2012年3月7日水曜日

第91回粟谷能の会

「景清」粟谷明生(撮影:BOZZO)

「砧」粟谷能夫(撮影:BOZZO)
始まる前に解説をする私(撮影:BOZZO)
3/4に開催された粟谷能の会。
満場のお客様で活気にあふれた客席を見て、とても心強く思いました。

私が演能前に解説をするのは今回が2回目。能の研究者ではなく、かといって長くお稽古しているのでまんざら能を知らないわけでもない。だれ?という感じはぬぐえないだろうなと思いつつ門下生と名乗っているわけですが、どういう立場で何を話すべきか、毎回大変に悩みます。今回はメモを元にある程度その場でしゃべってみました。しかし痛恨の敬語の凡ミスが一カ所。あ〜〜脳の回転に口の動きがついて行かなかった!悔やまれます。ご容赦を。

読むと聞くでは違うので、始まる前にあらすじをお話しし、いくつかの見どころをさりげなく皆さんに意識していただき、さあ、どうぞこちらの世界へ。と誘う。それが私の役目かなと思います。
まだまだ、工夫しながら、客席の皆様と一緒にわくわくうっとりする能の世界へ私も身を委ねようと思います。

能楽師の揺るぎない技と表現は本当に美しいです。
ぜひ皆さんも能楽堂に足をお運び下さい。



0 件のコメント: