
あっぷ!

これは誰でしょう〜?(笑)サミット駐車場にいる警備員さんではありません〜
めっちゃ元気な戦闘系男児トリオに見つかった!敬礼で記念撮影。
日生劇場アリスのクラシックコンサートがあっという間に終わりました。朝11時と15時開演の2日間4回公演というビミョーなハードさ。でもあっという間でした。楽しかったぁ〜。素晴らしい共演者、スタッフ、そして観に来てくださった子供たちと大きいお友達の笑顔とまっすぐな声に感動!張り切って演じましたよ。おかげで終わった後は全身筋肉痛と打ち身で蟹のようでした(体力落ちたなぁ…とほほ)。
今回はハートの女王の他に、前半、警備隊長という役もやりました。警備員なのか憲兵隊長なのか、イマイチビミョーなネーミング。後から脚本家に聞いたら「憲兵隊長って単語が思い出せなくて警備隊長って書いたら間違えちゃったー(≧∇≦)」ですって。途中で訂正しろよー!
そんなわけで限りなく警備員な隊長はアリスを魔法の鏡で動物に変えようとして間違って自分が犬になってしまうというヘッポコ振りを発揮しまくりました。
稽古中はスーパーの駐車場のパートおばさんになるのではないかと心配していたのですが、メイクと衣装をつけた私を見た演出家の粟國さんがゲラゲラ笑いながら「大丈夫。おばさんには見えない。ものすごくおじさんに見える。」と太鼓判を押したズッコケおじさんぶりを発揮。実はお遊びで、開演前のロビーを警備隊長姿で、警備することに〜(笑)「トイレどこですか?」「エスカレーターどこですか?」と普通に聞かれる中、私の顔の濃さにガン見、2度見する子どもも続出、でも知り合いは気付かずスルー。可笑しくて噴き出しそうになりながら顔はクールにハードボイルドに。
ところが最終回、同級生マサコさんが元気な戦闘系男児トリオを連れてやって来ました。男児たちはさっそく警備隊長姿の私の向かいに置いてある扇風機にガオーとやりはじめたので睨みつけていたら、マサコさんが私をじっと見ているではありませんか。う、やばい!そしてこっちへ近づいてくると「ね、あいちゃんよね?あいちゃんでしょ?!」頼む〜〜マサコさんそっとしておいてくれ〜というわけで、結局、戦闘系男児トリオと記念写真を撮る羽目に(≧∇≦)。ちょっと照れてる警備隊長でした。

マサコさんいわく
「あいちゃん、想定外過ぎて3分くらい見つめたよ。ヅカ上がりの警備員なのかしら? てか、男なのかしら女なのかしら?? 年齢も不詳過ぎるわ…と。
普段じっとしていられない戦闘系男児トリオも大喜び、オトナも大満足の、素晴らしいコンサートてした!!」

打って変わって後半のハートの女王は優雅で冷酷そしてちょっとセクシー(*^^*)。歌うことを禁止した女王の過去には何があったのか?アリス達のまっすぐであたたかい心と音楽のに動かされ「心が離れたら、何度でも繋げばいい。音楽は心をつなげる」というアリスの言葉を信じることにした女王。
今回の物語はアリスと仲間たちの成長とともに、ハートの女王の成長も描かれていてとても胸を打つ素敵な物語でした。
そして何と言っても歌の素晴らしさ!アリスの鵜木さんには初共演の時からノックアウトされてしまいましたが、今回のカウンターテナー彌勒忠史さん、テノール高田正人さん、バリトン与那城敬さん、バス斉木健詞さんにも完全ノックアウト!かっこよ過ぎです。ずっと聴いていたい〜。歌って素晴らしい(≧∇≦)。
というわけて、優雅で冷酷なハートの女王とへっぽこな警備隊長。両極端な美味しい役を2つもやらせていただき本当に楽しかったです(息切れしたけどね)。この作品は8/10に多賀城。来年3/13に可児市でも公演します。みなさん待っててね。

2014年7月20日日曜日

本日開幕!アリスのクラシックコンサート「5つの魔法の声」


今年のハートの女王はこんな感じ!
昨年よりもちょっと冷たいキャラかもしれません。
衣装やヘアメイクがクラシック&モードっぽくて気に入っています。
それ以外の役の写真は日生劇場のブログに載ってますので、ぜひ見てみてくださいね。
オペラ界で活躍しているスター歌手達が演じるネコ、トリ、ウサギ、ゾウは、本当にキュートでたまりません♡ハートの女王に捕らわれたアリスを助けるために力を合わせるのですが、今回のテーマは歌声。
このコンサートでは毎回オリジナル曲があります。楽器のみの曲の場合もあれば、今回のように歌い手さんがたくさん出演する場合は歌詞のある曲になります。今年は「歌いたい、ただそれだけで」というミュージカルテイストの曲なのですが、その歌詞がとっても胸に響くんです。。一部抜粋すると

♪歌いたい なぜそれだけで こんな罰を受けるのだろう
今こそ歌の力を知らしめよう
一人一人の力が世界を変える
一人一人の力が世界を変える
気持ち一つに

「一人一人の力が世界を変える」という言葉は最近とくに感じることが多いので、個人的にとても共感しています。

明日21日も11時/15時開演です!
がんばります!
当日券もあるそうですのでまだ間に合います。

ところで、11時開演って本当に早いんですよ。
なんてったって私、メイク開始が8:55ですから(笑)。
ウォーミングアップをして、開演時間にはエンジン全開にしなければなりません。
いろいろ書きたいのですが、ネタバレになるので今日は自粛〜。
ではまた明日!



2014年7月12日土曜日

歌は心をつなぐ

音楽は心をつなぐ…今回のアリスのクラシックコンサートのテーマです。

私の演じるハートの女王は歌を禁止し、決まりを破って歌った者を次々と魔法で動物にしてしまいます。アリスたちの歌の力で女王の魔法を解くことが出来るのか?


私は役柄上ほとんど歌わないのですが、実に歌に溢れた稽古場です。鳥肌もののナンバーがいくつも!ステキ〜♪ステキ過ぎます(≧∇≦)オペラのアリアが面白いストーリーの中でより身近に感じられます。そして、毎回必ずオリジナル曲があるのですが、MAKIさん作曲の「歌いたい、なぜそれだけで」はもうコテッコテのミュージカルナンバーのようなゾクゾクする曲です。お楽しみに(*^_^*)。


毎日、最高に楽しくてワイワイ言いながら皆で作ってますが、ふと、このハートの女王みたいな大人って、実は多いんじゃないかななんて思えてきて。

そんな大人にこそ観てほしい…と心から思っています。


まだ残席少しありますので、ぜひ劇場にお問い合わせくださいませ。



チケットのお問い合わせは
日生劇場へ

2014年7月1日火曜日

今年も出演します!アリスのクラシックコンサート「5つの魔法の声」

はやいものでもう7月ですね。なんと!20日後には日生劇場、アリスのクラシックコンサートの本番です!今年もハートの女王で出演いたします。告知が遅くなってごめんなさい!

日生劇場ファミリーフェスティヴァル2014
アリスのクラシックコンサート「5つの魔法の声」

「不思議の国のアリス」のキャラクターたちと一緒に、音楽を楽しく学びながら聴けるコンサート。脚本は日生劇場のオリジナルなのですが、これが毎年なかなかぶっ飛んでいて、吹き出してしまう台詞も多くて面白い!そして大人の心までもきゅんとさせちゃういい台本なんです〜。そしてなんと言っても、フルオーケストラが舞台の上でクラシックの名曲を演奏する大迫力は本当に感動ものです!さらに今年は、5人のスターオペラ歌手が揃ってアリアをこれでもかと歌います。リハーサルでもしびれまくりです。「あ、子ども向けね」と思ったあなた様。ぶぶー!これは、大人が本気でおもしろがってつくってる、大人が面白い、だから子どもも面白い作品なんです!しかもリーズナブル。

お父さんもお母さんもおじいちゃんもおばあちゃんも小さなお子様も
ぜひぜひご家族一緒にどーんと聴きにいらして下さい。

ハートの女王の不思議の国では、歌うことが禁止されている。歌った者は動物の姿に変えられてしまうのだ。スターオペラ歌手たちが動物に?!しかも鳴き声でしか歌えない〜?大ピンチ!!どうするアリス?今年8回目を迎える毎年大人気のアリスシリーズです!

アリスとハートの女王の対決!濃〜いキャラが勢揃いで抱腹絶倒です。


※すでに両日とも11時の回はほぼ満席なのですが、15時の回はまだお席があります。ぜひいらして下さいね♪


日生劇場ファミリーフェスティヴァル2014
アリスのクラシックコンサート
「5つの魔法の声」
【日時】2014年7月20日(日)~7月21日(祝) 
    各日11時/15時開演
【会場】日生劇場
    東京都千代田区有楽町1−1−1
    03−3503−3111
【上演時間】約2時間(休憩含む)
【料金】S席:大人4,000円 子ども2,000円
    A席:大人3,000円 子ども1,500円
(子ども料金は、中学3年生以下が対象となります)
【推奨年齢】4才~小・中学生

【出演】岩村力(指揮)
    鵜木絵里(アリス/ソプラノ)
    彌勒忠史(トリ/カウンターテナー)
    高田正人(ネコ/テノール)
    与那城敬(ウサギ/バリトン)
    斉木健詞(ゾウ/バス)
    金子あい(ハートの女王/警備隊長)

    神奈川フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
【ご予約/お問合せ】
日生劇場 03−3503−3111(10:00〜18:00)

★楽器体験コーナー実施!
開演前のロビーで楽器体験を実施します。(ヴァイオリン、チェロ、トランペット)

【演奏曲目】
女心の歌(ヴェルディ)「リゴレット」より
私を泣かせてください(ヘンデル)「リナルド」より
私の愛しいお父様(プッチーニ)「ジャンニ・スキッキ」より
乾杯の歌(ヴェルディ)「椿姫」より
闘牛士の歌(ビゼー)「カルメン」より
おお、イシスとオシリスの神よ(モーツァルト)「魔笛」より
歌に生き、恋に生き(プッチーニ)「トスカ」より
からたちの花 (山田耕筰)
Believe (杉本竜一)
いぬのおまわりさん (大中恩)
ぞうさん (團伊玖磨)
山の音楽家(ドイツ民謡)
熊蜂の飛行
(リムスキー=コルサコフ)
動物たちの対位法(バンキエリ)
ボレロ (ラヴェル)
クシコス・ポスト (ネッケ)
天国と地獄 (オッフェンバック)
カノン (パッヘルベル)「ウィリアム・テル」より序曲 (ロッシーニ)
「カルメン」より第3幕への間奏曲 (ビゼー)
「インディージョーンズ」よりレイダースマーチ (J.ウィリアムズ)



閣議決定(仮)、前夜に思う。


わたし、思うんですよ。
愛する人を守るために集団的自衛権を行使するって、アベさんはじめ(無)責任与党のオジサンたちは一生懸命説明してるけど、間違ってるって。
ペシャワール会の中村哲さんも仰るように、いま、日本は憲法で戦争を放棄しているから世界の人々から信頼されてるわけで。その信頼を捨てて戦争しちゃう国になろうって、馬っ鹿じゃないの。

しかも真っ正面から堂々と改憲を国民に問うのではなく、憲法は変えない(きっと変えられないから)ちょちょっと解釈変えてやっちまおうなんて、姑息だよね。ほら、合コンで女子大生強姦しようと酒に睡眠薬混ぜた救いようのない大学生とやり口変わんないんじゃない。正面から口説けっつーの。それで駄目なら諦めろって。

そもそも愛する人って誰?自分の愛する人(家族)を守るために隣の若者に戦争に行けってこと?その若者は死んでもいいの?「戦争」を「大量殺人」と言い換えたら分かり易いよね。愛する人を守るために隣の若者に大量殺人してこいと命令する。自分と同盟国以外の「敵国」の人なら殺してもいいわけ?おっかしいよね。その人達も愛されてる人なんだよね。

しかも、大量殺人に大義なんてないの。財布が空になってきたから戦争でもやって儲けようぜってことだけ。バッカみたい。誰かの財布を膨らませるために命かけさせられるのはいつだって将来のある若者だよ。いまや戦争もしたことのないジイサンとオジサンが戦争したがってる。自分は戦地に行かないんだからね。

わたし、思うんですよ。
本当に平和を望むなら、日本の文化を世界の人々に愛してもらうことが一番の近道だって。日本の素晴らしい伝統文化、文化遺産、新しいカルチャーを世界中の人達に知ってもらって、日本って素敵だよねケンカしたくないよね壊したくないよねって思ってくれたら最高じゃない?そのためならアーティストは喜んで世界中に派遣されますよ。武器なんかいらない。

どうか、皆さん
おかしいなってもう一度考えてみて、できることを考えませんか。

2014年6月30日月曜日

2014年6月25日水曜日

福島の声を聞きたい


先日6/18のフクシマを思う12「四年目、福島の今を聞く〜全村避難の葛尾村からの報告」にお越し下さった皆さま、本当にありがとうございました。
なんとなんと、これまでで一番多くの方がご参加下さり、超満員、ボランティアスタッフもてんやわんや、会場は人いきれで息苦しいほどでした。それにも関わらず、参加者お一人お一人が2時間あまり真剣に耳を傾けて下さったのが強く印象に残っています。

アンケートを見ると、やはり、4年目に入り、現地の声がますます伝わってこなくなったことに皆さん強い危機感を感じておられるようでした。そして現地で何が起きているのか知りたい、という声が本当に多かったです。ゲスト2人のお話を聞き、まだまだ続く放射能との戦いを思い、日本人全員の問題として、生きている限り関わりつづけていかなければと気持ちをあらたにしたという感想が多く聞かれました。これからも「現地の声を聞く」ということを基本に、この会を続けていこうと改めて思いました。

さて、今回、葛尾村からお招きした畜産農家の松本さんは、(奥さまが仰るには朝から晩まで寝ても喋っているという)お話のとっても面白い愉快なおじさまです。会場の人数を見て「こんなに多くの方が聞いてくださるなんて、それだけで嬉しい」と仰ってました。私たちもやりがいがあります。ご自身でたくさんの資料をお持ち下さり会場の皆さんに配ってくださいました。葛尾村や福島全般の状況をお話し下さったあと、ご自身が育てていた牛の話をして下さいました。県や国やあちこちに掛け合ったけれど、結局、牛を助ける方法がなく、野放しにして近隣に迷惑をかけるわけにもいかず、我が子同然に育てていた子牛も含む牛たちを、自分の手でえさが食べられないように縛り付けて置いていかなければならなかったその苦しい胸の内を話して下さった時には、会場では涙を拭う姿も見られました。原発事故は人が生きる土台である「住む場所」と「仕事」をある日突然に奪いました。その上に我が子同然の牛たちの命までも奪わなければならない。なんで松本さんたちがそんな理不尽な目に遭わなければならないのか、どう考えたって納得できるものではありません。

続いて、詩人の小島力さんがお話し下さいました。小島さんは震災の翌日、いち早く危険を予測したお子さんたちの強い勧めですぐに東京へ避難されました。しかし家も畑も山もすべて放射能で汚染され、とても帰れるような状態ではありません。生きている生活そのものをすべて根こそぎ奪われました。避難の中でふるさとを失った想いを「草茫々、わが涙滂々」と詩につづっています。葛尾村の村民は今、東電に対して「集団申し立て」を行っています。現状では、補償を決めるのは事故を起こした加害者である東電です。ですから東電の都合が最優先される、それはおかしいじゃないかということで、個人個人は非力ですが村民が一緒になって集団申し立てをすることで、被災者の正当な権利を申し入れようというものです。また、小島さんたちは村の汚染状況をつぶさに調べておられます。一件当たり一億円の除染費用をかけて、除染するのは各家の周囲20mと道路の周囲20m。それは点と線でしかないのです。ほとんどが山林の葛尾村ではそれではどうしようもないのです。除染の効果は3割程度減るだけ。私たちが訪れて計測した時も、除染済みの家屋の周囲で0.53μSv/hありました(年間被爆量1mSvの場合は0.23μSv/h、放射線管理区域は0.6μSv)。日頃の穏やかさとは異なり、データに基づききっぱりと厳しく国の無責任さを問う小島さんの言葉には、強い怒りが込められていたように感じました。

さて、後半の朗読では、小島さんの詩集「わが涙滂々 原発にふるさとを追われて」を読みました。私の朗読では定番となりつつある小島さんが30年前にお書きになった原発労働者の詩「原発問答」と、当たり前の暮らしを失い、荒れていくふるさとを思う詩「草茫々」と「当たり前の」を読みました。お2人のお話を聞いた後だけに、詩の言葉一つ一つが実感となって聞こえてきます。

そして、最後はバンドネオンの平田耕治さんとコントラバスの木田浩卓さんによる演奏。本当に素敵な演奏でした!たくさんのお話を聞いた皆さんの心に、すぅーっと切なくてあたたかいバンドネオンの音が染みていって、タンゴの名曲がお寺の本堂に響き渡り、ひととき酔いしいれました。コントラバスの木田さんは相馬市出身。ご実家のお話もしてくださいました。もっともっと聴きたかったと仰る方が大勢いらっしゃいました。またぜひ演奏していただきたいです。

事前にチラシを配布して下さった皆さん、当日準備に駆けつけて下さったボランティアスタッフの皆さん、その他ご協力下さいました皆さんに深く御礼申し上げます。毎回新しい出会いと繋がりが生まれています。ささやかな会ですが、福島と私たちを繋ぐきっかけになれば本望です。

帰り際に、松本さんに思い切って今後どうするのか聞いてみました。
50年間は葛尾には帰れないだろうと講演で仰っていた松本さんは、少し考えて「子どもらが戻らないと言ってるからどうしようもない…わたしらももう戻らないだろう。代々続いた畜産農家を自分の代で幕引きしなければならない」と静かに答えました。そして思い出したように「牛を埋葬した場所に、なんとなくあちこちで手に入れた桜の苗木を植えてたら、気が付けば、埋葬した牛と同じ数の11本植えてたんだ…不思議だなあ」と遠くを見るような目でつぶやきました。松本さんが牛を見つめる眼差しはきっとこんな風にやさしかっただろうなと思いました。「涙も枯れ果てたよ」とにっこり笑って帰って行かれました。

また、そのうち機会があれば、松本さんと小島さんにその後のお話を伺いたいと思います。

当日パンフレットに書いていただいた双葉町と川内村からの連載リポートも、時の流れを感じさせ、本当に考えさせられるものでした。

次回、フクシマを思う第13回は12/1(月)の予定です。
ゲストは冨沢酒造の冨沢真理さん、演奏はnutmegさん。
「明日へ繋ぐ、双葉のお酒の復活」のお話です。
ぜひ足をお運びください。




2014年6月2日月曜日

フクシマを思う 第12回「四年目、福島の今を聞く」

梅雨入りより早く真夏日が続いていますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?

フクシマを思う第12回のお知らせです。
今回は「四年目、福島の今を聞く〜全村避難の葛尾村からの報告〜」と題して、葛尾村の詩人・小島力さんと畜産農家・松本信夫さんをお招きして詳しくお話をお聞きします。
東日本大震災から4年目を迎えた福島で、今、何が起きているのか?原発事故による放射能汚染で全村避難を余儀なくされた葛尾村。阿武隈の山々に囲まれ、豊かな自然と共に暮らしてきた葛尾村の人々が体験した原発事故。その時の様子と今直面している問題を知り、皆さんで考えてみたいと思います。そして、心に沁みる朗読と、魂に響くバンドネオン&コントラバスの演奏をじっくりとお聴き頂き福島の今に思いを寄せます。お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい。


吉祥寺チャリティライブイベント
フクシマを思うシリーズ12
「四年目、福島の今を聞く〜全村避難の葛尾村からの報告〜」

【日時】2014.6.18(水)  19:00 開演 / 18:30 開場
【会場】吉祥寺光専寺 本堂
東京都武蔵野市吉祥寺本町 1-10-21(JR 中央線吉祥寺駅中央口下車 徒歩8分)
【入場料】 全席自由 大人 2000 円/大学生 500 円/高校生以下無料 (定員120名)
【主催】 フクシマを思う実行委員会
【お問合せ】お問合せ :090-2474-7911(鎌内)
【ご予約】 メール:fkomou@gmail.com
     Fax:0422-55-7351
※氏名、住所、電話番号、参加人数をお書きの上お申し込み下さい。
※フクシマを思うの収入の一部は「未来の福島こども基金」に寄付しています。


2014年4月18日金曜日

5/3 久良岐能舞台で「壇ノ浦」を語ります。



箏&尺八デュオ
「カート&ブルース 能舞台ライブ」
~感動の音世界が再び久良岐能舞台に響く~

箏と尺八の音色が、こんなにも心地よいものだったとは…。カート&ブルースの2人が紡ぎ出す音世界は、モダンでありながら懐かしく、私たちが忘れていた邦楽器の新しい魅力を気づかせてくれます。古典曲とオリジナル曲を交えたプログラムに加え、今回はスペシャルゲストに俳優の金子あいを迎えて、箏・尺八とのコラボレーションで「平家物語」をお聴きいただきます。カート&ブルースと金子あいの出会いは、3.11東日本大震災後に行われたチャリティライブ「フクシマを思う」で、以後「私たちに何ができるか、何かしなければ」という思いを同じくする3人は、チャリテイライブでの共演に留まらず、共に被災地へも向いました。
今回は能舞台で、2人の即興が金子あいの「平家物語」を彩ります。初の試みに、どうぞご期待ください。

【日時】2014年5月3日(土)14:30開演 /14:00開場
【場所】久良岐能舞台
    神奈川県横浜市磯子区岡村8-21-7
    TEL:045-761-3854

【出演】カーティス・パターソン Curtis Patterson (箏)
     http://www.curtkoto.com/
    ブルース・ヒューバナー Bruce Huebner (尺八)
     http://brucehuebner.com/
    ☆スペシャルゲスト:金子 あい (語り)
     http://heikemono.blogspot.jp/

【演奏曲】春の海、越後獅子、曲水、デイープ フォレス、     語り・箏・尺八による「平家物語〜壇浦合戦」 

【チケット】前売2,500円/当日3,000円 (限定100名) 
【主催】ザブトーンミュージック
【後援】久良岐能舞台
【協力】おもいっきり楽しい国際交流

【お問合せ・ご予約】
電話:090-8506-4563 (岩村)
メール:tomokopianotech@gol.com
Fax:045-571-8428 (ザブトーンミュージック)


■宮越記念 久良岐能舞台(くらきのうぶたい)
伝統を伝える風雅なたたずまいの「久良岐能舞台」は、大正6年に東京・日比谷に建てられ、東京音楽学校(現東京芸術大学)邦楽科の稽古舞台を経て、昭和40年にこの地に移築・復元されました。舞台の鏡板は日本画壇の重鎮であった平福百穂の筆によるもので、多くの人間国宝を育んだ由緒ある能舞台です。舞台を囲む庭園は四季折々の絶景を楽しむことができます。http://www.kuraki-noh.jp/

■交通案内
【バス】
京急・横浜市営地下鉄「上大岡駅」より…バスロータリー②番乗場、京急バス「上7系統 笹堀・泉谷循環」、又は⑫番乗場(鎌倉街道 三井住友銀行前)から「磯子駅」行き。
JR「磯子駅」より…②番乗場、京急「屏風ヶ浦駅」より…③番乗場、市営バス64・78系統乗車。いずれも「笹堀」下車。徒歩7分
【タクシー】
京急「上大岡駅」からタクシーで5分程度(約800円)。上大岡駅改札を出て右の階段を上り、通りに出てタクシーに乗車。
※一般駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。

2014年4月17日木曜日

鎌倉古民家で聴く「平家物語」チケット完売となりました。

萌えいづる若葉がまぶしいですね。皆様お元気でお過ごしでしょうか。

ひっそりとご案内していた鎌倉源氏山の古民家で聴く「平家物語〜祇王」公演は、お申込みが定員50名に達しましたので、締め切らせて頂きました。
誠にありがとうございました。

いよいよ本番が来週に迫って参りました。とても気持ちの良い季節で私たちも楽しみにしています。それに先駆け、明日は横浜で「祇王」のショートバージョンを上演します。さる女性グループのお集まりに呼んで頂いたのですが、祇王はぴったりだなあと思っています。

この祇王、原文を一人で語ると50分くらいかかります。でもお食事会の時などはそれではあまりに長いので、半分にカットしたショートバージョンを上演しています。

このカットというのがものすごく大変でした。無駄にしゃべっているようなセリフの中に、美しい言葉の響き、それぞれの人物の細やかな心の動きや性格が表されているので、削れば削るほど、平家物語独特の世界観がなくなってしまうんですね。なんとか半分にできた時は、自分で嬉しくなってしまいました。

港の見える会場での「祇王」楽しんでいただけたら嬉しいですね。
良い天気になりますように。

2014年3月13日木曜日

【フクシマを思う11】たくさんのご来場ありがとうございました!

昨日、お陰様で130名のお客様に足をお運び頂き「フクシマを思う第11回」を大盛況で
終了することができました。
お忙しい中、ご参加下さった皆さん本当にありがとうございました。
文化放送の「飛べサル」を聴いて来て下さった方もいらっしゃって、とても嬉しかっ
たです。
第1部の弁護士河合弘之さんのお話は面白かったですねぇ!20年間各地の原発訴訟にとりくんでこられた経験から、ずばーっと日本の原子力ムラの巨大利権構造をお話して下さいました。ユーモアを交えながら実に鋭く鮮やかで明解なお話に会場中が惹き込まれ、時に笑いながら時に怒りながら聞くうち、目の前に横たわる巨大なもやもやが晴れていくようでした。最後に河合さんは飯舘村の歌を披露して下さり「健気に生きてきた福島の人々の生活を一夜にして奪った原発を許さない。絶対に原発事故の責任を追求し続けます。そして全ての原発を廃止させます」という河合さんの言葉に深く深く共感しました。

第2部では私、金子が浪江町の詩人根本昌幸さんの詩集「荒野(あらの)に立ちて—わが浪江町」(コールサック社)から5編を朗読しました。
「浪江町大字苅宿」
「犬に写真を見せる」
「眠れぬ夜に」
「帰還断念」
「柱を喰う」
根本さんも避難者であり、詩に描き出される情景…福島原発事故によって突然生活を奪われた様々な思いが胸に刺さります。多くの方がその情景を想像し涙されていました。特に餌が無く柱を喰って餓死した牛の話は、朗読し終わったあとも体が震えました。130名が水を打ったように静かに集中して聴いて下さると、会場がまるでその詩の風景の中に吸い込まれていくような感じでした。カート&ブルースの「福島組曲」福島の風景を思い起こさせる箏と尺八の美しいメロディが昨日はことのほか心に沁みました。

お手伝い下さったボランティアスタッフの皆様、吉祥寺のお店の皆様、お知り合いに声を掛けて下さった皆様、ご支援ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

次回は6月の予定です。

2014年3月5日水曜日

3/7 16:20〜文化放送「吉田照美飛べ!サルバドール」に出演します!


わたくし、3月7日(金)15:30〜文化放送「吉田照美飛べ!サルバドール」に出演します。16:20〜16:35頃の「サルのアトリエ」コーナーです。

毎回様々な分野の方が登場する、多彩な顔ぶれに興味津々のコーナーなのですが、そんなコーナーに出させていただくことになり、(ちょっと恥ずかしいのですが)私自身のことや震災後の「フクシマを思う」シリーズの活動についてお話しさせていただきます。詩も一編朗読する予定です。吉田照美さんが朝の番組「ソコダイジナトコ」をやっていた時に、何度か電話出演させていただきましたが、やっと生の照美さんにお会いすることができるので、とっても楽しみでどきどきです。
ぜひぜひ皆様お聴き下さいませ。
AM1134もしくはラジコで聴けます。

http://www.joqr.co.jp/saru/

2014年2月23日日曜日

フクシマを思う11「日本の原発問題の真相」



福島を決して風化させない、感じて・考えるきっかけに…と続けているシリーズです。

フクシマを思うシリーズ第11回
「日本の原発問題の真相〜原発訴訟・わたしたちにできること〜」
【日 時】2014.3.12(水)19:00開演 /18:30開場
【出 演】講演:河合弘之/演奏:カート&ブルース/朗読:金子あい
【場 所】吉祥寺光専寺 本堂
 ※床暖房なので冬でも暖かです。椅子席あります。
 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-21
(JR中央線吉祥寺駅中央口下車 徒歩8分)
【入場料】全席自由 大人2000円/大学生500円/高校生以下無料
【主 催】フクシマを思う実行委員会  
【問合せ】090-2474-7911(鎌内)  
【ご予約】メールfkomou@gmail.com/Fax.0422-55-7351

2011.3.11東日本大震災から3年が経ちました。原発事故「収束」への道のりは長く、避難指示区域への帰還の見通しもまだまだ持てない状況が続いています。私たちはいったいどのような社会の流れの中にいて、福島をどう支えればよいのでしょうか?シリーズ第11回目のゲストは、これまでに各地の原発訴訟に関わってきた弁護士の河合弘之さん。舌鋒鋭くびしっと斬る、目からウロコのお話です。そして、毎回、胸に響くと反響の大きい金子あいの朗読と、このシリーズの原点でもある箏&尺八デュオのカート&ブルースの心に沁みる演奏をじっくりとお聴きいただき福島の今に思いを寄せてください。皆さまお誘い合わせの上お気軽にご参加下さい。

浪江町の詩人根本昌幸さんの詩集「荒れ野に立ちてーわが浪江町」(コールサック社)を朗読します。



2014年2月8日土曜日

文化・イベント情報紙「SaCLa(サクラ)」に巻頭インタビュー掲載されました!


さいたま市文化振興事業団が発行している、文化・イベント情報紙「SaCLa(サクラ)」に巻頭インタビュー掲載されました!永田さんと私の話や平家物語の見どころなどをご紹介しています。さいたま市内の市・文化施設などにおいてあるそうですのでお近くの方はぜひお手に取ってお読みいただけたら幸いです。
※3/29のイベントは残席僅かになってきたようです。お早めにご予約下さい。



↓こちらからダウンロードもできます。
http://www.saitama-culture.jp/pdf/sacla201402.pdf

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<日本の名作を読む> 「語りと波紋音による「平家物語」~祇園精舎・木曾最期~」
【日時】2014年3月29日(土)開演14:00/開場13:30
【会場】プラザウエスト 多目的ルームhttp://www.saitama-culture.jp/plazawst/index.html
【料金】全席自由800円 絶賛発売中
【チケット取扱・お問合せ】SaCLaインフォメーションセンター TEL:048-866-4600
 ※WEBでチケットを購入することもできます。http://www.saitama-culture.jp/recommend/

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・」平家一門の映画と没落を中心に、平安から鎌倉時代へ移り変わる激動の時代を写し出した「平家物語」。今回はその中から「祇園精舎」と「木曾最期」を題材に、平家物語の魅力についてのわかりやすい解説と声に出して読む朗読を体験でたっぷり味わうことができます。
女優・金子あいの凛々しく鮮やかな「語り」と、パーカッション奏者・永田砂知子の時空を超えた魂の響き「波紋音」で、ドラマティックな歴史物語を美しい日本語とともに体感してください。
【プログラム】
第一部 「祇園精舎」~お話・平家物語の魅力
第二部 ワークショップ・声に出してみよう・波紋音の紹介
第三部 「木曾最期」 語り:金子あい 波紋音:永田砂知子
【出演】
語り:金子あい
波紋音:永田砂知子

2014年1月2日木曜日

2014年の初めに



年賀状に使う舞台写真を選びながら、ああ、昨年はこれ以外にもあちこちでたくさんの作品をやったなあと感慨深く思いました。思い起こせば2011年3月11日東日本大震災直後、余りのショックと自分の無力さに、もうきっと何年かは舞台に立てないのではないかと不安でいっぱいになりました。ところがいても立ってもいられず「フクシマを思う」シリーズを始めることになり、ひとつ車輪が動きだしたら、どんどんその車輪にいろんな人を巻き込んで、今度は「平家物語」を発表することになり、さらに新しい舞台に出たり、ついには芝居の自主公演を始めたり、あちこちの会から声を掛けていただきお手伝いしたり、次々に車輪が増えて大きくなっていったような感じでした。自ら舞台に立つというよりも、なにかに導かれて舞台に立ち続けたといったほうが合っているかも知れません。動かなければなにも始まらなかった。夢中で企画し、たくさんの出会いがあり、たくさんの素晴らしい才能ある方々に支えて頂き、のべ15000人(←一生懸命勘定しました)を越えるお客様の前で、芝居や朗読をしたのです。本当に本当に嬉しくありがたく思います。大きな会場のメジャーな舞台公演でしたら15000人なんてあっという間に集められることでしょう。そうではなく小さな会場で、関係者一同で一生懸命お客様を集めた積み重ねの15000人です。。。。涙がでます。年の初めに、あらためて皆様のお力添えに心より感謝申し上げます。そして何よりも観て下さった全ての方々に心より感謝申し上げます。
少しでも良いものができるよう気持ちを引き締めて頑張りますので、今年もどうぞ足をお運び下さいませ。「フクシマを思う」シリーズはもちろん、自主企画の芝居やライブもやりたいですね。そして、ぜひ全国のみなさんにもっと「平家物語」を観ていただきたいなあと思っております。上演にご興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。

それでは2014年もお引き立ての程、隅から隅までずずずい〜〜っとよろしくお願い申し上げます。

金子あい