2009年2月24日火曜日

モナコ公国モンテカルロバレエ団 を観た

ミックスプロ「アルトロ・カント1&2」
第一部はモダンジャズ(だったとおもう)の流れる中
端正な動きの連続。
移動する白い壁だけが舞台装置で、
動かすたびに背景の影が大きくなったり小さくなったり
当てる照明の色が様々にくみ合わさって
不思議な景色。
第二部は、グレゴリオ聖歌のような教会音楽と
ロウソクがモチーフになっており
カールラガーフェルドの印象的な衣装の着た男女が
淡々と繰り返し繰り返し踊る
スカートをはいた男と女、ズボンをはいた男と女。
性はフラットにされ原始的な祈りのような不思議な感じ。

観ている最中は、特別奇抜でも崩れている訳でもなく
ともすれば退屈しそうになったのだが、
数日経った今、どの舞台より脳裏に刻まれている。
振付家ジャン=クリストフ・マイヨーの底力か。

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