2009年5月13日水曜日

怒涛のひと月が過ぎて

六道輪廻という舞台で、
京都大阪東京公演してきました。
六道とは、
天、人間、畜生、餓鬼、修羅、地獄
の六つの世界を死にかわりしながら、
誰もが廻っているという世界観?宗教観で、
そこに生きながら迷い込んでしまった
メイユレー(若村)や父のサンサーラ(万作)、
酒屋のサットバ(石田)らの話を軸に、
天と修羅の戦いなどが繰り広げられるんです。
見たことのない六道の世界を描くのに、演出野村萬斎さんはもちろん、
スタッフ出演者一同考え込んでしまいました。
映画ならCG使って天上界から餓鬼道へ
ひゅ〜〜と落ちていくのとか、
天人の子が空を飛ぶのとか、
簡単なんですけどね。
今更ながら、
舞台って超アナログなんだなと実感しました。
子役に「…君、飛べる?」と思わず聞いてみたりして。
そんなわけで、
コテコテのアナログ絵巻物となった舞台では、
六つの世界の文字 が書かれた扉が
様々な組み合わせで開いたり閉じたりして
場面が転換していきま す。
そこで大活躍したのが我々コロス軍団!
美女(←台本にそう書いてあるの)四人と
後ろは万作の会の狂言師の皆さん。
赤や青のアイシャドウが癖になったらしいです。
売れない中年のホストって噂も。
いや〜もう扉を
開けて閉じてしまくりましたぜ。
し かし悲しいことに
脳みそが順調に老化しはじめた私は、
中々順番が覚えられない 〜。
優雅な天女の笑顔の舞台裏では
鉄道マニアも顔負けの必死の指差し確認。
あぁ、かなし。

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