2012年3月31日土曜日

福島市飯野町 境野邸で朗読会

昨日のあたたかさが嘘のように、昼前には土砂降りの雨の中、私と飛び入り参加の永田砂知子さんは車で福島市飯野町の境野邸に向かいました。

かやぶき屋根の素敵な古民家。
スローライフな生活と食事を実践してきた境野米子さんご一家。
しかし、茅は汚染が高く空間線量も高いそうです。
庭の畑もすべて諦めたとおっしゃってました。

飯舘村の方のお話を聞いた後に、私の朗読会「フクシマを思う」が始まりました。
今回は和合亮一さんの最新刊「ふたたびの春に」からと、長田弘さんの「詩の樹の下で」から読みました。ブルース・ヒューバナーさんの尺八で「鶴」を聴いた後に、永田さんの波紋音とともに語りました。お客様はいつの間にやら次から次といらして、わざわざ駆けつけて下さった方々もいらっしゃり満員で座敷からあふれるほどでした。本当にびっくりしました。
優しい空間に包まれて、一年経って読んだ詩を皆さんどのように感じられたでしょうか。

永田さんの波紋音ワークショップもあり、永田さんとブルースさんとの即興演奏もあり、秋田の音楽家あるまんどさんの飛び入り演奏もあり、多くの懐かしい方々に会えて濃い素敵なひとときでした。
川内村での魅力的な宴を思い切り、私と永田さんは平家の稽古のために新幹線に飛び乗り一路東京へ〜〜〜。

2012年3月28日水曜日

ささやかな

進級の時期を迎え
こどもたちは仲良しだったお友だちに
ありがとうの手紙を渡したりしているようです。

ある日ポストを覗くと
かわいらしい絵柄の封筒が届いていました。

お手紙の返事のようです。

封を開くと便せんと一緒に
小さな紙切れが。

手紙の中身はひみつ
大人が勝手に見てはいけません。

机に落ちたその紙切れは
カラフルな小さなシールでした。

お礼の気持ちを込めたささやかなおくりもの。

かわいらしさに思わずほほえみながら
こどもたちのうつくしさに胸がいっぱいになりました。

2012年3月19日月曜日

ベランダすっきり

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平家や芝居に関しては「平家物語」公演ブログhttp://heikemono.blogspot.jp/をご覧下さい!
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雑感。
正月の模様替えで不要になった、手作りのワイン木箱の棚(っていってもつなげただけですが)を処分するのに伴い、ベランダに敷いていたぼろぼろになったちゃちなウッドタイルも処分することにしました。どけたら一年分のゴミや落ち葉が下に堆積!!!

よく考えたら、、、3.11以降掃除していなかった。。。。。
ということは汚染物質もたっぷり含まれているわけで。

人間隠れてる事には気づかないのだ、ということに今更ながら気づかされました。
今朝やっと掃除してベランダがすっきり。
花粉飛びまくりで気が進まないけど
久々に大量に洗濯物を干しました。

と、そんなこんなで雑事に追われてちっとも仕事がはかどらない。
さて、コーヒー飲んで一踏ん張りしませう。

2012年3月15日木曜日

3/16金 エフエム世田谷に出演します。

ラジオ出演のお知らせです。
今週の金曜日、3月16日に私、金子あいと永田砂知子が、エフエム世田谷「悠ゆう素的」に出演します。 この番組は「和」の面白さや素敵を紹介する番組で、奈良のFMとも提携しているとか。なかなか特徴のある番組で面白そう!今から出演するのを楽しみにしています。
放送時間は午前11:30〜12:00の間。
エフエム世田谷83・4MHz
電波が飛ぶ地域は、世田谷のほかに、杉並、中野、渋谷、目黒、狛江方面。
パソコン、スマートフォン、iphoneなどでも聞くことができるようです。
詳しくはエフエム世田谷HPご覧ください。
http://www.fmsetagaya.co.jp/ 

平家物語の見どころや、どうやって二人で音と言葉を組み立てていくのかなどお話しできればいいなあと思っています。波紋音の演奏と語りのさわりの部分もやる予定です。波紋音の音をまだ聞いたことがない方ぜひお聴き下さい!
*予告 来月4月4日 文化放送「くにまるジャパン」に金子&永田が出演の予定。お楽しみに。

2012年3月12日月曜日

震災は続いている

テレビやラジオがこぞって、あの日何が起きたかということを振り返った今日。2:46には、私も犠牲となった方々に黙祷を捧げ献杯した。そして、被災地の新しい未来を心より祈った。
明日から各局がどういう姿勢で報道を続けるのか、よく見てみようと思う。

当時の映像には釘付けになった。忘れる事などできない出来事だ。じっと見ているうちに、当時、原発事故を前に絶望的な気持ちになったことが思い出された。

そして、復興はどう進んでいるのか?全く進んでいないのか?被災された方々はどういう日常を送っているのか?仮設住宅はどうなっているのか?仕事は?補償はもらえているのか?子供たちの被曝はどうなっているのか?原発では誰が作業をしていて、その人達の被曝健康管理は大丈夫なのか?予算がないから東京電力はやるべき作業を棚上げしているのは本当なのか?知りたい、知らなければならないと思った。

うっかりすると震災が終わったとおもわされそうだ。
何も終わってはいない
そのことをメディアはもっと必死に伝えるべきだ
政府の広報や電力会社のいいなりになることをやめて、あらゆる事に疑問を持つべきだ。

ところで今日は、番組内の当時の映像よりも、番組の合間に流れた「AC」のCMにストレスを感じた。あのとき強制的につながろう助け合おうと「作られた」映像を見せつけられた記憶が蘇る。つながろう助け合おう−が嫌なのではない。そのCMの裏に、命に関わる重大な情報を隠蔽していた政府と電力会社と、それにつながっている広告代理店が垣間見えるからである。

震災と東京電力の原発事故は、これまで私たちの社会が内包していた問題を一挙に吹き出させることとなった。
一年前とこの国も電力会社もメディアも何も変わっていない。情けなくて憂鬱になる。

この一年私は何ができたのだろうか?己の非力が悔しい。

しかし、小さな力が大きな流れを作ると信じて明日からの一年もできることをやっていこうと思う。

2012年3月11日日曜日

うん十年ぶりの剣道部同窓会

中学卒業以来、ウン十年。
はじめて剣道部の同窓会に参加しました。

そうです。
わたくし、剣道部だったのです。
小学三年生から(親に強制されて)地元剣友会に通い、
中学時代は吹奏楽部がなかったので剣道部に入りました。
都大会ベスト8になったこともありました(すっかり忘れてましたが)
運動音痴の私の唯一の輝かしい成績です。
ちなみに何を間違ったか、大学時代も剣道部でした。吹奏楽部がなかったので。

剣道の稽古はとても厳しかったので、好きじゃなかったのですが、
こうしてみると、意外に長くやってたんですね。どうしてだろう??
何か引きつけるものがあったのでしょうね。

さて、店に入ってすぐは、ぱっと見て分からなかった同級生や下級生の顔も
しばらく話していると、話し方や笑顔など、昔のままでちっとも変わらない!
どんどん懐かしい記憶が蘇ってきます。
しかも、当時中学生だった自分たちにはものすごく年上に見えた顧問の先生が
実は十歳しか年が離れていないと知ってびっくり!
あのときは子供と大人だったのに、今やどちらも立派な中年(笑)。

そして、当時の私を知っている人たちが私の顔をまじまじと見ながら
口をそろえていったのが
「そんなに色白かったっけ?」
「そう、日に当たらなくなって白くなったけど、昔はあれくらい色が黒かったのよね」
と焦げ茶色の床板を指さすと、さすが当時を知る同窓生達!大きくうなずき
「うん、これくらい黒かった!」

当時、同級生のUさんがとても強くて、勝った覚えがなかったので、
自分は弱いと思っていたのですが、
先生から「強かったよ、しなやかな剣道だった」と言われてちょっと嬉しかったデス。

とても嬉しく楽しいひとときでした。皆さんありがとう。

剣道部の皆さん
4月の平家物語を是非観にいらしてください。
袴姿で戦う私を見たらきっと当時を思い出しますよ〜。
(あ、そういうところには剣道の経験が役立っているかも)
ただし、客席で大きな声で「かわらねえなあ〜」と言わないように(笑)。

また、会えるのを楽しみにしています。

2012年3月7日水曜日

第91回粟谷能の会

「景清」粟谷明生(撮影:BOZZO)

「砧」粟谷能夫(撮影:BOZZO)
始まる前に解説をする私(撮影:BOZZO)
3/4に開催された粟谷能の会。
満場のお客様で活気にあふれた客席を見て、とても心強く思いました。

私が演能前に解説をするのは今回が2回目。能の研究者ではなく、かといって長くお稽古しているのでまんざら能を知らないわけでもない。だれ?という感じはぬぐえないだろうなと思いつつ門下生と名乗っているわけですが、どういう立場で何を話すべきか、毎回大変に悩みます。今回はメモを元にある程度その場でしゃべってみました。しかし痛恨の敬語の凡ミスが一カ所。あ〜〜脳の回転に口の動きがついて行かなかった!悔やまれます。ご容赦を。

読むと聞くでは違うので、始まる前にあらすじをお話しし、いくつかの見どころをさりげなく皆さんに意識していただき、さあ、どうぞこちらの世界へ。と誘う。それが私の役目かなと思います。
まだまだ、工夫しながら、客席の皆様と一緒にわくわくうっとりする能の世界へ私も身を委ねようと思います。

能楽師の揺るぎない技と表現は本当に美しいです。
ぜひ皆さんも能楽堂に足をお運び下さい。



2012年3月6日火曜日

ついにデロンギが〜〜〜

〜〜〜連日のほぼ徹夜続きとこの寒さで24時間フル稼働の我が家のデロンギオイルヒーターちゃん。先週の土曜日の未明に、じじじじっと言ってるなあ、と疑問に思いつつもしばらく放っておいたら、なにやら焦げ臭くなってきて、慌てて消しました。
翌日、おそるおそるスイッチを入れてみると、隙間から見えるスイッチ裏の配線の部分の一部がフィラメントのように赤く発熱しているではありませんか!ほんのり焦げ臭さも。。。。
これ、さすがにまずいのでは??今までなかったことと思います。
で、いつ買ったのかなあと調べてみたら、9年前。

え”〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ?!

もう9年????

そんなに年を経ていたなんて知らなかった。
光陰矢のごとし。高速を通り越して光速な感じ。間もなく音速かも。

サービスセンターに電話したら
製造が終わってしまったので部品ないかも、なくても修理できるかも、とりあえず送って診断してみますか?と聞かれ、できれば直して使うべきだと思ったけど、価格.comで見ると安いのは修理代の倍くらい。コンセントなんかも改良されていて、悩んでしまう。
一番悩むのは送ってみて修理できないとなったときに、診断費が余分にかかってしまうこと。う〜〜〜〜ん。どうしよう。

そんなわけで、決めかねて
とりあえず久々にエアコン使ってますが、
尋常でなく乾燥しますねえ!
まいったまいった。

3/4多摩地域のタウン紙asacocoに取材していただきました

前身のアサヒタウンズから根強い読者のいる多摩地域のタウン紙「asacoco」。先日の3/4日曜日の朝日新聞に折り込まれています。見落とした方古新聞置き場へレッツゴー!
今回の平家物語公演についてじっくり取材して書いて下さいました。とてもいい記事なのでご紹介します。
(といいつつ、この大きさで読めるのかしら?ちょっと載せてみます)