2009年11月15日日曜日

こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!

テアトル新宿で公開中のこまどり姉妹のドキュメンタリ映画を見てきた。

少し前に新聞で紹介されてとても見たいと思っていた作品だ。

「これが双子の生きる道」という副題がついている。

我々の世代はこまどり姉妹と言えば

小学生の頃にテレビで見た記憶がかすかにある。

映画はインタビューと昔の映像で綴られており、1時間15分。

すぱっとした後味で胸がじんじんして切なくて元気が貰える。

11歳から生活のために歌い始めた姉妹。

北海道から夜逃げして門付して流しをしてレコード出して

大人気になってファンにさされて未婚の母になってガンになって

71歳の今も尚、現役で歌い続ける2人の笑顔は優しくて

見ている我々があったかい気持ちになった。

輝やかしい日々と苦労と貧しさと

1時間15分では到底語り尽くせるはずもない。

しかしとても勇気が湧いて来る。

「好きで歌ってる訳じゃないのよ。

生活のために歌う、そういう運命だったとしかいえない。

でも、私たちには歌うしかないのよ」

私はどういう訳だか、この映画を無性に見たくて、

いや、見なければならないような気がして。

それは、このところ、女性を描く骨太な良い作品って

舞台も映画も少ないなぁと思っていたからかもしれないし、

自分の中の覚悟というか力みたいなものが欲しかったからかもしれないし

歌を歌い続ける人の生涯を見たかったからかもしれないし、

はっきりしないのだけれども

しかし、見てよかった。胸に響いた。

歌も素晴らしい。

感動に浸りながら席を立つとロビーに人だかり。

?? なんとっ! なんとーっ!!

本物のこまどり姉妹がそこにいるではあーりませんかっ!!

うわーーー!! 迷うことなく突進して行き

「すいません!写真撮らせて下さい!感動しましたぁ!!!」

泣きそうになってしまった。

生きた観音様2体に突然遭遇したような感動と興奮。

何度も握手してもらった。

お二人は「まあ、こんなに若い方が沢山来て下さるなんて

信じられないわ。待ってて下されば皆さん全員と撮りますからね。

有難う。おかあさんやお婆ちゃんに聞いてみてねぇ。」ととても嬉しそうだった。

お二人はとても小さかった。そしてとても素敵でした。

これが一緒に撮った写真です。

今日の星占いは超ラッキーデイだったのだけど

ほんとだった。




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