2014年8月15日金曜日

アリスin多賀城、心が繋がる公演でした♪

「 日生劇場 meets 仙台フィル アリスのクラシックコンサート 5つの魔法の声 多賀城公演」8/10、多賀城市民文化センターで大盛況のうちに幕を閉じました!
お越し下さったお客様、素晴らしい演奏をして下さった仙台フィルの皆さん、全てのスタッフの皆さんに心より感謝申し上げます。

今回は寄せられたアンケートの数がすごかったんですよ!日生劇場では合計800枚、多賀城公演ではなんと450枚!キャスト一同すべてのアンケートを読ませて頂きました。登場人物のイラスト入りのもの、可愛い字で裏側にまで感想を書いてくれたもの、大人の方々からのご感想までどれもこれも嬉しい感想がいっぱい。本当にありがとうございました。

それでは多賀城公演のご報告です♪

8/8に仙台入りした我々キャスト一行。はやぶさは速い〜っ!ワクワクする気持ちを抑えきれず、往きの東北新幹線ですでに久々に会ったいとこ同士の夏旅行並みに盛り上がりを見せる女子。
左からワタクシ、演出助手の伊奈山さん、主演の鵜木絵里ちゃん。
1日目はオケ合わせ。ワタクシ、仙台フィルさんとご一緒するのは今回が始めて(そもそもオケとご一緒する仕事は少ないですけどね)。と言っても20数曲あるうちで、ワタクシが歌うのは最後の1曲。しかもソロは2小節のみ(笑)。ほとんどの時間を客席で歌と演奏を聴くという役得。オーケストラが変わると音の響きや細かい表現も変わるんですねぇ。面白い!素敵!やっぱり生音は凄いです。ワタクシの仕事時間は正味3分でした(笑)。
オケ合わせちう
さて、早々とホテルにチェックインした我々一行は仙台の街へ繰り出す前にケーキタイム(明日からは体力勝負だからね、食べとこ、食べとこ)。このお店とても美味しそうなゴージャスなケーキがいっぱい。テノールの高田さんはケーキセットの飲みものを頼む時に「シャンパンありますか?」ときいて若くてきゃわゆい店員にどん引きされてました。さすがだ(笑)。


左から、斉木ゾウ、鵜木アリス、与那城ウサギ、高田ネコ、彌勒トリ、金子ハートの女王。
ケーキを待ってます。


この日は仙台七夕祭りの最終日、七夕飾りを見るのははじめてです。台風の影響で雨脚が強くなった仙台市内ですが、浴衣の人も多くすごい人出!アーケードというアーケードに数えきれないほど下がった飾りと人の波をかき分けかき分け辿り着いた先は「昭和」のかほり漂う横丁(名前は忘れちゃった…)。

ぜんぶでいくつあるんだろう〜と思わずにはいられない大量の飾りは圧巻でした。
映画か舞台のセットかと思うような古いたたずまいのアパート?やお店 がそこかしこにあり、もぉ〜たまりませんっ!!しかも新しいこじゃれたバーやお店もいっぱい。毎日通っても飽きなさそう〜。夕食を食べたお店も美味しくってご機嫌ちゃんでホテルに帰りました。
何とか横丁には映画のセットかと思うような昭和の世界が残っていました〜。
翌8/9、会場である多賀城市民文化センターに到着するとロビーには私たちの等身大のパネルが!テンションマックス、さっそく記念撮影。お客様が喜んでくれるといいなあ。
出演者の身長に合わせて本当に「等身大」のパネル。
ちょっと照れくさいけど、それぞれのキャラクターがばっちり写ってるいい写真です。
来年3月の可児市にも登場しますよ!


場当たりの後、仙台フィルの皆さんと共にゲネプロを行います。日生劇場とは舞台の寸法やバックヤードの動線や楽屋からの距離が異なるので、体に覚えさせます。

今回の舞台美術は「プロジェクションマッピング」という最新技術を使いました。東京駅とかディズニーランドのシンデレラ城などの建物にピッタリ合わせて映像を投影するアレです。白いキノコ型の大道具や吊りものに色とりどりの映像が投影されてそれぞれのシーンを盛り上げました。実は出演者はこのプロジェクションマッピングの映像を舞台上でほとんど見られないので、自分が演じているシーンでどんな映像が映し出されているのかさっぱりわからないまま(それでも十二分に舞台上は面白いです(笑))だったのですが、このゲネプロを撮影して皆でざっと見たらものすごい映像効果でびっくり!またまたテンションマックス!明日の本番が楽しみになりました。

ハートの女王のお城のシーン。
女王の椅子以外は全てプロジェクションマッピングの映像。

翌8/10、近づく台風であいにくの雨となりましたが、会場には続々とお客様がやってきます。今回も「警備隊長」はロビーを巡回警備しました。といっても日生劇場のようにロビーが大きくて複雑ではないので、巡回もあっという間。そこで、パネルを警備することに(笑)。
これで今回の登場人物勢揃いです〜!すこし離れた所に立っていたのですが、開演前にパネルの前で記念撮影する親子連れが何組もいらっしゃいましたので、シャッターを切る瞬間に気付かれないように一歩近づいては一緒に写真に入ってみました。ウッシッシ(笑)。後で写真見てびっくりしたことでしょうね〜〜。

警備隊長とハートの女王が同じ人とはお釈迦様でも気が付くめぇ。
本番は、本当に素敵でした。今回のテーマ「音楽は心を繋ぐ」「離れたら何度でも繋ぎなおせばいい」そのことを舞台に乗っている私たち自身が一番感じたミラクルな時間でした。舞台は幕が上がったら必ず幕が下ります。どんなにそのままでいたいと思ってもそれは叶わない。儚いからからこそ胸を打つのかもしれません。はじめは遠慮がちな多賀城のお客様も最後には大きな声で一緒に歌って下さって、いっぱいの拍手を頂きました。そしてカーテンコールも終わり、出演者が袖に引っ込んだ後、舞台に残った仙台フィルさんとお客様の間で歓声が上がりました。震災後、被災地での演奏に力を入れて来た仙台フィルさんの想いが私たちにも伝わってきてうるうるしてしまいました。

最後に記念撮影、パシャリ!また来年3月に可児市公演で会いましょうね。
そして、来年7月の日生劇場アリスのクラシックコンサートにもぜひまた足をお運び下さい♪

またね♪

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