2011年5月22日日曜日

【ライブ報告】“フクシマ”への深く熱い思いに満ちたライブでした〜和合亮一・詩の礫がくれたもの〜


5/16、無事「フクシマを思う」を開催いたしました。

ご報告が遅くなりました。
お伝えしたいしたいことが沢山あって、何から書けばいいのか分かりませんでした。ほんとうに心がゆさぶられるすばらしいひとときとなりました。お忙しい中、お集まり下さった皆様、支えて下さったボランティアの皆様、会場をお貸し下さった光専寺様、心より感謝申し上げます。


会場のお寺の本堂には、150名近いお客様がお見えになり、襖も取り払いぎっちり満席になりました。


静謐な空気の中、ブルースさんの尺八による、魂を鎮めるという意味を持つ古典曲「真虚霊」が響き、


永田砂知子さんの波紋音(はもん)の大地を鎮め浄化するような不思議な音があたりを包み込みました。


そして、和合さんの詩を私が語り始めると、静寂さはさらに増し、150人がみな息を潜めながら、詩の礫の言葉一つ一つに聞き入っていました。どなたか泣いていたようでした。

和合さんの詩を知らなかった方も沢山いました。教えてくれてありがとうと言われました。帰ってから早速和合さんのTwitterを読み始めた方もいました。

当日は、思潮社さまのご協力により和合亮一さんの特集が組まれている、「現代詩手帖」を特別販売したのですが、沢山の方がお買い求めになったようです。


第3部ではブルースさんが撮影したフクシマ各地の美しい豊かな自然をスライドで見ながら、みな、それぞれにフクシマへの思いを語りました。
とおく福島市からいらして下さった方は福島の厳しい現状をお話し下さり、お仲間から託された言葉を伝えて下さいました。川内村出身の方はブルースさんのスライドを見てここが放射能に汚染されたのかと悔しそうでした。戦時中に疎開していたという方は自分は福島に育てられた、今の福島をおもうと胸が痛いと何度も言葉を詰まらせました。

会場にいらしていた作家の澤地久枝さんは、私たちはこれから「フクシマとともに生きていくのです」「原発はいりません」と発言して下さいました。

そこにいたすべての人が福島を深く思い「フクシマと共に生きる」覚悟を胸に刻みました。


皆様からいただいた入場料は、経費を除き残りすべてを福島県災害対策本部にお贈りしました。また、思潮社さまからも売り上げの一部を義援金としてお預かりしましたので、併せてお贈りしましたのでご報告いたします。



★なお、このライブの模様は、
5/24火曜日20:00〜21:00むさしのFM78.2Mzで特別番組として放送されます。
聴取可能なエリアにお住まいの方は、ぜひ、お聴きになって下さい。
http://www.musashino-fm.co.jp/onair-info/

★また、5月末のNHK21:00〜ニュースウォッチ9でも、和合亮一特集の一環として放送されます。放送日が決まり次第お知らせいたします。



★今週の「週間きちじょうじ」巻頭に掲載されています!
http://www.tokyo-net.ne.jp/kichijoji/weekly/2011/1889/index.html






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