2009年4月5日日曜日

リンカン舞台写真と「運転免許私の場合」
















写真家・佐藤莫河さんが撮って下さったリンカンの舞台写真の中でも
一番気に入っているのが、この再プロポーズのシーン。
緊張感が甦ります。


さて先週になりますが、
私の大好きな友人が出ている芝居を見に行きました。
在外研修の成果を発表するという公演で
アメリカのポーラ・ヴォーゲル作の「運転免許わたしの場合」1997年
という作品で、一口にはうまく言えないけど
アメリカ南部の街にすむわたし(チビちゃん)は
義理の叔父のペックに運転技術を習うのですが、
11歳の頃から叔父さんに性的虐待を受けていたり
家族の中で孤立する叔父の寂しさとか、アル中とか、
虐待の連鎖とか世代によるセックス感の違いとか、
チビちゃんは叔父を最終的には拒絶しますが、
しかし何か彼に対して憎「許し」「愛」のようなものがあったり、とか
タブー満載の刺激的な作品でした。
冒頭の写真で演じたリンカンの1840年代から150年経って
二つの戯曲に描かれたアメリカ女性はどう変わったのか
あるいは変わっていないのか。
そんなことを考えさせられました。
面白かったよ。



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