2012年2月2日木曜日

内部被曝について考えよう〜フクシマを思う4「放射能汚染から農業は取り戻せるのか?〜チェルノブイリと福島〜」

アーティストが主催するのに、むずかしいタイトルだなぁと思われた方もいるかもしれません。

東京電力福島第一原発の事故以来、放射能汚染により福島の方々は健康で平和に暮らせる故郷の土地も家も職も奪われ、多かれ少なかれ日本中の土地と海に放射性物質が降り注ぎました。過去形ではありません。いまだ毎時7万2千ベクレルの放射性セシウムが大気中に放出されています。私達は放射能とともに生きて行く覚悟をしなければなりません。

ひとりひとり、どう受け止め、考えればいいのか。人任せにせず、自分に引き寄せて考えるためにも、やはり少しずつでも学ぶことはとても役に立つと思います。そのためにこの会でも今年は、朗読や音楽に加え、いろいろな方にお話をしていただき、皆さんと一緒に感じて考えて行ければと思っています。皆様のご参加をお待ちしております。

22年間チェルノブイリ救援中部とともに支援活動をされてきた河田先生。
内部被曝の被害で健康被害を生じた人の半数は、初期に放射性物質を含んだ空気を吸い込んだことが原因。残りは汚染された食べ物を数年間にわたり食べ続けたものだとおっしゃっています。

内部被曝とはいったいどういうことなのでしょう?何を食べればいいのでしょう?安全な農地を確保することは可能なのでしょうか?福島の農地はどうなっているのでしょうか?私達は福島の農家をどう支えていくことができるのでしょうか?

チェルノブイリでのデータや、研究で分かってきたことを福島と比較しながら河田先生は大変わかりやすく話されます。チェルノブイリでの経験を元に、汚染除去や暮らしの中の被爆対策を提言して頂きます。

そして、間もなく震災から一年ということで、辺見庸さんの詩集『眼の海』から一編。仙台の詩人斎藤紘二さんの「石棺」。そして、もう一度原点に立ち返り、心に刻む為にも、吉祥寺ではまだ読んでいない和合亮一さんの「詩の礫05」を橘政愛さんの打楽器とともに朗読します。

会場では、東北物産館と二本松農園の放射能測定をした農産物の販売も行います。

週末は少し寒さが和らぎそうです。
ぜひぜひ、皆様お誘い合わせの上お越しください。お待ちしております。



●フクシマを思うシリーズ4
「放射能汚染から農業は取り戻せるのか?〜チェルノブイリと福島〜」
2012年2月5日(日)14:00開演/13:30開場


 ゲスト:河田昌東(NPO法人チェルノブイリ救援・中部理事)朗読:金子あい/打楽器:橘 政愛
会場:吉祥寺南町コミュニティセンター ホール
武蔵野市吉祥寺南町3-13-1(0422-43-6372)
吉祥寺駅公園口下車井の頭通りを西荻窪方面に徒歩約12分、前進座隣り
料金:2000円




お問合せ・ご予約  090ー2474ー7911(鎌内) fukushima.omou@gmail.com

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