11/28のイベントのお知らせをブログでしました。
フクシマを思うシリーズ3
「フクシマの今を聞く」
この「福島」をカタカナで表記することに対して無神経であるというコメントを頂きました。
コメントはしなくても不快に思われた方々が他にもいらっしゃると思います。
福島からゲストをお呼びして福島の現状をお聞きするのですから、確かに「福島の今を聞く」というほうが適切かもしれません。
ご不快な思いをさせましたことを深くお詫び申し上げます。
このイベントの第一回目を企画したのは四月の半ば。
東京では福島でなにが起きているか情報がなく、この未曾有の震災と原発事故に対して私たちはどうすればいいのか、おろおろと困惑するばかり。ともかく何か動いてみようと5/16に第一回目を開催しました。
名称は、東北の中でも、やはり震災の被害に加え原発事故の被害が深刻な福島を考えなければということで、「フクシマを思う」といたしました。
何故、カタカナか。
福島の問題は、福島だけのものでなく、日本の、世界の問題として、そして、東京に住む私達は自分たちの問題として考えなければならないという意味を込めています。
イベントに参加したアーティストも大勢のお客様も、みなさん、心から福島を思い、何かしようと真剣な熱い気持ちを持っています。
福島の皆さんの大切な故郷を軽々しく扱うということでは決してありません。
何故このイベントは東北ではなく、福島なのだ、とのお怒りもありました。
しかし、私達は今後長い年月、原発事故とともに生きていかなければなりません。福島と共に生きていくのです。
東京ではいとも簡単に福島や原発事故のことを忘れて生活することができます。それではいけない。せめて忘れないように「思い直す」機会を作ろうとこれからも手弁当で、長く続けて行こうと思っております。
ご納得はいただけないかもしれませんが、ご理解いただけましたら幸いです。
金子あい
2 件のコメント:
福島市出身の角田康介と申します。
少なくとも私の周辺の親戚知人に限って言えば、ほぼ100%の人間が「フクシマ」というカタカナ表記に嫌悪感を感じています。
ただ福島は内向的が人間が多いので、例えそれが本音でも(特に善意で活動してくれる人に対して)はっきり嫌だと意思表示はしないように思われます。
何が正しいのかはわかりません。
http://togetter.com/li/168778
上記のまとめに様々な意見が出ておりますので、宜しければ参考にして頂けたら幸いに思っています。
突然の書き込み、そして用件のみをご容赦ください。
角田康介様
ご丁寧なコメントを誠にありがとうございました。
このようにご意見を頂戴することは私どもにとっても大変勉強になります。
福島の方のカタカナ表記に対する嫌悪感、私にも大変よくわかります。そして、(善意で活動する人に対して)はっきり意思表示しにくいというのもよくわかっております。
リンク先のご意見も拝読いたしました。参考にさせていただきます。
本当にありがとうございました。
このささやかな会は、東京に住む方々への意識啓発を目的としております。効果的な方法を考えざるを得ない部分もあります。
これだけは信じていただきたいのですが、出席者は誰一人として福島を差別するような方はいらっしゃいません。みな、この国の対応に憤りを感じどうにか変えなければと思っている人ばかりです。それだけはお伝え申し上げます。
一番重要なのは、様々な立場の人が様々な考えで、このどうしようもない政府や東電に対して声を上げなければならないということだと思っております。
こんなささやかな集まりなど、原発推進の連中にとっては蚊ほどの力もないかもしれません。それでも、何もしないで黙っていては、それこそ何も変わらないと思うその一心です。
ご意見に心より感謝申し上げます。
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